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2021 Week2 チャージャーズ (LAC) vs カウボーイズ (DAL)

LAC 17-20 DAL

         1  2  3  4 Total 
DAL: 14  0  0  6  20
LAC:   3  8  3  3  17

前半LACの2度のターンオーバー、多くの反則で攻撃にリズムが作れず、DALに11-14でリードを許しました。後半2つのTDパスを決めるも、反則で無効、K Viscainoの2つのFGで17-17と追いつきましたが、さよならFGを決められ17-20で敗戦しました。

試合経過

1Q:
DAL: 0-7: 最初のドライブ、ランパスとも止めきれず、4回フレッシュを更新され、最後はRB Pollardの4yds TDラン(TFP成功)
DAL: LAC WR Allenへの左へ流れるショートパスをCB Diggsが素晴らしい反応でインターセプト。
LAC3-7: DAL WR LambへのパスをCB Samuelがインターセプト。それで得たたドライブでK Viscaino 46yds FG成功。
DAL: 3-14: RB Pollardのラン、WR Lambへのパスが小気味良く進み、最後はRB Elliottの5yds TDラン(TFP成功)
2Q:
LAC11-14: 不要な反則が多く、各レシーバーにパスを投げ分け、最後はWR Williamsへの12yds TDパス(TFP 2ポイント成功)
前半終了 LAC 11-14 DAL
3Q: 
LAC14-14: WR Allenへの42ydsパスもあり、DAL陣13ydsまで攻めるも攻めきれず、K Viscaino 32yds FG成功で同点。
4Q:
DAL: 14-17: RB Pollardが2回の20yds超のビッグゲインがありましたが、LB Fackrellのサックでフレッシュ更新を阻止、最後はK Zuerleinの34yds FG成功。
LAC17-17: WR Allenへの30ydsパスでG前まで前進するも、TE Cookへの2yds TDパスは、イリーガルシフトの反則で罰退、さらに不可解なQB Herbertのサック判定でさらに後退、結局K Viscaino 29yds FG成功で同点。
DAL: 17-20:  残り3:49、DAL陣13ydsからのドライブ、ショートパスとランで時間を使いながらLAC陣41ydsまで進み、最後はK Zuerleinの見事なさよならFGで試合終了となりました。
(LAC: 1勝1敗)

爆発しきれないオフェンス

QB Herbertの成績は2週連続の300yds超えの338yds。RB Ekelerに9回、WR Williamsに7回、Allenに4回、TE Cookに3回と9人のレシーバーに投げ分け、総じては悪くなかったです。ただ1 TDパスに終わり、2回のインターセプト、反則での2 TDパスの取消し、不可解なサック判定とHerbertにとってはストレスの溜まる結果となりました。
OLはRT Bulagaが前週の負傷でIR入り、代わりのNortonが急造でEDGEのDAL D1巡ルーキーLBのParsonsのスピードに対応できず、狙われ所となりました。またOLを中心に不用意な反則が多かったですね。チームは2017年から2019年まで在籍したMichael Schofieldと契約しました。G/Tプレー可能で頼もしいバックアップになりそうです。
RB Ekelerがランレシーブともキレキレであったのが光です。プレーコールも昨季多用していたスクリーンパスや、中央へのディープパスをもっと使えば相手守備もプレーが絞れず、Herbertももっと伸び伸びとしたプレーができるのではないでしょうか。WR Guytonをディープのターゲットとしてもっと使ってほしいですね。

WR Mike Williams 絶好調

WR Williamsが開幕から好調です。昨季は48回レシーブの756ydsとあまりHerbertと相性が良くないのかなと思っていましたが、開幕戦は8回82yds, 1 TD、この試合は7回91yds 1 TDと1st ターゲット待遇で好調を維持しています。この試合の唯一のTDはWilliamsのランアフターキャッチで2人のディフェンダーを振り切った素晴らしいプレーでした。

ランディフェンスの弱点露呈

DT Jonesが欠場の守備フロント陣、RB PollardとElliottに二人で180ydsと走られまくりました。DALのOLがRG Martinを中心に素晴らしかったのもありますが、フロントにTillery, Joseph, Covingtonと3枚入れる布陣が多かったにもかかわらず、ランを抑えることができませんでした。特にTilleryのやられっぷりが目立ってしまいました。BosaもバックアップのRT Steeleを攻略できず、前週とは違い、サックはおろかプレッシャー0という残念な結果に終わりました。
Harrisが不在のセカンダリーにはSlot CBにJamesがAdderleyの相方SにGilmanが入りました。ILBが一人のフォーメーションを多用した為、ランサポートが不十分に感じられました。両Sは決して上がりが速くないので、頼りはレシーバーをカバーしながらのJamesのみと厳しい状況でした。MurrayもWhiteも一人でも良いプレーがあっただけに2人体制だともう少しランを止めれていたのではと思います。
前半で結構走られていたのでHC Staleyなのか、DC Hillの考えなのか、修正能力に疑問が残りました。Tranquillの出場機会(11スナップ)が少ないのも疑問です。Murrayが途中離脱しなければ、数プレーに終わっていたでしょう。

CB Asante Samuel Jr. 初インターセプト!

ルーキーCB Samuelが元気です。Harrisが欠場した為、守備でほぼフル出場、前半、WR CooperへのTDパスをタイトカバーで阻止、その後のドライブでは初のインターセプトを記録しました。主にCooperをカバーしていましたが、開幕戦で13回, 139yds, 2 TDのレシーブを記録したCooperを3回のキャッチ、TDは0に抑えました。アグレッシブなプレースタイルが魅力でますます楽しみです。

今年のルーキー(Week2)

D1巡 OT Slater: Week 1に続き、攻撃全スナップ出場。全プレー完璧とは言いませんが、プレーを潰すミスは皆無。逆サイドでNortonがやられたParsonsもほぼ完封、被サックはゼロ、素晴らしい活躍だと思います。
D2巡 CB Samuel: CB2として97%の守備スナップ出場。4 タックル、初インターセプトを記録!
D3巡 WR Palmer: WR4として出場、2回捕球 21ydsを記録
D3巡 TE McKitty: Inactiveで欠場
D4巡 EDGE Rumph: 守備で6スナップ、STで出場、スタッツ無し
D5巡 G/T Jaimes: 不出場
D6巡 LB Nieman: STで出場、1 タックル
D6巡 RB Rountree: RB3として出場、1回-1yd
D7巡 DB Webb: STで出場、スタッツ無し

まとめ

不可解なジャッジ、反則による2つのTDの取り消し、ラン守備の不甲斐なさと内外からストレスの溜まる敗戦でした。一つ上手く転がると勝てた試合でした。
HC Staleyの反則を出さない規律含め、ここからの修正に注目したいと思います。
次節は憎きKCです。第2週にBALに接戦で競り負け、同じ1勝1敗です。HC StaleyはKCとは、LARでDCを務めた2020年以降では初めて対戦になります。どうやってあの攻撃を抑えるプランを準備するのかとても楽しみです。
Go Bolts!

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