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2022 Week9 チャージャーズ (LAC) at ファルコンズ (ATL)

Week 8はBYEだったチャージャーズ、WRやEDGEと負傷者の多いポジションの補強が期待されましたが、大きな動きは無く、現有戦力でWeek 9を迎えることになりました。

さてファルコンズ戦はQB Herbertと今季からファルコンズにエースとして移籍してきたMarcus Mariotaのオレゴン大出身QB対決となりました。

Los Angeles Chargers 20 - 17 Atlanta Falcons
at Mercedes-Benz Stadium, Atlanta, GA

1Q、ファルコンズのルーキーRB Tylor Allgeierの44yds TDランで大きく前進し、RB/WR Cordarrelle Pattersonの1yd TDランで先制、そしてK  Younghoe Kooの29yds FGで追加点で0-10となる。
2Qはチャージャーズの反撃、WR Palmerへのパス、RB Ekelerのラン、パスでリズムをつかみEkelerの2yds TDラン、前半終盤にはまたEkelerの1yd TDレシーブで14-10と逆転に成功する。
3Q、EDGE Mackの強引なボール奪取で攻撃権を得るも、WR Palmerへのパスがチップし、ファルコンズS Richie Grantがインターセプトで攻守交代、Allgeier、Pattarsonのランヘビーオフェンスを止められず、Pattersonの3yds TDランを許し、14-17の再逆転。
4Q、先ずアトランタK Kooが50yds FGを失敗、すぐのドライブでチャージャーズがK Dickerの31yds FG成功で同点、残り4:19からの最終ドライブでRB Ekelerのファンブルがあったものの、リカバーしたファルコンズDT Ta'Quon Grahamがリターン中にファンブル、チャージャーズG Feilerが押さえ再びチャージャーズの攻撃、残り3秒でK Dickerが決勝FGを決め、チャージャーズが20-17で辛くも勝利した。(5勝3敗)

WR1 is Josh Palmer!

相変わらずの野戦病院、この試合オフェンスで不在だったのはWR1, WR2, WR4, TE2, RB2, LT1でした。そんな中、実質WR1として活躍してくれたのは2年目Palmerでした。8回のキャッチで106yds獲得と1試合のキャリアハイ。3Qにインターセプトされたチップは反省ですが、2度の3rdダウンコンバージョンでのフレッシュ更新、最後のターンオーバーの応酬でアトランタ陣43ydsまで下がりましたがFGレンジまで戻した22ydsレシーブは見事、勝利の立役者でした。
QB Herbertは成績こそ30回成功245yds, 1 TD, 1 INTと平凡でしたが、レシーバー陣のタレントが少ない中、ターゲットの見極め、パス精度も良く、勝てるクォーターバッキングだったと思います。
RBはEkelerがOLのブロックも良く、ラン、レシーブで2 TD、TDマシーンぶりを発揮しました。これで今年のTDは10個目、昨年の20 TDペースで量産しています。本格デビューのD4巡ルーキーSpillerも7キャリー29ydsと存在感を見せてくれました。これからもRB2の活躍を期待します。

ラン守備改善の兆し見えず

17点に抑えたディフェンスですが、ファルコンズのランヘビーオフェンスに手こずりました。この試合から復帰のエースRBのPatterson、ルーキーAllgeierに加えてモバイルQB Mariotaに35回201ydsと走られてしまいました。パス守備にリスクのあるS Jamesを加えた6メンフロントを多用せざるを得ない状況でした。この試合でも1QにAllgeierに44yds走られましたが、ビッグプレーを許してしまうのが改善されないですね。Week2 チーフスRB Clyde Edwards-Helaireの52yds、Week3 ジャガーズRB James Robinsonの50yds TD、Week4 テキサンズRB Dameon Pierceの75yds TD、Week5 ブラウンズRB Nick Chubbの41yds TD、Week7 シーホークスRB Kenneth Walkerの74yds TDと40yds超えのランを許したのは今季6回目になります。書き並べると嫌な場面が思い出され、ちょっときついですね。
試合後、DT Johnsonが膝を傷め、シーズンエンド、DT Tilleryが背中の負傷で欠場後、練習も個人的理由で休んでおり、何らかの理由でリリースとなりました。Tilleryは2019年のドラフト1巡指名選手で期待され出場は続けていたのですが、ラン守備不振の戦犯に上げられることが多く、覚醒しなかったですね。残念です。
一方DB陣のパス守備は良かったですね。CB Samuel、Davisを中心にファルコンズのD1巡ルーキーWR Drake London、昨年のD1巡TE Kyle Pittsらを12回129ydsに抑えました。今後も特にDavisに頑張ってほしいです。
あとLB Tranquill、S Jamesのブリッツからのサック、EDGE Mackのボールもぎ取りは素晴らしかったです。

Dicker the Kicker!

さよならFGを決めたK DickerがAFC Player of the Weekに選ばれました。Texas大出身、今年のUDFAルーキーです。ラムズ、レイブンズ、イーグルスを経てK Hopkins、Bertoletを負傷で欠くチャージャーズと契約しました。そんな選手が活躍して嬉しいですね。
Week 6ではK HopkinsがPOTWに選出されています。今季はSTで勝利する試合が何度かあり、接戦をものにできるようになってきています。

まとめ

この試合の勝利で5勝3敗となり、6勝2敗のチーフスに食らいついています。負傷者の離脱が依然多い状況で、接戦をものにできたのは大きいと思います。Herbertの復調もグッドニューズです。
Week 10はロードでBye明けのフォーティーナイナーズ戦です。ディフェンスが強いのと、パンサーズから加入したRB Christian McCaffreyとWR Deebo Samuelがやっかいそうですね。他WR Brandon AiyukとTE George Kittleとタレント揃いです。負傷者の復帰も不透明の中、さらにしんどい戦いになりそうです。
Go Bolts!


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