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2021 Week6 チャージャーズ (LAC) at レイヴンズ (BAL)

LAC 6-34 BAL

         1   2   3   4  Total 
LAC:  0   6   0  0    6
BAL:  7 10 10  7   34

前半BALにラン115ydsを許し主導権を握られ、1 TDパスのみの6-17で折り返す。後半もオフェンスが低調、得点できず、6-34で完敗。

試合経過

1Q: 
BAL: 0-7: ラン中心に攻められRB Murray 14yds TDラン(TFP成功)
BAL: 0-14: TE Andrewsの2回のパスで大きくゲイン、RB Bell 2yds TDラン(TFP成功)
BAL: 0-17: K Tuckerの52yds FG成功
2Q: 
LAC6-17: LB WhiteのインターセプトでBAL陣27ydsからの攻撃、TE Cookへの1yd TDパス(TFP不成功)
前半終了: LAC 6-17 BAL
3Q: 
BAL: 6-24: ラン中心に進められ最後はTE Andrewsへの9yds TDパス(TFP成功)
BAL: 6-27: LACの4thダウンギャンブル失敗でLAC陣18ydsからの攻撃、K Tuckerの39yds FG成功
4Q:
BAL: 6-34: 3Qから続ドライブ、RB Freenmanの9yds TDラン(TFP成功)
その後のLACの2度のドライブも得点に結びつけず、6-34で試合終了。
(LAC: 4勝2敗)

低調オフェンス

得点はわずか6得点、内容含め今季ワーストな出来でした。11度の攻撃権でTDは1回のみ、パントが5回、インターセプトが1回、4thダウン失敗によるターンオーバーが3回、前半終了の時間切れが1回でした。
ランはことごとく通用せず、QB Herbetのスクランブル、スニークを除けばわずか14ydsと散々な結果に終わりました。パス攻撃もBAL守備のディスガイズ、DBブリッツ、ナイスカバーに屈し、Herbertのパス精度が安定せず、22回成功の195yds, 1 TD, 1 INTと過去ワーストに近い内容でした。
エースWR Allenをターゲットにしたパスが大勢が決まる4Qまで1Qの2回のみというOC Lombardiのプレーコールも疑問が残り、BAL守備への効果的なアジャストも見受けられず残念でした。

ランディフェンス崩壊続く

この試合も敵のラン攻撃が止まりませんでした。DT Jonesが引き続き欠場のIDLにはEDGEのBosaを3-4DEポジションに投入し、改善をはかりましたが、ランではBALの両T VillanuevaとMekariに上手く抑えられ、0タックル、パスでもTEやFB Ricardのサポートでほぼ活躍できず、前半終盤からはEDGEに戻りました。S JamesもEDGEポジションでラッシュをかけましたが、ランを効果的に止めるまでは至りませんでした。
BALは最初の2ドライブをきっちりランで2 TD、Latavius Murray, Devonta Freeman, Le'Veon Bellの豪華なRBトリオとQB Lamar Jacksonの走りに加え、OLの見事なブロックでトータル187yds(3 TD)を許す結果となりました。
セカンダリーもショートパス主体の攻撃に対し、LB Tranquill, S Adderley欠場がひびき、するするとオープンに抜けたTE Mark AndrewsやWR Hollywood BrownにQB Jacksonから巧みにパスを通されました。
これで6試合のラン守備はリーグワーストの975yds(1試合平均162.5yds)、Jonesの復帰が見込めないのであれば、ランストップDTを補強すべきと思います。
そんな中、ドラフト外ルーキーのLB Ogbongbemiga(Oklahoma州立大出身)が先発で初出場(守備スナップ58%)、目立ったプレーは無かったものの8タックルを記録しました。
またCB Davisは守備スナップ55%の出場でCampbellとスナップ数を分け合いました。負傷の様子は無かったのでちょっと心配です。

Kyzir White 2インターセプト

LB Murray, Tranquillが負傷離脱する中、存在感を示しているのがWhiteです。West Virginia大時代はStarと呼ばれるBig Nickelポジションで活躍、Chargersに2018年ドラフト4巡で入ってからは、体重を増やし、4-3システムのMike, Will, Samの全LBポジションをこなしてきました。変に器用な為、バックアップ期間が長く、スターターとなったのは2020年からでしたが後半は欠場しました。今季からはコーチ陣が一新され、改めて新システムのスターターを獲得、スピードを活かしたブリッツコールも多くなり、序盤で36タックル、1サック、3ロスタックル、この試合では2インターセプト、1 QBヒットを記録しています。先発LB陣の最後の砦でもある為、ケガ無く、好調を維持してほしいです。

キッカー、スペシャルチーム問題

K Viscainoがこの試合でもTFPを失敗、今季5回目の失敗となりました。ちょっとひどいです。FGはWeek4以降、蹴らせてもらっていません。さすがに他のKickerを探す必要があると思います。
またこの試合では大敗したので目立ちませんが、BAL WR/Returner Duvarnayにキックオフリターンで35yds(2回平均)、パントリターン14.7yds(3回平均)と走られてしまいました。CB SmithがカバーチームのGunnerで鋭い突込みを見せているのですが、続く選手がおらず、レーンのギャップが生まれています。今季は不要な反則が少ないのが救いですが、大幅な修正が必要ですね。

今年のルーキー(Week6)

D1巡 OT Slater: フル出場。BAL ドラフト1巡ルーキーOLB Odafe Owehのスピードも問題なく対応。ますます評価が高まっています。
D2巡 CB Samuel: 守備65スナップ(94%)でほぼフル出場。4タックルとランサポートに追われました。
D3巡 WR Palmer: WR Williamsの負傷で攻撃半数以上の29スナップ出場したものの1捕球8ydsに終わる
D3巡 TE McKitty: Inactiveで欠場
D4巡 EDGE Rumph: 守備で11スナップ出場、1タックル
D5巡 G/T Jaimes: Inactiveで欠場
D6巡 LB Nieman: 守備で18スナップ初出場、4タックル、STでも2タックル
D6巡 RB Rountree: Inactiveで欠場
D7巡 DB Webb: STのみ出場、スタッツ無し
UFA LB Ogbongbemiga: 先発として守備40スナップ(58%)出場、8タックルと堂々のデビュー

まとめ

攻撃、守備、STダメで良いとこ無し、攻撃時間は21:53(BALは38:07)に終わりました。来週はBYEなので負傷人の回復、システムの修正に努めてほしいです。
ここまではタフな対戦相手スケジュールにもかかわらず、WFT, KC, LV, CLEに勝利し、4勝2敗(同地区2勝0敗)、上々の成績だと思います。
BYE明けWeek8はホームで2勝4敗のNE。Philip Rivers vs Tom Bradyの時代が長く、久しく勝利していません。世代が変わりJustin Herbert vs Mac Jonesではぜひ勝っておきたい相手です。
Go Bolts!

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