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2022 Week2 チャージャーズ (LAC) at チーフス (KC)

開幕戦、同地区レイダースを倒した後のWeek 2は今期からAmazon Primeで放送されるThursday Night Football、大注目のチャージャーズ at チーフスで幕開けすることになりました。 

今、チャージャーズファンが最も熱を入れ盛り上がるチーフス戦、QB Herbertはアローヘッドスタジアムでは2戦2勝無敗!、2018年のWeek 15、QB Rivers時代の大逆転劇も思い出されます。

Los Angeles Chargers 24 - 27 Kansas City Chiefs
at GEHA Field at Arrowhead Stadium, MO

チャージャーズがWR Williamsへのパスを軸に1QにFG、2QにFB HorvathへのTDパスで10点先行する形で進み、1 TD返されたものの、チャージャーズ守備が頑張ったという印象で前半は10-7で終了。3Qは両チーム、1 TDを取り、チャージャーズが3点リードの4Q、チーフスがFGとCB Watsonの99 yds インターセプトリターンTDで逆転、さらにFGで追加点。最終ドライブ、負傷したQB HerbertがWR ParlmerにTDパスを決めたものの、24-27でチャージャーズが敗戦した。C Linsley、RT Pipkins、QB Herbertが負傷するという心配な状況。(1勝1敗)

QB Mahomesを苦しめたディフェンス

レイダース戦ほどの派手なビッグプレーはありませんでしたが、チーフスのハイパーオフェンスを相手に素晴らしいディフェンスでした。
チーフスのC Creed Humphreyを中心にIOLが強く、RB Clyde Edwards-Helaireのランプレーは74ydsと出されましたが、パス守備では主力のTE Travis Kelceを5回51yds、WR Juju Smith-Schusterを3回10ydsに抑えました。またQB Patrick Mahomesはパスで235yds、ランで-1ydと彼の強みはほぼ封じることができたと言っていいんじゃないでしょうか。両EDGE、BosaとMackの存在はやはり大きいと思います。
いずれも味方の反則、オフィシャルのジャッジによりターンオーバーとなりませんでしたが、2QにはS Adderleyのインターセプト、3QにもCB Samuelのインターセプト、S JamesのTE Kelceへの豪快なタックルによるファンブルリカバーとアグレッシブな守備を観ることができました。(JamesのプロレスをほうふつとさせるタックルはSNSでネタになってます。)
新加入のSlot-CB Callahanもいいですね。反則はありましたが、しっかりインサイドレシーバーをケアしてくれています。
CB Jacksonは待望の復帰でしたが、10点リードの3QにチーフスWR Justin Watsonに緩慢なカバーで41yds TDレシーブを許してしまいました。ただHC StaleyによるとディープはS Adderleyが残っておくべきであり、Jackson一人のミスでは無いとのこと、AdderleyがミドルゾーンにいたTE Kelceのケアをしすぎたようです。
またLBのTranquill、Murray、Van Noyもいい動きをしています。Murrayは強化された守備フロントで動きやすくなったのか、昨季のスランプは感じさせません。

チーフス戦で輝く WR Mike Williams

エースWR Allenを負傷で欠く攻撃陣、開幕戦は2キャッチに終わったWR Williamsが爆発しました。10-7でリードした前半はWilliamsへのパスを軸に進めることができました。1Q 残り47秒の敵陣1yd に攻め入る39ydsのビッグキャッチ、3Qには芸術的なワンハンドTDレシーブでアローヘッドスタジアムでの7 TD目となり、ロードチームで最もTDを上げている選手になりました。
いやはや、すごいレシーブでした。この試合では8捕球、133yds、1 TDを記録しました。

ストレスのたまるオフェンス

今ファンが最も熱が上がるチーフス戦、強敵を倒す為、QB Herbertの強肩を最大限に活かした昨季までのイケイケな攻撃を展開してほしいというのが本音です。
しかし前述のWR Williamsへのロングパス、試合終盤のWR Carterへの35ydsパス以外はRB、TEへのショートパス中心のプレーコールでもっと奥を狙ってほしいなという場面がありました。
ディープを狙えるWR Guytonは8スナップの出場のみでターゲットにもなりませんでした。
またHC Staleyの代名詞でもあった4thダウンのGo for itは影を潜め、この試合チーフス陣で4thダウン2ydsの場面が3度ありましたが、1回のFGと2回のパントの判断となりました。強いチーフスを倒す為にはリスクを冒してでも攻めてほしかったですね。
敗因は4Q、チーフスDB Jaylen Watsonのインターセプトリターン TDで間違いないですが、試合を通じてランが効果的に出ず、C Linsleyのひざ負傷で前半で交代、RT Pipkinsの3Q途中の交代(足首)も大きかったですね。特にLinsleyという後半からのキャプテン離脱はプレー以外でのスナップ前のアジャストメントや精神面等でリーダー不在の影響が大きかったと思います。
FB Horvathが開幕戦に続いてTD レシーブを上げました。個人的に嬉しい活躍です。これでHorvathが囮のプレーも効果的に使えると思います。

QB Herbert 負傷

時折チーフスDT Chris Jonesに中を割られていたCenterとGuard、4Q残り5:09のパスプレーでDE Michael Dannaにも中を割られ、Herbertがハードヒットを受け、フィールドにしばらく倒れこむ事態となりました。しかし1プレーだけバックアップQB Danielに託し、最後までプレーしてくれました。
試合後の診断は "a lib cartilage fracture" 肋軟骨の骨折でHC Staleyによるとday to dayの判断になるとのことです。
軽傷であったことに安心したと同時に後半以降に向けしっかり治してほしいと思います。

まとめ

非常に悔しい敗戦。無意味と思いつつ、負け惜しみでたらればを思ってしまうプレーが多くありました。またQB Herbertをはじめ、C Linsley、RT Pipkinsというキープレイヤーに負傷者が出てしまいました。
これで1勝1敗になり、2勝のチーフスを追うことになります。
Week 3はホームで現在1勝1敗のジャガーズを迎えます。直近の2戦に比べると比較的イージーな相手ですが、負傷者の復帰状況によっては難しい試合になると思います。
Go Bolts!

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