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2021 Week9 チャージャーズ (LAC) at イーグルス (PHI)

LAC 27-24 PHI

         1  2   3  4  Total 
LAC:  7  0  9 11  27
PHI:  0 10  7  7   24

前半両チームの守備がふんばり7-10、後半は点の取り合い、4Q、24-24の同点からLACが約6分を費やし、K HopkinsのFG成功で27-24とし見事な勝利!

試合経過

1Q
LAC: 1stドライブをパス中心にG前2ydsまで攻めるも4thダウンを止められターンオーバー
LAC7-0: TE Cookへの23ydsパスでG前2ydsまで前進、FBの位置に入ったTE Andersonへの2yds TDパスが成功(TFP成功)
2Q
PHI: 7-7: RB Howardの4yds TDラン(TFP成功)
PHI: 7-10: ランが止まらず、2ミニッツにG前へ、K Elliottの24yds FG成功
前半終了: LAC 7-10 PHI
3Q
LAC10-10: パスで3連続フレッシュ更新、K Hopkinsの30yds FG成功
LAC16-10: WR Williamsへの49yds ロングパス成功!最後はTE Parhamへの8yds TDパス(TFP不成功)
PHI: 16-17: WR Smith, TE Goedertへのロングパスが決まり、レッドゾーン侵入、RB Gainwellの1yd TDラン(TFP成功)
4Q:
LAC24-17: WR Allenへのパス、RB Ekelerのランで前進でG前8ydsまで前進、最後はQB Herbertのスクランブル 8yds TDラン(TFP 2ポイント、TE Cookへのパス成功)
PHI: 24-24: QB Hurtsの2度のスクランブルで前進、WR Smith,への28yds TDパス(TFP成功)
LAC27-24: 残り6:07からの最終ドライブ、2度の4thダウンギャンブル成功で時間を上手く使い、K Hopkinsの29yds FG成功、LAC 27-24 PHIで試合終了。
(LAC: 5勝3敗)

Our Herbert is back!

俺たちのQBが戻ってきました!
BYEを挟んでの2試合は195yds (パス成功率: 56.4%), 1 INTと223yds(51.4%), 2 INTと残念な結果でした(右手の負傷が原因?)が、この試合は投げては356yds(84.2%), 2 TD + 自らのランの1 TD, 0 INTと鬱憤を晴らすような成績でした。
予想される要因はOLのパスプロテクションがかなり改善したこと、事実これまで6サックのDT Hargrave、3.5サックのDE Sweat擁するPHIのDL陣に対し、被サックは0でした。Herbert自身のポケット内のムーブも改善したと思います。
エースWR Allenも復活です。PHIのゾーンカバーの隙をつき、13回ターゲットで12捕球、104yds稼ぎました。NE戦でボールが手につかなかったのがうそのようです。
プレーコールも改善、前半2度、4thダウンショートのプレーをPHI強力守備に止められたものの、パント機会は無し。表裏のプレーをしっかり見せ、スクリーンやRS Robertsを使ったジェットスウィープとバリエーションも豊かでした。ミドル、ディープパスも積極的に狙い、3QのWR Williamsへの49yds パス成功は昨年何度も興奮したこれぞHerbertというパスでした。

Versatile TE/FB Anderson

今節活躍したのはTE/FB Anderson、Cookを上回る攻撃31スナップ(45%)に出場し、マルチロールを見事にこなしました。TEとしてはWの位置からモーションしてのリードブロックにキックアウト、フラットに出てパスレシーブ、ワイドでAllenへのヒッチパスのリードブロック、スクリーンパスで23ydsのゲイン、FBの位置から中央のリードブロック、EDGEのキックアウト、1Qのチームこの試合最初のTDはプレイアクションから逆サイドのフラットに出てオープンになったパスレシーブでした。Andersonの万能ぶりは今後のオフェンスに欠かせなくなりました。
その他、TE陣はParhamはキャッチ後の見事なスティフアームでDBをかわしTD、Cookは2ポイントコンバージョンでのパスレシーブ、ルーキー McKittyはブロッカーとして活躍しました。

見事な最終ドライブ

PHIが4QにWR SmithのパスでTDをとり24-24の同点にした時、残り時間は6:07でした。時間を費やし、決勝の得点を上げること、チャージャーズにとって非常に難しいタスクです。QB HerbertはRB Ekelerのラン、WR Allenへのショートパスを中心にボールコントロール、2度の4thダウンも更新し、約6分費やし、残り5秒でK Hopkinsが29yds FGを決め見事勝ち越し、勝利しました。
見事なゲームマネジメント、他チームでは普通かもしれませんが、ずっとKに苦しみ続けている我がチーム、こんなBALみたいな勝ち方、近年では記憶にありません。

DB緊急事態

この試合、CB Davis, S Gilmanが負傷、ルーキーCB Samuelが脳震盪で主力3人が欠場しました。CBはCampbell, Smith, Harrisがフル稼働(4QにSmithが負傷退場)することになりましたが、Harrisが主にカバーしたWR Smithに116yds許したものの、QB Hurtsのパスを162yds, 1 TDに抑えました。
懸念のラン守備はQB Hurtsのスクランブル62yds含め、176ydsといつものように走られましたが、NT JosephはAll-Pro CのKelceを対面に9タックルと中央のランは比較的改善の兆しが見えました。
WhiteとTranquillの両LBも合わせて17タックルでDBの負担を減らせています。
パスカバレッジのミスと走るQB対策は要改善事項だと思います。

まとめ

2連敗後、ずるずるこのまま沈んでいくのかと心配していた試合、Herbert, Allenの復調、OLの頑張り、TEの活躍で大きな勝利を上げました。最後の決勝FGという試合の締め方も見事でした。STも及第点、K Hopkins, RS Robertsの加入はやはり大きいです。
Week10はホームで3勝5敗のMIN。RB Cook, WRデュオのJefferson, Thielenが脅威ですね。BAL戦ではルーキーのRB NwangwuがキックオフリターンTDを決めたようです。怖いですね。ディフェンス負傷者の復帰がカギとなりそうです。
Go Bolts!

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