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2021 Week10 チャージャーズ (LAC) vs ヴァイキングス (MIN)

LAC 27-24 MIN

           1  2  3  4  Total 
MIN:   0 13  7  7   27
LAC:   0 10  7  3   20

前半はどちらかというと守備戦で10-13、後半LACが17-13で逆転するもMINがWR Jeffersonの活躍で手堅く得点を重ね、20-27で悔しい敗戦。

試合経過

1Q
LAC: EDGE Bosaのサックでファンブルを誘発、ターンオーバーするもパントに終わる
2Q
MIN: 0-3: 1Qから続く攻撃、K Josephの46yds FG成功
LAC3-3: K Hopkinsの46yds FG成功
MIN: 3-6: K Josephの30yds FG成功
MIN: 3-13: LAC WR AllenへのパスをLB Kendricksがインターセプト。敵陣31ydsからの攻撃、WR Jeffersonへの21ydsパスでレッドゾーン侵入、最後はTE Conklinへの5yds TDパス(TFP成功)
LAC10-13: QB Herbertのオプションキープ、MIN DBの反則で大きく前進、 RB Rountreeの1yd TDラン(TFP成功)
前半終了: LAC 10-13 MIN
3Q
LAC17-13: 後半最初のドライブ、WR Allenへの22ydsパス、TE Parhamへの17ydsパス、WR Williamsへの11ydsパス、TE Cookへの10ydsパスでリズムよく前進、RB Ekelerへのの2yds TDパス(TFP成功)
MIN: 17-20: WR Jeffersonへの27ydsパス、LAC CB Harrisの反則、WR Thielenへの19ydsパスでゴール前へ。TE Conklinへの1yd TDパス(TFP成功)
4Q:
MIN: 17-27: WR Jefferson、RB Cook、WR Thielenへのパスでレッドゾーン侵入、最後はRB Cookの1yd TDラン(TFP成功)
LAC20-27: 7点ビハインドでWR Allenの26ydsレシーブのロングゲインもあり、ゴール前6ydsまで攻めるも、FGを選択、K Hopkinsの24yds FG成功
残り2:39、LACは3rdダウン残り20ydsまで追い詰めるも、WR Thielenへの18ydsパスを決められ、4thダウンギャンブルでRB Cookを止めることができず、万事急す。LAC 20-27 MINで試合終了
(LAC: 5勝4敗)

シャキッとしないオフェンス

前節PHI戦で絶賛したトータル445yds, 3 TD, 2 FG, 0ターンオーバーの攻撃が、低迷オフェンスに戻ってしまいました。QB Herbertのパスは34回中20回成功、195yds、1 TD、1 INTでチームのトータルでは253ydsと平均以下の結果でした。
なぜオフェンスが進まなかったか、まずレシーバー陣のパスドロップが多かったです。AllenもWilliamsもGuytonもCookもEkelerも捕ってほしかったパスがありました。クイックタイミングパスのプレーコールが多かったのが原因だと思います。次にEkeler以外のRBのランが進まない。(Rountree, Kellyの二人でわずか16yds)これではリズムがなかなか作れないです。
その結果、Time of possesionはMIN 36:15に対しLACは23:45で時間を与えすぎてしまいました。主力欠場が多いディフェンスもきつかったと思います。
前節バリエーション豊かだったプレーコールはまたショートパス中心に戻ってしまいました。WR3以降の人材不足もあるかと思いますが、Herbertにはロングパスをもっと投げさせてほしいですね。WilliamsとGuytonというディープターゲットがもったいないです。先週活躍し、攻撃のバリエーションに貢献したTE Andersonの出番もなぜか減っています。
OLは総じて良かったです。LB, DBのブリッツで2回被サックがありましたが、対守備フロントに対してはしっかり対応できていました。

保守的になった4thダウン

K Hopkinsはこの試合も2 FG(46yds, 24yds)と2 XPを決め、信用を上げています。それはそれで嬉しいのですが、今季序盤に見られた攻めの4thダウンが見られなくなってしまいました。一つ目は2Q 敵陣27ydsでの4thダウン4yds、3点ビハインドの為、とりあえず同点という気持ちは分かりますが、Goしてほしかったです。二つ目は10点ビハインドの4Q ゴール前6ydsからの4thダウン2yds、これはGoでTDを狙って、MINにプレッシャーをかけてほしかったと思います。その後、攻撃権を取り戻せないまま、試合は終了しました。

ラン守備は少し改善

今季これまで1試合平均161yds走られていたラン守備は33回103yds(平均3.1yds)と比較的止めることができていました。全体的にミスタックルが多いという問題があるものの、LB White、S James、復帰のLB Murrayの活躍が大きかったと思います。Murrayは限定的にEDGEでもプレーしました。目立ったプレーは無かったものの、ILBよりシンプルなアサイメントの方が彼をより活かせるかもしれません。今後に注目です。
DLのパスラッシュ、特にEDGE Bosa, Nwosuのコンビは好調でQB Cousinsへのプレッシャーはよくかかっていました。Nwosuは良かったですね。MIN ルーキーLT DarrisawをスピードでかわしQBにプレッシャーをかけ続けていました。Bosaは1Qにサックからのファンブルフォース、DT Jonesがリカバーし、ターンオーバーを奪いました。

WR デュオのビッグプレー止められず

DB陣はCB Davisが先週に引き続き不在、加えてS Adderley, S Webb, 欠場しました。(CB/ST Smithはシーズンエンド)CB Samuelが復帰したものの、依然苦しい台所事情でした。
CB Davis不在を埋めるCampbellがWR Jeffersonと主に対峙し、集中的に狙われ、18yds, 21yds, 21yds, 27yds, 27ydsのビッグプレーを含む、9回143ydsのパスを許す結果となりました。Jeffersonが素晴らしかったのはもちろんですが、Campbellではちょっと力不足でした。また4Q MINの最終ドライブ、3rdダウン20ydsからCampbellがカバーしていたWR Thielenに18ydsのパスを決められ、試合を決定づけられたのは非常に痛かったです。
S Adderleyの代わりのGilmanはゴール前守備でS Jamesと交錯しTDレシーブを許したり、パスカバーのアサイメントミスでフレッシュを献上するなど、精彩を欠いていました。
ラン守備改善の為、DIを増やし、S Jamesも前に上げざるを得ない状況は、スキルあるディープ2枚でビッグプレーを防ぐというHC Staleyのコンセプトが崩れてしまっているので、負傷者続出の状況含め、立て直しに時間がかかりそうです。

まとめ

PHI戦でHerbertの調子が戻って勝利し、これから連勝だと思った矢先にまた攻撃低迷で敗戦。オフェンスがしっかり時間を使ってリズムをつくる必要があります。ビッグプレーもほしいですね。とはいえまだ5勝4敗。これからのスケジュールは比較的楽だと言われているのでまだまだプレーオフに期待が持てます。
Week11はホームで5勝3敗1分のPIT。RB Harris、EDGE Wattをはじめ攻守にタレント揃っており、QB Rothlisburgerが欠場という噂がありますが非常に手強い相手だと思います。
Go Bolts!

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