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2022 Week10 チャージャーズ (LAC) at フォーティーナイナーズ (SF)

今季FA加入で先発の一角を担っていたDT Johnsonがファルコンズ戦で膝を傷めシーズンエンド、代わりにロスター入りしたのが、ご陽気もののBreiden Fehokoです。下のTweetではサンディエゴレジェンドのJunior SeauのTシャツを着ています。いやーいい奴ですね。頑張ってほしいです。

下のTweetの写真は試合観戦中のJoey, NickのBosa兄弟のママですね。ナイスなユニフォームです。

さて負傷者がいくら多くても試合はやってくるということで現実逃避できない、ナイナーズ戦です。

Los Angeles Chargers 16 - 22 San Francisco 49ers
 at Levi's Stadium, Santa Clara, CA

1Q、チャージャーズのオープニングドライブ、WR Carterへの32yds TDパスで先制、7-0。最初のドライブでTDをとったのはWeek 4のテキサンズ戦以来です。続くナイナーズのドライブで4度フレッシュ更新されるも、K Robbie Gouldの20yds FGに抑え、7-3。残り44秒、ナイナーズのQB Jimmy GaroppoloからのWR Brandon Aiyukの19ydsパスが決まるもCB Samuel, S Jamesがファンブルフォース、Samuelがリカバーしターンオーバー。それを2Q最初のK Dickerの47yds FGにつなげる。10-3。
2Q、残り6:45、珍しいパントブロックからのチャージャーズのドライブ、25yds FGで13-3。ナイナーズがG前1ydsでQB Garoppoloがスニークでこじ開けTD、13-10の3点差。チャージャーズ前半最後のドライブ、QB Herbertがヘルメットへのタックルの反則を受け一時退場、その後を務めたQB Danielは前進させられず、FGで3点追加、前半は16-13。
後半はナイナーズの反撃、最初のドライブはFGで16-13。チャージャーズの攻撃はいいところなく沈黙。
4Qに入りナイナーズ、WR Jauan Jenningsへのパスが3回ヒットし、最後はRB Christian McCaffreyの2yds TDランで16-19で逆転。
次の攻撃でもチャージャーズ陣1ydまで戻すパントを決められ、4thダウンコンバージョンを失敗し、残り1:01でFGで3点追加され16-22。
逆転を狙う残り1分のドライブではファーストプレーでDE Charles Omenihuにパス時の腕を叩かれ、ボールの軌道が変わり、S Talanoa Hufangaにインターセプトされ終戦。16-22で敗戦。(5勝4敗)

後半失速した攻撃

前週から続く負傷者だらけの攻撃陣、さらにひどくWR1, WR2, WR4, TE2, RB2, LT2が不在に加え、膝のケガをだましだましプレーしてきたRT1のPipkinsが欠場、また1Q途中でTE1のEverettが離脱するという試練を与えられました。
そういう状況でしたが、試合の入りは良かったです。1Qのオープニングドライブ、久々の痛快なWR Carterへのディープボム、32yds TDパスで先制しました。その後もK Dickerの3回のFGで9点追加、RT Pipkinsの代わりに入ったSarellがTE, RBのヘルプもあり、ナイナーズDE Nick Bosaを及第点で抑え、16-10で前半を折り返しました。
しかし後半になり、ランニングアタックではリーグNo.1 のランディフェンスを攻略することができず、17ydsのみのゲイン、パスではハーフタイムにアジャストしてきたナイナーズがBosa側のOL右サイドをブリッツでプレッシャーを強化してきた為、TE Everettも不在でターゲットレベルが格段に落ちる中、7回35ydsという何とも言えない結果となりました。TE1がMcKittyというのはちょっとかわいそうでした。また試合を通じて1stダウンのランプレーはほぼ出ないというのも頭の痛い問題でした。特に後半のプレーコールはもう少し工夫できなかったのかと思います。
前半終盤、Herbertがヘルメットにヒットされ、脳震とうの検査の為、そのドライブはベンチに下がりました。後半戻ってきたのでほっとしましたが、代わりに出たQB Chase Danielは笑ってしまうほどダメダメでした。メンターとしては良きアニキっぽいですが、Herbertはケガできないですね。

DLが…

今週2109年のD1巡のTilleryがリリースされてしまった為、試合前のヘルシーなDefensive InteriorはJoseph-Day, Fox, Ogbonnia, CovingtonとPSから上がってきたFehokoの5名でした。しかし1QにはOgbonniaが、4QにはCovingtonが負傷離脱。試合後日、両名ともシーズンエンドとなりました。チームはセインツ、ファルコンズで先発を務めた経験のある、Tyeler DavisonをブラウンズのPSから獲得しています。何ともお祓いが必要ですね。
試合はタレントあふれるナイナーズ攻撃に対し、S Jamesのマルチロールを活かした様々なシステムを状況によって使い分けました。ベースの2ハイの5メンフロントに加え、JamesをEdgeに使った6メンフロント、また4メンフロントでJamesをBox Safety、Slot CBとHC Staley守備の複雑さが垣間見えました。Jamesは13タックルで1ファンブルフォースと今季の成績はほぼ守備全スナップ出場で85タックル、3サックとフル稼働、足を向けて寝られません。
結果としてランはRB McCaffreyを14回38yds、Deebo Damuelを4回24ydsに抑えたのは良かったと思います。また課題となっていた独走を許すことについては最大のゲインを15ydsに留めました。ただ伏兵RB Elijah Mitchelには後半を中心に18回89yds走られています。FB Kyle Juszczykは素晴らしいブロッカーですね。走ってブロックできる人は貴重です。
EDGE MackがBosaの離脱以来、ほぼ8割以上の出場で孤軍奮闘してくれています。この日も1サックで今季7個目、2タックルフォーロスとよくやってくれています。JamesとMackが健在で良かったです。

パントブロック!

2Q 10:36にSTのNiemanがパントブロックを決めました。チャージャーズではいつ以来でしょうか。調べると2014年シーズン以来とのこと、貴重なプレーでした。
第3のKicker Dickerはこの日3度のFGを決めました。弾道は怪しいながらも最長は47yds、出場3試合、パーフェクトに決めています。

まとめ

妥当な敗戦で5勝4敗となりました。前半のリードで少し期待しましたが、駒不足は否めず、逆転負けでした。もう勝敗は二の次で負傷者がこれ以上出ないよう、Herbertが無事でプレーできるよう祈る境地になっています。
Week 11はホームで現在7勝2敗で地区首位のチーフス戦です。いつもであれば強敵に挑む楽しみなゲームなのですが、そんな状況では無く残念です。バックアップ組が強敵相手にどれだけできるかを見ることができればと思っています。あえて言うとレシーバー陣の復帰次第ですが、パスヘビー攻撃の方が可能性はあると思います。
Go Bolts!


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