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2022 Week3 チャージャーズ (LAC) vs ジャガーズ (JAX)

結果をお伝えするのとは前後してしまいますが、試合後から重い雰囲気になっております。大敗は仕方ないとして、キープレイヤーの負傷離脱者続出が非常に痛いですね。なかなか筆が進みません。

直近のグッドニュースとしては2000年代にNT/DTとして大活躍したJamal Williamsが"The Chargers Hall of Fame"に選ばれました。プレーヤーとしては2015年のRB LaDanian Tomlinson以来の選出です。ラン守備の鬼としてAll-Pro、Pro Bowlとも3回ずつ選出された名選手です。またこんな選手が出てきてほしいですね。

さて試合です。

Jacksonville Jaguars 38 - 10 Los Angeles Chargers 
at SoFi Stadium, CA

1Qはパントの応酬、2Qはジャガーズが1Qから続くドライブでFGを決めた後は、チャージャーズのRB Michelがパスをはじいてしまったインターセプト、サックからファンブルで2回のターンオーバーがあり、ジャガーズが2 FG、1 TDで得点を追加、チャージャーズはWR WilliamsへのTDレシーブのみに終わり、前半は7-16でジャガーズのリードで折り返し。
3Q チャージャーズの最初のドライブでWR Guytonへの54yds ロングパスを決め、勢いにのるかと思いきや、LT Slaterがパスプロ中に上腕二頭筋を負傷し、退場。そのドライブはFGで終了、チャージャーズの得点はそこまで。それ以降はジャガーズが3Qに15点、4Qに7点追加し、チャージャーズが10-38で完敗した。(1勝2敗)

That's Life 負傷者続出

この試合、Week 2で傷んだQB HerbertとRT Pipkinsは出場しましたが、C Linsley、CB Jacksonが欠場、WR Allen、RB Spiller、TE Parhamも前週に続いて欠場となりました。
さらに1QにはEDGE BosaがGroin(鼠径部)を傷め離脱、3QにはLT SlaterがBiceps(上腕二頭筋)、4QにはWR GuytonがACL(膝前十字靭帯)を傷め退場となりました。3名の症状は重く、Injured Reserveリスト入りとなりました。Bosaは終盤に戻ってこられるかのレベルでSlaterとGuytonはシーズンエンドと言われています。
非常に痛い、非常に痛いですが、ゆっくり治してまた活躍してほしいと思います。

手負いのQB Herbert

前週のチーフス戦で肋軟骨を骨折したHerbert、欠場が心配されましたが、フルで出場しました。ただ強行出場だったのか、微妙なパスタッチが良くなく45回中25回の成功に終わりました。休んでほしかったというのが正直なところ、それでも297ydsは立派の一言です。
ジャガーズ守備フロント、特にDE Josh Allenが素晴らしかったのに加え、LT Slater離脱後はOLが一気に元気が無くなりました。LTに入ったNortonは25パススナップ中8回の被プレッシャー、反則も2回犯してしまいました。LG Feilerも今年は昨年のパフォーマンスには程遠い状況です。次節はどのような布陣にするのでしょうか。
エースWR Williamsへのパスはジャガーズのタイトなマークに封じられてしまい、1回の成功(1 TD)のみでショートパスに終始することになります。ランも相変わらず出ない為、ジャガーズは守りやすいですよね。
3Q最初のGuytonへの54ydsパスのようなチャレンジを増やしてほしいです。オフェンスが良かったのは2Q 残り10:23からのWR WilliamsへTDパスを通したドライブのみでした。今後どう戦っていくか、新しいメンバーに合わせたプレーコールの調整は必要だと思います。

Bosa不在のディフェンス

38失点、ランでRB James Robinsonの50yds TDランを含む151yds出されているので説得力は無いですが、Bosa不在のディフェンスはピンポイントではそれほど悪くなかったと思います。2Qのインターセプト後のG前5ydsからの守備ではCB Samuelの気迫のカバーでFGに抑え、その他のゴールを背にした場面でも簡単にはTDを取らせませんでした。(結局取られましたが)
選手を上げるとLB Tranquill、11タックルでブリッツからのラッシュ、2QのTDを防いだパスカバー、STでも素晴らしい動きだったと思います。
S Jamesは毎度のごとく、ディープからEDGEまで大忙し、2Qのフラットゾーンのパスカットは完璧なプレーでした。
CB Samuelは2年目の成長が見てわかりますね。前述のTDを防いだプレーなど魂のこもったプレーは熱くなります。
フロントにはまだMackもJoseph-DayもFoxもJohnsonもOgbonniaもいます。2年目EDGE Rumphも出場機会を増やすチャンス到来です。
残念ながら総じてジャガーズのプレーコール、QB Trevor Lawewnceのクォーターバッキングが上回った試合でしたが、オフェンスほど悲観はしていません。

まとめ

キーパーソンに負傷者が続出で、一気にお通夜ムードになりました。開幕前のスーパーボウルに行けるのではと思っていたのが懐かしいです。まあQB Herbertは試合に出れるレベルですし、OLもRiversの終盤時代を考えれば、そんなものだと考えられます。Bosaも今までよく離脱してますしね。(無理やりポジティブに考えています。)
ここからの最近元気が無いように見えるHC Staleyのチームの立て直し、代わりの選手たちの奮起に期待しましょう。
次の試合、OLはLTにドラフト6巡ルーキーのJamaree Salyerが抜擢されるそうです。これまでプレシーズンはGで出場していましたが昨季のカレッジチャンピオン、Georgia大ではLTとして活躍した選手、大いに期待しましょう。
Week 4はロードで2敗1分けのテキサンズ、昨年はQB MillsにPO出場を逃す一因の痛い敗戦を喫しています。
こういう状況でどれだけの戦いができるかHC Staleyの腕の見せ所、非常に楽しみです。
Go Bolts!

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