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2022 Week7 チャージャーズ (LAC) vs シーホークス (SEA)

前回冒頭で触れたMLB パドレスはナショナルリーグチャンピオンシップでフィリーズに1勝4敗で敗れ、ポストシーズンを終えることになりました。ライト応援の私にとってはワールドシリーズに出場ならずで残念でしたが、ディビジョンシリーズでドジャーズにも勝利し、楽しめたシーズンとなりました。

さてチャージャーズですが、Week 7はネイビーユニフォーム着用でした。2020年にユニフォームが一新されてからの戦績は0勝3敗とのことですが、悪いジンクスというのは破るもの。またいつかネイビーヘルメットも復活させてほしいですね。

では頑張ってポジティブにいきましょう。

Seattle Seahawks 37 - 23 Los Angeles Chargers
at SoFi Stadium, Inglewood, CA

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1Q、シーホークスの最初のドライブでLB Murrayがインターセプトするも得点に繋げられず。シーホークスは元チャージャーズのQB Gene SmithからWR Marquise Goodwinへの20yds TDパス、RB Kenneth Walker IIIの12yds TDラン、K Jason MyersのFGで早くも17点のリード。
2Q チャージャーズが立て続けにRB Ekelerの7yds TDラン、WR Williamsの13yds TDレシーブで反撃開始で14-17。しかしシーホークスWR Goodwinが23yds TDレシーブを決め、前半は14-24。(このTDプレーでCB Jacksonが負傷退場)。
3Q シーホークスがFG追加で14-27。
4Q チャージャーズがP Scottのゴール前2ydsまで戻すナイスパントからDT Joseph-Dayのエンドゾーン内のタックルでセーフティで16-27。しかし、シーホークスのFG、RB Walkerの74yds TDランで16-37まで引き離され、大勢が決まる。残り3:26でRB Ekelerの1yd TDレシーブが決まるもチャージャーズが23-37で完敗した。(4勝3敗)

どうしたHerbert

オフェンスは先ずランが全然出ませんでした。4Q、大差がついた後のドライブを除くとRB Ekelerは18yds、Michelが5yds、この試合でデビューしたルーキーSpillerは1回-5ydsという散々な結果に終わりました。C Linsleyは復帰していたのですが、OL全体的にブロックが低調でした。RT Pipikinsもひざを痛めて以降、開幕当時に見せた成長した姿からは遠のいています。TEのブロックの弱さもランが出ないことに影響していますね。McKittyがその役割を担っていることが多いので頑張ってほしいです。
ランが出ないとなるとパス偏重の組立てになってしまい、QB Herbertのスタッツが51回の試投と全スナップの7割以上になりました。この試合で武器となったのはEkeler、Williams、Everettへのパスくらいでした。となるとシーホークスは守りやすくなります。被サックは3、そのうち1回はファンブルでターンオーバーでした。被インターセプトは反則で助かったのをカウントすると2回喫しました。Herbertは肋骨を負傷して以降、おかしい感じがします。負傷がまだ完全に癒えていないのか、WRの人材不足はあるでしょうが、パスの判断、精度が以前より明らかに鈍っています。BYEの間にしっかり休んでリフレッシュしてほしいですね。
また現地ではOffensive Coodinatorの Joe Lombardiを解任すべきとの声が上がっていますが、流れを変える意味でも賛成します。

負傷者続出

今季序盤よりキープレイヤーに負傷者が出ているチャージャーズ。試合前の状況は、EDGE Bosa、LT Slater、WR Guyton、RB KelleyがInjured Reserve入り、K Hopkins、WR Palmer、TE Parhamが欠場でエースWR Allenがようやくこの試合から制限ありで復帰しました。
しかしさらに悪いことにこの試合でCB Jacksonが2Q TDレシーブを許した時にひざの負傷で退場(シーズンエンドでIR入り)、EDGE Rumphがひざを傷め、数週間の欠場、WR Williamsが4Qのレシーブ時に足首を痛め退場しました。(少なくとも4週間は欠場とのこと。)
ちょっと呪われているのではないかと思うくらいの主力の負傷続出ですね。次週BYEというのがせめてもの救いです。少なくともWR、EDGEの補強が待たれます。WRの主力で元気なのはリターナー兼任のCarterのみ、EDGEは明らかにMackの逆サイドのランが狙われています。この試合もシーホークスのルーキーRB Kenneth Walker IIIに74yds TDランを含む168ydsを許してしまいました。

元チャージャーズの活躍

シーホークスの主力には元チャージャーズの選手が二人いました。QB Geno Smith(2018年にQB Phillip RiversのバックアップQBとして在籍)とEDGE Uchenna Nwosuです。Nwosuは2018年S Jamesに続くD2巡指名選手で昨年まで活躍してくれていました。この試合SmithはエースQBとしてチームの勝利をけん引、Nwosuは11プレッシャー、2タックルフォーロスとチャージャーズオフェンスの大きな壁となりました。チャージャーズ入団当時はほぼ出番の無い4-3のSamだったのでくすぶってましたが、DE Melvin Engramのバックアップになってからは適性を見出し、チャージャーズ最終年は5サックとブレイクの年となりました。
敵として活躍されてしまったのはかなり複雑ですが、新天地で頑張ってほしいなと思います。

ナイスパント!

安い見出しですが、少しでもポジティブ要素を上げるとすれば、P Scottのパント(とカバーチーム)でした。この試合パントを蹴ったのは5回。うち3回がインサイド10ydsと素晴らしいパント、一つは4Qの2ydsまで戻し、直後のプレーでDT Joseph-Dayがエンドゾーン内のRB Walkerへのタックルでセーフティに仕留めました。しかもリターンは0ydsとScottの持ち味であるハングタイムの長さと前週でファンブルを誘発した、TaylorとLeonardのルーキーCBコンビがガンナーとして機能していることが分かります。後半戦も有効な武器にしたいですね。

まとめ

ホームで完敗、主力に負傷者が増え、明るい話題が無いですね。CB Jacksonのシーズンエンドの負傷は非常にショックでした。チーフスが勝利し5勝1敗で地区首位、4勝3敗で単独2位になりました。
次節Week 8はBYE、現在のチーム状況にはナイスタイミング、いろいろ立て直してほしいですね。Week 9はロードで現在3勝4敗のファルコンズになります。相手よりもいかに自分たちのプレーが取り戻せるか、QB Herbertの復調がポイントです。
Go Bolts!


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