見出し画像

2021 Week12 チャージャーズ (LAC) at ブロンコス (DEN)

LAC 13-28 DEN

          1  2  3  4   Total 
LAC:  0  7  0  6    13
DEN:  7  7  0 14   28

3Q終了時点、7-14でDENがリード、4QにLACは2度のインターセプトを献上、DENはどちらもTDに結びつけ、13-28で敗戦。

試合経過

1Q: 
DEN: 0-7:  50yds地点でのDEN 2度目のドライブ、QB Bridgewaterのスクランブル、11yds TDラン(TFP成功)
2Q: 
DEN: 0-14:  1Qから続くドライブ、LACは2度のナイスプレッシャーでファンブルを誘発するも、1度目はパス失敗の判定(DEN QB Bridgewaterが負傷しLockに交替)、2度目はルースボールをDENにフレッシュ更新地点でリカバーされ、不運が続く。最後はのRB Williamsの9yds TDラン(TFP成功)
LAC7-14: 残り1:22でS Jamesがインターセプト!DEN陣47yds地点からの攻撃権を得る。WR Allenへ18yds, 14ydsパスが連続でヒットし、最後はRB Ekelerへの12yds TDパス(TFP成功)
前半終了: LAC 7-14 DEN
3Q:
LAC: K Hopkinsの52yds FG不成功
DEN: QB Bridgewaterが戦列復帰
4Q:
DEN: 7-21: 3Qから続くドライブ、DEN CB SurtainがLAC TE Cookへのエンドゾーンのパスをインターセプト。その後の攻撃でRB Williamsへのパスをタックルミスで42ydsとゴール前まで大きくゲインされる。最後はのTE Saubertへの1yd TDパス(TFP成功)
DEN: 7-28: 残り7:40、DEN陣37yds地点からのLAC QB HerbertのパスをRB Ekelerがはじき、DEN CB Surtainがインターセプト!そのまま70yds走り、リターンTD(TFP成功)
LAC13-28: TE Cookへの16yds TDパス(TFP 2ポイントコンバージョン、WR Allenへのパス不成功)
その後、DENが時間を使い切り、LAC 13-28 DENでDENが勝利
(LAC: 6勝5敗)

2度の被インターセプト

LG Feilerが足首の負傷で欠場したこの試合、代わりはベテランG Kelemeteでした。出来は悪く、1被サックをはじめ、6回のプレッシャーを許しました。3Q最初のリズムを持ち直した同点を狙うドライブでは2度の不要な反則で結果的にFGに留まってしまいました。(FGは不成功で無得点)ルーキーのJaimesを見たかったですね。
ランはHerbertのスクランブルを除くとEkelerの12回31ydsとKelleyの5ydsのみと散々でした。今季のEkelerは好調、135回604yds(平均4.5yds), 7 TDに対し、負傷がちのJacksonは79ydsのロングゲイン含む14回143yds、2年目Kelleyは11回41yds、ルーキーRountreeは36回87ydsと層の薄さが深刻です。
Herbertのパスの調子も決して良くなく、ガベージタイム含めて303ydsを獲得したものの、DLスタンツやブリッツでのプレッシャー、タレント揃いのセカンダリーの隙の無いカバレッジで追い詰められ、4Qに2度のインターセプトを献上しました。1回目はプレッシャーを避けてのTE Cookを狙ったエンドゾーンへのパスの精度が良くなくショートし、DEN CB Surtainに待ち構えられていました。2回目はショートパスをRB Ekelerが上にはじいてしまい、またまたCB Surtainがインターセプト、70ydsリターンされ試合を決定づけるTDを決められました。
DENのディスガイズ守備、プレーコールが素晴らしかったというのはありますが、QBへのプレッシャーが多くパスの精度が悪くなる、レシーバー陣がパスドロップする、ランプレーで脅威が与えられない、不要な反則が多いとすべて悪循環となっており、これでは勝つのは難しいです。

守備はこんなもん

ディフェンスの主力はNT Joseph、CB Samuel、S Gilmanが不在でした。ラン守備は相変わらず良くなかったですね。RB Gordonに悔しいですが83yds、Williamsに54yds、QB Bridgewaterのスクランブルを含めて計147yds走られてしまいました。先週活躍したDT Fehoko, DE Gazianoはなぜか出場スナップ数を落とし、負傷より復帰した正直貢献度の低いTilleryが89%も出場しました。
LB Murrayのスナップ数は15%、足首の状況は分かりませんが、残念ながら序列は確実にWhite, Tranquillの次のようです。ドラフト1巡の奮起を期待したいですね。
この試合、最も残念だったのはアウトサイドCB Samuelの代わりを務めたCampbellです。ほぼフル出場ながら、レシーブを簡単に許したり、タックルミスと悪目立ちしました。1QのQB BridgewaterのスクランブルTDの際は中途半端な対応でタックルできず、4QのRB Williamsへのショートパスに対しては無様なタックルミスを犯し、42ydsのロングゲインを許し、2ポゼッション差をつけられるTDのおぜん立てをしてしまいました。
守備全体で与えた距離は302ydsとはそんなに悪くはなかった印象ですが、3rdダウンでフレッシュを与えた割合は11回中8回と改善が必要です。

ヘルシー Derwin James

この試合で唯一良かったと思えるのはS Jamesです。タックル7つの内、2つはロスタックル、ブリッツをしてはQBサック未遂(判定はパス不成功)、カバーではプレーが崩れた状態からのパスを反応良くインターセプトしました。
Week12まで負傷なくほぼフル出場、ディフェンスチームを引っ張ってくれています。93タックル、1.5サック、5ロスタックル、4 QBヒット、2インターセプトとパスラッシュ、ランサポート、パスカバレッジと全方位の活躍をしており、Jamesがいないとどうなっていたか、恐ろしいです。

まとめ

これでBYE明けは2勝3敗、一進一退が続いています。DEN守備は確かに良かったですが、自滅もあって負けるべくして負けてしまいました。CB, RB, OLの層も薄く、序盤からの問題点も改善の兆しが無いのでプレーオフに堂々と進める状態ではないですね。LARで結果を出したHC Staleyが就任、昨季ルーキー記録を作ったQB Herbertが2年目ということで期待をかけすぎたかもしれません。
Week13はロードで7勝4敗、オフェンス好調で2連勝中のCINです。Herbert同期のQB Burrowはじめ、攻守ともにタレントが揃っています。イージーミス、不要な反則をしていたらまず勝てないと思いますが、プレーオフ進出を占う、大変重要な一戦になると思います。
Go Bolts!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?