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2022 Week1 チャージャーズ (LAC) vs レイダース (LV)

遅くなりましたがNFL開幕おめでとうございます。
Week 1が終了しましたがNFLはやっぱりおもしろいですね。

このnoteでの試合感想も3年目になります。勝っても負けても極力ポジティブに書いていきたいと思いますので今季もよろしくお願いします。

まず開幕前に元ペイトリオッツ、ドルフィンズのRB Sony Michelを獲得しました。Georgia大出身、2018年のペイトリオッツのD1巡入団です。ペイトリオッツでは2018, 2019年はラン931yds, 912ydsとエース級の活躍、2021年にはラムズに移籍し、スーパーボウル優勝に貢献、今年はドルフィンズと契約したものの、シーズン前にカットとなり、チャージャーズと契約しました。個人的にはエースRB Ekelerと競えるレベルのRBが来たなとラッシングアタックの向上に期待しています。

さて開幕戦です。
相手は昨年のプレーオフ出場を賭けたレギュラーシーズン最終戦でオーバータイムまで流れ込んだ激闘の末、敗れたレイダースです。修羅の地区と言われるAFC West、お互い負けられない大一番でした。

Las Vegas Raiders 19 - 24 Los Angeles Chargers 
 
at SoFi Stadium, CA

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お互い最初のドライブでFGを決めた後はチャージャーズが守備の活躍もあり、オフェンスが2 TDを加え、前半を17-3でリードしました。後半はレイダースが徐々に追い上げてくる展開、24-19まで差が詰まりましたが、最後の攻撃を守備フロント陣の2回のサックで封じ、チャージャーズが24-19で開幕戦勝利を収めました。

Lights Out! Kharil Mack

開幕戦勝利はディフェンスの活躍抜きには語れません。
ひと際輝いたのはベアーズからトレードで獲得したEDGEのMack。30歳を超え、ピークを過ぎたとも言われましたが、そんなことはありませんでした。前半で2サック、3 TFL(タックルフォーロス)、2 QBヒット、後半も1サック、2 QBヒットとOTとRBのダブルチームをもろともしない暴れっぷりでした。その中でも4Q終盤、レイダースの5点差の追撃のドライブの4thダウン、サックからのファンブルフォースは圧巻でした。
相方のBosaも1.5サック、1 TFL、2 QBヒットと相乗効果がてきめんでした。Bosaが9割以上のスナップに出場したことも驚きです。
Defensive Interiorは新顔のJoseph-DayとJohnsonの2メンをベースにFox、Tillery、ルーキーOgbonniaでローテーションでした。ラン守備向上を期待していましたが、見事、前半は去年苦しめられたレイダースのエースRB Josh Jacobsを5回キャリーの12ydsに抑え、開幕戦は試合を通じてランゲームを13回64ydsに抑えるという見事な活躍でした。

3 インターセプト!

期待のJ. C. Jacson不在のDB陣、レイダースのGBからの新加入エリートWR Davonte Adams、昨季もやられた厄介なHunter Renfrow、開幕前に大型契約延長を締結したTE Darren Wallerといったレシーバー陣をどうやって抑えるのか注目でした。
布陣はアウトサイドCBにSamuelとDavis、Slot CBに新加入のCallahan、SにはAdderleyとJames、JamesがBig Nickel、Edgeと役割を変えたときがGilmanが入りました。
Adamsを主にカバーしたのはSamuel、10捕球、141yds、1 TDを許してしまいましたが、1 INT、2パスブレイクと決して負けておらず、非常に見応えのあるマッチアップで魂のこもった熱いプレーを見せてくれました。
主にRenfrowをカバーしたCallahanも4Qの苦しい時間帯にアンダーニースを横切るパスルートをしぶといカバーでインターセプトをしました。
Jamesは時にディープのカバー、時にインサイドレシーバーのマンツーマン、時にフロントからのブリッツとまさにマルチな活躍、6タックル(1 TFL含む)、1 サック、1 QBヒットを記録しました。

LBは2LBがベースでMurray、Tranquill、Van Noyでローテーション、Murrayはルーキーシーズンを思い出される生き生きとしたプレーぶりでした。
Van Noyはパスシチュエーションでブリッツが多かった印象です。後半最初にRB Brandon BoldenにTDレシーブを許したカバーは残念でした。
最後に圧巻だったのはTranquillの前半終盤のTE Wallerへのパスをインターセプトしたプレー、どんだけ下がんねやというすごいカバーでした。

Herbertも良かった

ディフェンスが目立った試合でしたが、QB Herbertも良かったです。リードした後半はプレーコールが保守的になり、ランプレーも止められ、尻つぼみとなりましたが、パス34回中26回成功、279yds、3 TD、0 INT、0 被サックとレイティングは129.4を記録しました。専門的なことは分からないのですが昨年と比べて上手くなったなあという印象です。(ざっくりですみません。)2QのWR Allenへの42yds パスはすごかったですね。

WRは4捕球66ydsを獲得していたAllenが2Qにハムストリングス(腿うら)を負傷してしまい、Week 2のチーフス戦は微妙とのこと、残念です。
またWilliamsは2回の捕球に終わっています。ブロックは良かったです。
飛躍の年にしてほしいPalmerも3捕球に終わりました。
活躍したのはリターナー兼任のCarter、多くのチームを渡り歩いた苦労人、スロットの位置からAllenの不在をカバーする4捕球64yds、目の覚めるような1 TDレシーブを記録しました。開幕直前に番号を#1に変更した為、違う人の写真が出てしまいました。

TEはParhamが不在、EverettとMcKittyの2TE体制でした。Everettは初お目見えだったので楽しみにしていましたが、期待以上の実力、3捕球64yds、1 TDを稼ぎました。得意とされていたランアフターキャッチ、またプレーが壊れたTD時の臨機応変な対応は良かったですね。
Mckittyはブロックメインで3捕球と悪くなかったですが、ゴールを背にした4Qのパスドロップは反省ですね。
一方、ランは出ませんでした。RB Ekeler、Kelley、Michelのトータルは25回69ydsと散々なもの。Kellryがプレシーズンの好調を維持していたのが救いです。Ekeler、Michelとも徐々に調子を取り戻してほしいです。
ルーキーFB Horvathはオールマイティな能力を見込まれたのか、近年の傾向にはない、FBとして22%のスナップに出場しました。3rdダウンでのショートヤーデージのラン、リードブロック、2Qのチャージャーズ今季初のTDレシーブと素晴らしい活躍でした。個人的にFB好きなので嬉しいです。

注目のOL

OLの先発は既報通り、C Linsley、LG Feiler、LT Slater、ルーキーRG Johnson、RT Pipkinsでした。Cから左サイドは安定の布陣、SlaterはベテランのDE Chandler Jonesを抑え、Feilerも1試合に1個あるかないかのパスプロミス一つだけでした。Johnsonはルーキーとしては及第点、懸念のPipkinsは完璧とは言わないまでも大けがになることは無く、昨季の最終戦でNortonをけちょんけちょんにしたDE Maxx Crosbyを見事被サックゼロに抑えました。OL全体で試合を通じても被サックはなく、今季大いに期待ができます。ランブロックはそんなに悪くは無かったですが、ラン自体は出ませんでした。

掘り出し物パンター J.K. Scott

最後にST、K Hopkinsは4Qに49ydsのFGは外したものの1Qの43ydsは成功、キックオフは全てタッチバックでまずまず、短いのは確実に決めてくれれば不満はありません。
嬉しい誤算はP Scott、ハングタイムが長く50ydsレベルの距離を安定して蹴ってくれたので陣地回復の大きな武器となりました。中でも1Qのレイダース陣2ydsに蹴りこんだパントは圧巻でした。いい選手をとりました。

まとめ

新加入選手が期待通りの活躍をし、快勝モードだったにも関わらず、ヒヤヒヤした試合展開が我がチームのいいところ、とにもかくにも地区内ライバルから貴重な1勝をもぎとりました。
Week 2は早くもThursday Night Football、ロードでチーフスとの対戦という今季を占う一戦です。WR Hillはいなくなりましたが、QB Mahomes、TE Kelceは今季も元気みたいでWeek 1はカージナルスに44-21で快勝してました。
CB Jackson、TE Parham、WR Allenらは試合に出場することができるのか、厳しい相手ですが、勝利を信じて応援したいと思います。
Go Bolts!

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