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2021 Week3 チャージャーズ (LAC) at チーフス (KC)

LAC 30-24 KC

          1    2    3    4   Total 
LAC:  0  14   0  16    30
KC  :  0    3  14   7    24

前半3度のターンオーバーで2TDを奪い、KCをFG1本に抑え、14-3で前半を折り返しました。後半本領を発揮したKCの連続3TDで21-24と逆転を許しますが、FGで24-24の同点にした後、S GilmanのインターセプトでKCの猛追を防ぎました。最後はWR Williamsへの勝ち越しTDパスで30-24にし、真っ赤な地で地区内ライバルに嬉しい勝利を収めました。

試合経過

1Q
LAC: KCの1stドライブでCB Samuelがインターセプト
LAC: KCの2ndドライブ、WR HillがレシーブしたところをCB Campbellがファンブルフォース、CB Davisがリカバーし、ターンオーバー
2Q
LAC6-0: WR Allenへの4yds TDパス(TFP 不成功)
LAC14-0: KC RB Edwards-Helaireがファンブル、LAC CB Davisがリカバーし、3度目のターンオーバー、それで得た攻撃権でRB Ekelerがパスレシーブ後のランアフターキャッチで16ydsのTDを決める(TFP 2ポイント WR Williamsへのパス成功)
KC: 14-3: K Butker 34yds FG成功で前半終了
3Q
KC: 14-10: 7度1stダウンを更新され、最後はTE Fortsonへの2yds TDパス(TFP 成功)
KC: 14-17: RB Edwards-Helaireへの10yds TDパス(TFP 成功)で逆転
4Q:
LAC21-17: TE Cook, WR Allenへのパスで進め、4thダウンギャンブルも成功、WR Williamsへの20yds TDパス(TFP 成功)で再逆転
KC: 21-24: WR Hardmanへの8yds TDパス(TFP 成功)で再々逆転
LAC24-24:  WR Williamsへの43ydsパスを皮切りに、RB Ekelerのラン、KCのDPIの反則、FB Nabersへの1yd TDパスを決めるも、イリーガルシフトの反則で取消し、最後はK Viscainoの24yds FG成功で同点
LAC: S Gilmanがインターセプト
LAC30-24: 残り1:42からのドライブ、不安定なFGよりもTDを狙った4thダウンギャンブルが失敗に終わりましたが、幸い相手の反則で1stダウン更新し、WR Williamsへの4yds TDパスで勝ち越し(TFP 不成功)、最後の32秒のKCの攻撃も守り切り、難敵に見事勝利しました。
(LAC: 2勝1敗)

4 TDパス!

Herbert率いる好調のパッシングオフェンスは獲得ヤードこそ過去2戦を下回る281ydsでしたが、4 TDを記録。WRデュオは好調を維持、Allen 8回50yds, 1 TD、Williams 7回122yds, 2 TDで勝利に貢献しています。4QのWilliamsの20ydsパスレシーブTDのオープンになる動きは圧巻でした。Williamsはこれまで3試合で22捕球、295yds、4 TDと驚異的な活躍です。
昨季と違うのはやはりOL、IOLの補強は大きかったですね。Linsley, Feiler, Aboushiとも期待通り、期待以上の存在になっています。ランパスともQB Herbertがのびのびプレーしています。DT/DEのJonesが厄介でしたが、決定的な仕事はさせませんでした。

"The Electric" Ekeler!!

エースRB Ekelerは攻撃の74%に当たる49スナップという今季最多のプレー数に出場。この試合はランプレーの割合は減っているものの、ラン11回、55ydsで平均5yds!、レシーブで6回52yds, 1 TDを記録、今季、今までターゲットになった15回全てキャッチしています。すごいです。好調パッシングオフェンスのいいアクセントになっています。
4Q 残り6分くらいからの2回の1stダウン更新した3連続の中央を突破したランプレーは素晴らしかったです。IOL特にLG Feilerのブロックも見事でした。

対KC 守備プラン

この試合はほとんどのシチュエーションでDT 2枚、EDGE 2枚、ILB 2枚、DB 5枚のシステムでした。Slot CBのCampbellがWR Hillのマンツーマンで付き、またTE Kelceも内側はILB、ワイドにセットした場合はCBがそのまま付き、ディープの2枚で各々Hill, Kelceの両名をダブルカバー気味にケアしていました。
この試合の守備プランはランを捨てパスのビッグプレーを防ぐことだったと思います。事実、ランはRB Edwards-Helaireの100ydsを筆頭に186yds出されましたが、20yds超えのパスはTE Kelceへの2回のみ、3度の被TDは全て10yds以内のパスでした。時間を使わせつつ、上手くKC攻撃の速攻という強みを消す事ができました。
パスラッシュも比較的機能し、負傷が心配されたBosaも好調でMahomesの2回のインターセプトや微妙なパスミスを引き起こすのに貢献したと思います。DT Tilleryも頑張っていました。
一方ILBはTranquillのスナップ数が増えてきました。全守備半数以下の34スナップながら、8タックル、0.5サックを記録しています。2Qのスクリーンパスをレシーブの瞬間タックルで仕留めたプレーは見事でした。逆にMurrayの出場が減りましたが、Whiteと3人でレベルの高い競争を続けてほしいです。

CB Campbell 2度のファンブルフォース

この試合もCB Harrisが欠場、今季守備での出場がほとんど無かったCampbellがSlot CBに抜擢され、快速WR Hillの試合を通じてのカバーを任されました。結果、5捕球(56yds)でHill持ち味のビッグプレーは見事抑えました。さらに前半2度のファンブルフォースタックルでどちらもターンオーバーを誘発、勝利の立役者となりました。KCの逆転を狙った試合終了間際のドライブでもインコンプリートとなりましたが、Hillへのタックルは素晴らしかったです。この試合のMVPですね。

今年のルーキー(Week3)

D1巡 OT Slater: 当たり前のようにQB Herbertのブラインドサイドを守る存在に。PFFデータでは今まで3試合で5 QBプレッシャーのみ(1 QBヒット、0サック)と素晴らしい活躍
D2巡 CB Samuel: 全守備スナップ出場、2 タックル、KCの1stドライブにWR Kempがチップしたボールを素晴らしい反射神経でダイビングキャッチ、今季2回目のインターセプト!
D3巡 WR Palmer: WR4として出場するも捕球なし
D3巡 TE McKitty: Inactiveで欠場
D4巡 EDGE Rumph: 守備で24スナップ、2タックルを記録、STでは1タックル
D5巡 G/T Jaimes: Inactiveで欠場
D6巡 LB Nieman: STで出場、スタッツ無し
D6巡 RB Rountree: RB2として攻撃11スナップ出場、ラン4回3yds
D7巡 DB Webb: 守備で4スナップ、1タックルを記録、STでも出場

まとめ

4度のターンオーバーがあったからこその勝利だと思います。ターンオーバーが無ければ、殴り合いの展開が予想され、KCの得点力が上回っていたでしょう。
また強風だったとはいえ、K ViscainoのTFPが2回も不成功に終わりました。なかなか安定してくれないですね。
次節はMonday Nightで好調全勝のLVとホーム SoFiで対戦です。DC Bradley, CB Hayward, LB Perryman, DT Philonと元Chargersがいるので楽しみですね。PerrymanとHaywardは主力として大活躍しています。いかにLVのパス攻撃を抑えるか、勝負の分かれ目になりそうです。
Go Bolts!

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