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2022 Chargers ロスター展望 LB/EDGE

CB JC Jacksonの足首の手術のニュースが入ってきました。深刻なものでは無く、2~4週間で復帰できるとのことです。4週間で見積もると開幕2週、地区ライバルのレイダース、チーフス戦は不在の可能性が高いです。
残念ですが、復帰後の爆発を期待しましょう。

今回はディフェンスの続き、LB/EDGEです。
*ロスター枠は個人的な予測です。

*Linebacker (5)

#8 Kyle Van Noy (31: BYU: 2014 D2 by DET)
#49 Drue Tranquill (27: Notre Dame: 2019 D4)
#42 Troy Reeder (27: Penn State / Delaware: 2019 UDFA)
#9 Kenneth Murray Jr. (23: Oklahoma: 2020 D1)
#31 Nick Niemann (24: Iowa: 2021 D6)
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#57 Amen Ogbongbemiga (23: Oklahoma State: 2021 UDFA)
#50 Cole Christiansen (25: Army: 2020 UDFA)
#53 Damon Lloyd (24: IUP: 2022 UDFA)
#58 Tyreek Maddox-Williams (21: Rutgers: 2022 UDFA)

LBは昨年のリーディングタックラー、Kyzir Whiteが1年契約、$3Mでイーグルスに移籍となりました。引き留められるお金があったのではと残念な放出でした。

さてLBは5枠予想。近年では一番軽視されるポジションになりつつあります。チャージャーズは今年、Van Noyという大物と契約しました。当初はEdgeのデプス補強でしたが、トレーニングキャンプではLBにケガ人が多く、主にLBで練習をしているとのことです。個人的にはピークは過ぎているとはいえ、ペイトリオッツ時代の活躍を見ていて大好きな選手なのでこの補強を嬉しく思っています。2度のスーパーボウルチャンピオンの経験はこれから強くなるであろうチャージャーズの選手たちに良い影響を与えてくれるでしょう。ダウンによってEdgeもプレー可能で非常に楽しみです。背番号は馴染みの53ではなく8をつけます。

もう一角の本命は4年目のTranquill。昨年は14試合の出場。ケガがちであることが非常に不安ですが、好調時はランパスバランス良く質の高いプレーを見せてくれます。隣にVan Noyがいることでさらなる進化を見せてほしいです。

また今年、LBのデプス補強+ST強化でラムズよりReederを獲得しました。昨年はチャンピオンチームで1.5本目扱いながら、LB1位のタックル数(91)を稼いでいます。なんといってもHC Staleyのシステムを熟知しています。地味ながらいい補強だと思います。他の選手の稼働が怪しいので蓋を開けてみるとスナップ数はLBで一番になるかもしれません。STでの貢献も期待しています。

次はMurray、QB Herbertと同期、2020年ドラフト1巡指名の選手です。1年目はほぼフル出場、107タックルという素晴らしい活躍をしてくれました。しかし2年目の昨年、ケガとスランプに陥り、Edgeにも挑戦しましたが、凡ミスをするなど散々な1年でした。今年早々、肩の手術を行い、トレーニングキャンプも満足に練習できない状態でしたが、先日チームドリルに戻れたようです。コンディションを戻し、上記の選手と競争からのスタートになりますが、ポテンシャルは凄い選手には間違いないのでもう一度輝きを取り戻してほしいです。頑張れ!K9!

最後の枠は2年目のNiemannとOgbongbemiga、3年目のChristiansenの争いになると思います。プレシーズンを見る限り、大きな差はないですが、STでの貢献度を考えるとNiemannが残るのかなと思います。

*Edge rusher (4)

#97 Joey Bosa (27: Ohio State: 2016 D1)
#52 Khalil Mack (31: Buffalo: 2014 D1 by OAK)
#94 Chris Rumph II (23: Duke: 2021 D4)
#51 Emeke Egbule (25: Houston: 2019 D6)
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#44 Jamal Davis II (27: Akron: 2019 UDFA)
#54 Carlo Kemp (24: Michigan: 2021 UDFA)
#59 Ty Shelby (23: Louisiana-Monroe: 2022 UDFA)

昨年からの変更は先ずUchenna Nwosuがシーホークスに。昨年はEdgeとしてブレイクしたばかりだったので移籍は残念です。またKyler Fackrellも満了となりました。今季レイダースと契約しましたが、シーズンエンドのIR入りとなったようです。残念ですね。

EDGEはLBに記したVan Noyが臨機応変にできるので4枠予想です。

先ず看板のBosa、何も言う必要は無いでしょう。2020年に5年、$135Mの超大型契約を結びました。昨年は新システムのEDGEにて16試合先発、10.5サックの活躍で3年連続、4回目のプロボウルに選ばれました。隔年でフル出場できないシーズンが順番的に今年となっているのがちょっと不安ですが、後述するMack効果によって大暴れしてくれるのではないかと興奮しています。

Bosaの反対側はMack、今年FA解禁早々、トレードで獲得しました。対価は2022年のD2巡と2023年のD6巡です。レイダースで4年、ベアーズで4年、通算76.5サック記録しています。昨年はWk8以降はケガでシーズンエンドでしたが、それまで好調で6サック記録しています。ベテランの域に達していますが、今年はキャンプもこなしており、Bosaとの相乗効果でどんな活躍を見せてくれるか楽しみでなりません。対戦チームは頭を抱えてることでしょう。

控えの1番手は2021年D3巡のRumph、スピードタイプで細身の印象でしたが、今年はバルクアップして体つきがガラリと変わりました。それを証明するかのようにプレシーズン2試合で各前半のみの出場に関わらず、7タックル、1サック、3ロスタックルと驚異的なプレーを見せてくれています。ローテーションながら出場スナップ数の増加は確実で昨年以上の成績を残してくれると確信しています。

最後の枠はチャージャーズ生え抜き4年目Egbuleと現在7チーム目の同じ4年目Davisの争い、DavisはAcron大から2019年のテキサンズから始まり、コルツ、ドルフィンズ、タイタンズ、ブラウンズ、CFLと転々としてきました。プレシーズンを見る限りどちらが優れていたという決め手は無かったです。チャージャーズでの経験値、Off-Ball LBもプレー可能ということでEgbuleを予想します。

Bosa, Mackの最強デュオに加え、Rumphの成長、Van Noyもいるという非常に楽しみなユニットです。


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