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2021 Week14 チャージャーズ (LAC) vs ジャイアンツ (NYG)

LAC 37-21 NYG

          1   2   3   4  Total 
NYG:  7   0  0 14    21
LAC:   7 17  6   7    37

前半でLACが3 TD, 1 FG, 27-7で大きくリード、後半も2 FG, 1 TDでリードを広げ、危なげない試合運びで37-21でLACが勝利。

試合経過

1Q
LAC7-0: ラン中心のドライブで前進し、RB Ekelerの1yd TDラン(TFP成功)
NYG: 7-7: QB GlennonからTE Rudolphへの60yds パスが決まり、大きく前進、FB Pennyへ3yds TDパス(TFP成功)
2Q
LAC14-7: RB Ekelerの17yds ラン、TE Parhamへの15yds TDパスでレッドゾーン侵入、WR Palmerへの12yds TDパス(TFP成功)
LAC17-7: ゴール前5ydsまで攻め、4thダウン1ydでギャンブルを試みるも、LG Feilerのフォルススタートの反則、K Hopkinsの27yds FG成功
LAC24-7: 前半最後のドライブ、LAC陣41ydsから縦に走ったWR Guytonへの見事な59yds TDパス(TFP成功)
前半終了: LAC 24-7 NYG
3Q:
LAC27-7: K Hopkinsの28yds FG成功
LAC30-7: CINのフェイクパントパス失敗から得た攻撃権、K Hopkinsの39yds FG成功
4Q:
LAC37-7: 3Q終了間際にDE Bosaがサックからファンブルフォース、LACがリカバーしNYG陣41yds地点でターンオーバー、ラン中心に進め、TE Cookへの1yd TDパス(TFP成功)
NYG: 37-13: RB Barkleyへ18yds TDパス(TFP 2ポイントコンバージョン、WR Golladayへのパス不成功)
NYG: 37-21: QB Glennonの7yds TDラン(TFP 2ポイントコンバージョン、FB Pennyのラン成功)
NYG: オンサイドキックが成功、残り1:17からの攻撃、LAC LB Niemannがインターセプト
LAC 37-21 NYGでLAC勝利
(LAC: 8勝5敗)

ランヘビーな攻撃

エースWR Allenが今季初めて欠場(COVID-19)でその影響か、ラン中心の攻撃が展開されました。エースRB Ekelerが3Qで足首を負傷するもランで67yds(キャリー平均5.6yds)1 TD、Jacksonが35yds、Kelleyが33ydsとHerbertのラン含め152ydsとまずまずのゲームプラン通りの結果を残しました。タイムオブポゼッションは34:20でした。
かといってパスが疎かだったわけではありません。CIN戦からのHerbertの好調は続いており、投げては鮮やかな59ydsのディープボム(後述)を含む275yds、3 TD、0 INTと完ぺきに近い数字でルーキーからの2年連続30 TDを達成、NFL史上初の記録とのことです。
TEは4枚体制が板についてきました。CookとParhamはレシーブ、AndersonはFB、ルーキーMcKittyはブロック(この試合TEでトップの出場スナップ46%)と多彩な攻撃を可能にしています。
少し懸念はLT Slater、コンディションが悪いのかランブロック、パスプロテクションともミスがあり、いつもの圧倒的な存在が薄れていました。

Allenの穴を埋めたWR unit

Allenの穴はWilliamsとPalmerがしっかり埋めました。Williamsは6回ターゲットで6回全てをキャッチ、4回のフレッシュ更新と柄にないクラッチ振りを発揮、ルーキーのPalmerは今までのWR4扱いからWR陣トップの87%の攻撃スナップ数に出場し、5捕球66yds, 1 TDの1試合キャリアハイの活躍、一気にブレイクしました。ランプレーでも素晴らしいキックアウトブロックを見せ、Ekelerのロングゲインを演出しました。
改善のあったプレーコールとともに前節からディープスレットとして牙をむき始めたGuytonは前半終了直前に2ディープの間を走り抜け、59yds TDレシーブしました。Herbertの完璧なディープボールもさることながら、フリーになってキャッチするGuytonもすごいと思います。いやあ、痛快なプレーでした。

Derwin James 不在

この試合のディフェンス欠場者は、EDGE Fackrell、S James、S Gilman、CB Samuelで、特に大黒柱のSのJames不在が心配でした。しかし、NYGのバックアップQB Glennonが率いた攻撃を大勢が決まる4Qまでは7点に抑え、ほぼ危なげの無い試合展開としました。
EDGE Bosaは前節の頭部の負傷の影響か、出場スナップ数は54%ながらファンブルフォースも決めた1サック、4 QBヒットとさすがの暴れっぷりを見せ、DT Jonesも好調、1ロスタックル含む5タックル、1サック、1 QBヒットと活躍しました。負傷明けのNT Josephはスナップ数は9とプレー数は制限されました。それでも3タックルはさすがです。
LB Whiteはこの試合10タックルで今季106タックルとなり、Jamesとチーム久々の100タックルデュオなりました。これは2000年のLB Junior SeauとSS Rodney Harrison以来となります。SeauはChargersを応援するきっかけとなった個人的に大好きな選手です。
CBはDavisとHarrisが頑張ってくれました。二人で7つのパスディフェンス、前半で5回のパントを蹴らせることに貢献しました。S Adderleyも試合毎に成長が見られ、信用するに足るプレーヤーになっています。James、Samuel不在でしたが、1Qのサイン外れのTE Rudolphの61ydsのビッグゲインと4Qのガベージタイムを除くとQB Glennonだからというのもありますが、パス50yds程度に抑えています。
ここ数週間、出場数を大幅に減らしているLB Murrayは主にEDGEで出場しましたが、2度のオフサイドの反則をとられ、ゴール前のパスカバーでTDを許す等、いいところが全くありませんでした。

まとめ

攻守キープレイヤー不在の中、確実に勝利することができ、8勝5敗。プレーオフ戦線に生き残りました。残り4試合、3勝したいですね。
Week15はホームでTNF。相手は序盤の不調を克服し、現在6連勝中、9勝4敗でAFC西地区首位のKCです。Week3では守備が4度のターンオーバーを奪い、30-24で見事勝利しています。QB Mahomes率いるハイパーオフェンスをどれだけ抑えることができるか、欠場していたメンバーがどれだけ戻ってこれるかがポイントとなりそうです。
あと今、KCにDE Melvin Ingramがいます。NBAスター、Kobe Bryant由来の24番を付けています。厄介な存在ですが負けられません。
Go Bolts!

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