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2021 Week4 チャージャーズ (LAC) vs レイダース (LV)

LAC 28-14 KC

           1    2    3   4   Total 
LV    :  0    0  14   0   14
LAC :  7  14    0   7   28

前半LACは3 TDパスでリード、守備はトータル73ydsに抑え、ほぼ完ぺきに21-0で折り返す。3Q LVは2 TDパスで追撃するも、LAC守備がS JamesのINT等で踏ん張り、28-14でMNFの見事な勝利を収めた。

試合経過

1Q
LAC7-0: 1stドライブ、ラン多めでボールコントロール。TE Parhamへの4yds TDパス(TFP成功)
2Q
LAC14-0: FBの位置に入ったTE Andersonへの34ydsパスでレッドゾーンに進み、TE Cookへの10yds TDパス(TFP成功)
LAC21-0: 前半最終ドライブ、RB Ekelerへの14yds TDパス(TFP 成功)
前半終了: LAC 21-0 LV
3Q: 

LV: 21-7: 後半最初のドライブ、WR Renfrowへの10yds TDパス(TFP 成功)
LV: 21-14: LAC CB Samuelの反則DPIで大きく前進、TE Wallerへの3yds TDパス(TFP 成功)
4Q:
LV: K Carlsonの52yds FGは不成功
LAC28-14: RB Ekeler 11yds TDラン(TFP 成功)
LAC: LV TE WallerへのロングパスをS Jamesがインターセプト、LV最後の攻撃を4回で抑え、28-14で試合終了。
(LAC: 3勝1敗)

Run the Ball

この試合の攻撃プランはLVに攻撃の時間を与えないボールコントロール、ランプレーが今までの試合より多めでした。Herbertはディープボールのタッチが良くなかったですが、TE, RBへのショートターゲットを多くし、25回222yds, 3 TD, 0 INT、前半最後の2ミニッツでも確実に3つ目のTDを決め、悪いなりに、MNFの勝利を導きました。
エースRB Ekelerは先週から好調を維持、キャリアハイのラン117yds, 1 TD(15回, 平均7.8yds)とキレある走りを見せてくれました。得意のレシーブでもTDを決めています。
OLはランブロック、C/G, G/Tのコンボも良かったですね。パスプロテクションでは時折、フリーのディフェンダーにプレッシャーをかけられました。OL, TE, Backsの誰をとるのかというコミュニケーションは改善事項だと思います。
LVには元ChargersのDC Bradley率いる元所属の選手たちが主力として活躍していました。DT Philonは2サック、LB Perrymanは12タックル、CB HaywardはWR Williamsをほぼシャットダウン、S Teamerもナイスタックルを見せていました。

TEの活躍

今季好成績のWR Allen, Williamsへのマークをきつくされる中、輝いたのは3人のTEたちでした。
エースのCookは6回捕球の70yds, 1 TD。流れがLVに傾いた3Qには4thダウンギャンブルでアンバランスのTの位置からのパスレシーブで見事な1stダウン更新。
ハイターゲットParhamは価値ある先制4yds TDパスレシーブ。
AndersonはFBの位置からプレイアクションの流れでワイドオープンとなりパスをキャッチし34ydsゲインしました。その後2つ目のTDに繋がりました。その他、FBからだったり、WBの位置からモーションでリードブロックと貢献度が非常に高いです。
ドラフト3巡ルーキー McKittyは開幕より欠場が続いているので早く見てみたいですね。

スーパーディフェンス!

この試合前に、DT Jones (Calf) とLB Murray (Ankle) がInjured Reserve入りになりました。それによってDT MerrilがActive Roster入りしました。CB Harrisは引き続き欠場です。
守備は前半ほぼ完ぺき、トータル73ydsに抑え、6回のパントを蹴らせました。
フロント陣は試合を通じて主役、脇役とも奮戦、ラン守備は大きく改善、エースRB Jacobsを40ydsに抑え、パスラッシュはBosa, Tillery, Fackrell, Covingtonで4サック、特に4QのCovingtonのサックはLVの追撃の勢いを止める価値あるプレーでした。Merrillも少ない出場機会ながらQB Carrのスクランブルを止めています。
Murray不在のILB、WhiteはランストップとRBのパスカバー、TranquillはブリッツからのQBへのプレッシャーとそれぞれの持ち味を発揮しました。ただMurrayの欠場が続くとバックアップのレベルが心配です。
DBはHC Staley肝いりなのでビッグプレーを許さないカバーリングが徹底されています。状況によりS Jamesが2ディープ、Slot CB、Box Safetyと役割を変え、Derwin is everywhere! を体現し、CB Campbell, S Gilmanも存在感を示しています。S Jamesは終盤にTE Wallerをカバーし今季初のインターセプトを決めました。FS Adderleyも昨季とは見違える成長をしています。

4thダウンのプレーコール

新コーチ陣となり、この試合では4thダウンのプレーコールに攻めた姿勢が見えました。
1Qには失敗に終わりましたが、パントフェイクでのP LongからGunner Campbellへのパス。3Qは自陣45yds, 4thダウン2からTE CookをTの位置に入れ守備を混乱させてからのそのCookに見事なパス成功。4Qにも同じく4thダウン2でTE Cookへのパスでフレッシュ更新。最後は54yds FGトライと見せかけてのK Viscainoのナイスパント。
観てるほうは楽しませてもらいました。

今年のルーキー(Week4)

D1巡 OT Slater: 当たり前のようにフル出場。プロボウル級で安心できる存在です。
D2巡 CB Samuel: 全守備スナップ出場、4 タックル、3QのWR RuggsへのDPIの反則は反省点です
D3巡 WR Palmer: WR4として出場するも捕球なしですが、ランのブロッカーとして貢献
D3巡 TE McKitty: Inactiveで欠場
D4巡 EDGE Rumph: 守備で9スナップ出場、1タックルを記録
D5巡 G/T Jaimes: Inactiveで欠場
D6巡 LB Nieman: STで出場、2タックルも2Qにフェイスマスクの反則
D6巡 RB Rountree: RB2として攻撃22スナップ出場、ラン11回31yds
D7巡 DB Webb: STのみ出場、スタッツ無し

まとめ

素晴らしいMNFでの勝利、素晴らしいディフェンスでした。危なげのない勝ち方でコーチ陣もしっかり仕事をしている印象があります。
次週Week5は3勝1敗で好調のCLE。なんといっても6サックを誇るDE Myles GarrettとJadeveon Clowneyがいる守備フロント。OLがどこまでHerbertを守ることができるか楽しみです。
Go Bolts!

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