2020 チャージャーズ選手別振り返り QB編


QB #10 Justin Herbert

15試合(15先発)パス595回中396回成功, 成功率 66.6%
パス獲得 4,336yds, 31 TD, 10 INT, Rating 98.3
ラン獲得 55回234yds, 5 TD

2020年ドラフト1巡6位でOregon大から入団。Week 2のQB先発予定のTaylorが試合直前の不慮のアクシデントで先発の座をつかみ、序盤は勝ち星が稼げません(先発試合は6勝9敗)でしたが、期待以上の活躍を見せました。
198cm, 109kgのサイズ、強肩、走力あり、プレッシャー下におけるポケットに留まる度胸、状況を変えるディープへのパスと観ていてワクワクする素晴らしい選手です。
1試合パス獲得300yds超えは8回を記録、ルーキーとしての年間パス獲得距離は2012年の元INDのLuckに38yds及びませんでしたが、AP Offensive Rookie of the Yearを受賞しました。パスでの31 TDは2018年のCLEのMayfieldの28 TDを更新したルーキー記録です。
今後ケガ無く、微妙なタッチ、コントロールが改善されれば、フランチャイズQBとしてチームをいつかSuper Bowl優勝に導いてくれるでしょう。期待しかありません。
プレーとは関係ないですが、シーズン中盤に長髪を切り少年のようなスポーツ刈りにしてきたのは衝撃的でした。本人曰く特に意味は無く長くなってきたから切ったとのこと。憎めないキャラクターです。

QB #5 Tyrod Taylor

2試合(1先発)パス30回中16回成功, 成功率 53.3%
パス獲得 208yds, 0 TD, 0 INT, Rating 75.4
ラン獲得 6回7yds, 0 TD

開幕は先発QBに指名されCIN戦で勝利を収めましたが、Week 2の試合直前のウォームアップで肋骨を傷めた際にチームドクターによる痛み止め注射の誤射で胸の痛みを訴え、先発の座をルーキーHerbertに譲りました。Herbertのその後の活躍は上述の通りです。
今季FAになります。実績は十分な為、バックアップだと心強いですが、他のFA QBと契約するのか注目です。

QB #2 Easton Stick

1試合(0先発)パス1回中1回成功, 成功率 100%
パス獲得 4yds, 0 TD, 0 INT, Rating 83.3
ラン獲得 1回-2yds, 0 TD

2019年ドラフト5巡でNorth Dakota州立大から入団。(QBとしてはドラフト8番目、同期はARIのMurray, NYGのJones, 元WFTのHaskins, DENのLock等です。)大学時代は走れるQBとして活躍しました。
2020年はプレシーズンゲームが無くアピールする機会はあまりありませんでしたが、Week 7のJAX戦にHerbertの負傷退場時に2スナップのプレー機会があり、NFL初パスを決めています。Herbertのバックアップという位置づけですが、走力を活かしスペシャルプレーで出番があるかもしれません。

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