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東京タワーとスカイツリーとWish List。

今日はすみっコぐらしのカフェのために東京スカイツリーにきた。



スカイツリーにきたのは、友人たちとだから
2013年。


9年ぶりらしい。


昨日はNissyのために、人生で初めて東京タワーに登った。


東京に住んで17年半以上経って
まさか東京タワーに突然登ることになるとは
思わなかった。(スカイツリーは結局、2回ともソラマチにきただけだから登ったことがない)


昨日と今日と連続で
東京タワーに行ってスカイツリーに行って。


東京観光みたいじゃないですか。



昨日の東京タワー↓


おかげで昨日は(勤務を終えてから行っておまけに帰り電車降りて駅から家まで歩いたから)
11.8kmも歩き、今日は車で伊勢丹に行ってそこから母と別れてからスカイツリーにきたのと帰りにバスに乗ったから少し少なくて、でも5km歩いた。勤務の時は、バスを乗るか否かでかなり違うけれど、バスに乗ると6〜7km、歩くしかないと8〜9kmで平均7.5kmくらいは歩いてるから、昨日と今日合わせて17kmというのもいつも歩く二日間距離とそんなに違うわけではないけれど、


通勤の距離と観光?(観光っていうのかな?)の距離の感覚は違うんだなと思う。


あまりお金がないから…9月の友人の結婚式の準備をしなければいけないし、太りすぎてるからこのままじゃドレス着られないし、EXITの音楽ライブいって、EXITの漫才ライブ観に行って、BE:FIRSTのツアーDVD買って、それにテニプリ、すみっコぐらしとヲタ活の極み乙女。そういえばデニムがぱつぱつ。この間お洋服も買ってしまったし。こういうことを優先しているといけない。自立せねばならないわけだし。


昨日、今日使ったお金を自分の給与換算してみたら、交通費だけで1705円、東京タワーに登るのに1200円、購入したものが1030円、今日、新宿で買ったドーナツが330円、ランチが3300円、今日購入したグッズが10560円、今日は帰りにローソンでテニプリのドリンク買ったから2日間で14358円。ヲタ活という名のもとに、自分の1週間分以上の給与をつぎ込んだ。おまけに、欲しかったすみっコぐらしのボトルは買えなかったわけでこれを買うとなるとまた行くことになる。かも…ドリンクボトル欲しいなあ…


テニプリコラボドリンクと東京タワー登るのと今日のランチの時のドリンクは計画的だったけれど今日のランチとデザートと、今日購入したグッズは衝動買い。後悔はしないと思うけど、余裕があるわけじゃないのにヲタ活という名の下にお金を撒いたのは、どうなのだろうと内心思っていた。おまけに太ったと言いながらのこの食べすぎ。


あ、違う、そんなことを書きたかったんじゃないんだった。 26歳の時に書いたやりたいことリスト100には、すみっコぐらしカフェも東京タワー登ることもヲタ活を楽しむことも入っていなかった。24歳の時に書いた「これからやりたいことリスト」にもない。


目の前の楽しさや快感や喜びは大きいし、
あとで、買わなくてもよかったかなとは思っても買って後悔しているものは初めて通販で買った洋服以外はないし、経験できないものを経験しているから後悔はしないけれど、このままでは思い描くやりたいことやなりたい自分は近づかない。


でも、
東京スカイツリーは登ってないにしろ、
なんとなく30歳までに東京タワー経験してよかったな思った。東京住みで東京タワーに登るという経験は、こういう機会に思い切らないと、もしかしたら今後一生登らないかも。


 それでもふとした時に、散財し終わって帰ってくる途中とかに、


私このままでいいのかしら、いいはずないわよね
と思う。一人暮らしもしていないし、彼氏も今のところいないし結婚の予定もないと言っていた中高の友人たちが、「とりあえず貯金はしている」って言っていた。非正規雇用の私と正規雇用の彼女たちという違いはあるけれど、貯金ができないとかなんとか言って本当に貯金のない私と、あんまり貯金ないからまだ実家を出られないんだよねといいつつすぐに旅行に行ったり急に大きな欲しいものが出てきてもパッと出せる余裕のある友人たちの「貯金ない」は意味合いが違う。


まして、貯金があるらしい、おまけに子どもを育てている親愛なる友人は、「お金がない」も「貯金がない」も一度も聞いたことがない。むしろ以前、友人本人が見せてくれた銀行の残高を見ておったまげたのだった。確かに私は非正規雇用で全然働いていないし友人は正規雇用で働いているし、友人は院生の時から教員をやっていたからその分はあっても、同じ学年で同じ新卒で結婚して子どももいて家族を養っていて、家族の貯金もあるのに自分が自由に使えるお金こんなに持ってるの!?と。



こういうところに、人間の質の違いみたいなのが現れている気がする。このままで、いいんだっけな、楽しんで帰ってきた夜、突然なまあたたかい不安に襲われた。なまあたたかい時点で全然ダメなんだけど。


26歳の時につくったWish List100にも、
「趣味に没頭したい」とか
「ヲタ活したい!」なんて一つも書いていなかった。100個絞り出す間にはどうでも良いちょっとしたやりたいことも記載していたのに、それでもそこにヲタ活は、入っていなかった。でも私は、ヲタ活に勤しんでいる。もちろん26歳の時より推しの活動量や推しが増えたというのはあれど、私が心から人生で"やりたい!"と思うことに、そんなに推しは関わっていないみたい。


あえていうなら「毎日、幸せに生きたい」「持ってるDVDをゆっくり見たい」がヲタ活のことかな。


 私の本当に欲しいものって、私が1番わかってないのかもしれない、ってふと思った。


 もちろん推し事は楽しいしハッピーになるし、憂鬱な気持ちや悲しさや辛さをどこかに抱えて生きている毎日の中でそれをまるっきり忘れさせてくれる。だから、大切。すべてを切るわけじゃない。でも、推し事の過程でどんどん欲しいな、欲しいなって財布の紐緩んだり。ほら、

結局、えびふらいのしっぽもざっそうも好きで30分くらい悩んだ挙句、迷いすぎて、キャンバスアート買ったっていうのに、それにプラスしてどっちも手に入れちゃったし。


(まだ帰ってきたところで出したばかりを撮ったんだ)


部屋の片付けも急務なのに仲間増やしちゃった。


私の部屋にはぬいぐるみが30くらいいるのに…



このままだとWish List100の
14.部屋を掃除してものを減らしたい も
58.上手に片付けられるようになりたい も
79.整理整頓できるようになりたい も
全然達成できない。


このまままた、

「今年も達成できなかったや〜、来年」って言ってしまう、言おうとしている自分に気づいてハッとする。こうやって、どんどん何もしないまま歳を❌重ねて ⭕️とって生きていくんだと。


歳を重ねると歳をとるは、意味は同じでも違うことだと思う。


歳を重ねるという言葉には、
年齢が増えてなお肯定的な、意味合いを感じる。


歳を重ねている人は、歳月と共に大人になって、自立して、必要なものを選んで、選んで捨てるのが得意で、自分に本当に必要なものを知っていて、自分の生活の中で余裕を持った上で楽しんでいるように感じる。非正規雇用で安定した収入がないのに、自分のヲタ活でいっぱいいっぱいのところにきた私(とは言っても余裕はないものの昔は欲しくても生きたくてもお金が無くて物理的に本当にいけないことが多かったから、逼迫だ〜といいつつ行けるようになっただけマシ)は、まだ自分のことだけで精一杯で、歳をとっているんだと。


自分の面倒もまだちゃんと見られていない。
他人の面倒まで見られるような人間にならないと、結婚とか一緒に生きていくとか、ましてや子どもを育てるとかそんなの難しいんだってこと、頭でなんとなーく思っていたけれどわかっていなかったことを事例的に見える歳になってきた。


何かにいっぱいになって部屋に物が溢れ、予定が詰まり情報過多になっていくたびに、目の前の欲しいものやことを容易に手に入れているけれど、それで部屋に物がまた溢れて予定が埋まって写真がいっぱいになって。今のわたしはそれじゃないって6月に気づいたのに、まだそこから何もできていないじゃない。



そういえば、身体も最近無駄なところのニクが増えた。部屋も身体も増やすだけ増やしてどうするんだろうと思ってしまう瞬間ほど虚しいことはない。29歳までのカウントダウンはとっくにはじまっていて、このままだと私は変わらないどころか悪化して29歳を迎えてしまう。


まずはあと2週間で部屋をきれいにせねばならぬ。じゃあぬいぐるみはどこへ置くの?何から手つけていいのかわからなくなってしまっている。



 『世界大百科事典』(平凡社)には

「貨幣」はこう定義されているらしい。

貨幣の3つの機能
①決済手段 ②価値尺度としての機能 ③価値貯蔵手段


そして、これを踏まえて言語について

「言葉はなにとでも交換できる。言葉で言い表すことで、存在するものに具体的価値を与え、だれとでも交換できる。貨幣における為替のように、他系統の使用単位とも「翻訳」ができる」(p.229)
『世界大百科事典』より


そしてその①決済手段のほかに
やはり社会の中で共通の道具として言葉が流通している以上、ひとつの単語の価値は相互に担保されている(だからお互いコミュニケーションができる)わけだから、価値尺度としての機能があり、歴史上の記録も個人の記録も演説も、言葉は貯めておいて使いたい時に使えるという意味合いから「価値貯蔵手段としての機能」もあり、これらの意味において貨幣と言語は同じものだと、田中泰延氏が昔述べていた。(『読みたいことを、書けばいい』より)



お金を貯めて置けていないわたしは、
言葉も貯めて置けていない。


お金を上手に使えていない(自立できていない)私はまた、言葉を上手に使えていない(揺るがぬ自己がまだかくりつされていない)。



けれど、東京タワーに行ったのも、すみっコぐらしカフェのためにスカイツリーに行ったのも、良い経験になった。


世の中には(物理的にはある商品やある食べ物、チケットなどとの交換だとしても)経験とお金の交換という交換機能がある。


お金は、貯めても何かと交換しても価値が暴落するかもしれないし、目の前から消えてしまうかもしれないし、お金との交換により得たモノだって価値が暴落したり、客観的指標ではなく自分の中での価値が買った時より下がっていくことは大いにあるけれど、お金で得た経験の価値はあまり下がらない気がする。それがたとえ(よくわからないセミナーに一度参加してしまった程度の)マイナスに結論に至っても、それはそれで経験だと。(経験がマイナスになる場合というのはやはり、自分の意思でコントロールできないものを選ばざるをえなかったものが多い気がする)


物理的なモノよりも、多くの幸福感や達成感、その時の情動を得られ、それが消えるどころか過去になればなるほど増幅したりするから、経験価値マーケティングに近年目を向けられているのだろうし、その経験価値マーケティング戦略でやってきたのがテーマパークのマーケティングなんだと思う。たぶん。



それで、Tokyo を昨日今日と歩きながら、 


そういえば私のやりたいことリストも、
モノではなくて、経験や能力や精神的なものが多いんだよなあと振り返った。


29歳が近づいて、To Do ListやWant to List
Wish Listを見返す時期になった今、やっと、ここに自分が書いていたことの本質を掴みはじめた気がする。


ところで、「これからやりたいことリスト」の下には、当時23〜24歳頃に書いた

〈25歳までに絶対しておきたいこと〉

というリストもある。


①今を楽しむ時間をつくる
②キャリアに対して意欲的になる
③ネガティヴな人から離れる
④互いに成長できない恋愛は手放す
⑤たまにはハメをはずす
⑥憧れの部屋に住む
⑦ファッションを通して自分らしさを探る
⑧両親に恩返しをする


⑥と⑧は、全くの未達成としてもこの時書いたこのリストは、27〜28歳になってやっと、解るようになって行動できるようになってきた。つまり今リストを立ててもそれは、実は30代に入ってからじゃないと達成しないのかもしれない。


東京タワーに登るというのは目標でもなんでもなかったけれど、たまたま、登る時がきた。


同じように、人それぞれに、私に、
登るべき階段が、その時々の人生に
現れるものなのだろうけれど、
目の前にあっても、何かのきっかけを掴んで登ろうと、達成しようと、やってみようと、経験しておこうと、予定にして、もしくは予定になくてもサクッと予定を立てて思い立って行動しないと、いつまで経っても「ああ、知ってるんだけど、やってことないんだよね」のまま、


言葉を貯められない私は、
言語化できない分、世界が狭い。




7月に入ってまた同級生が結婚した。
私はつい最近まで、28歳になるまで、結婚は
したければいつかできるものだど無意識的に思っていた。それで、結婚したいのに28歳現在結婚できていないくせに。でも、結婚する、誰かと共に生きていくというのには、覚悟も必要だけど、そもそも段階というものがあって、それらをきちんと努力して挑戦し、もしくは取り組んでいるのかと言われたら、私はまるで何もしていなかった。自分の生活すら、ただ起きてから寝るまでの生活すら、ちゃんと管理していなかった。


Wish List100も〈これからやりたいことリスト〉も「28歳の目標」も、そうしたことを踏まえて修正したり、取り組むための過程を考えていった方が良いかもしれない。

せっかくだからWish Listに書いていなかったけれど楽しかったやったことや経験したことも書き残してみよう。


思い切って東京タワーに行ってみたのと
同じように、思い切って行動に移す。


まずは、この部屋の片付けの予定を。


最後に昨日、下から煽った東京タワーの写真を載せて、わたしはお金の管理と片付け予定を立ててこよう。




参考文献
『世界大百科事典』.第二版.林達夫編. 東京:平凡社.

田中泰延.(2019).『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』.東京:ダイヤモンド社.第一版.

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