「ストレス溜めるなら金貯めろ」

 

「ストレス溜めるなら金貯めろ」



 26歳にもなって親元にいて、
(理由は多々あるのだが)
正規職にもつけないまま、
むしろコロナでアルバイトの
仕事すら消えてしまって
収入源がなくなってしまう…


そんなふうに思って焦っていた最中、

ふと、嵐の二宮さんが
テレビ番組で言っていた、

二宮さんの親御さんの言葉を
思い出した。

 これは、二宮さんの番組、
「ニノさん」で、学-1グランプリ

というものをやっていた際、


アナウンサーに、

「二宮さんは、
ストレス発散法とかあるんですか?」

と聞かれた時の答えだった。


「ストレス発散法…ぼくね、
ストレス溜めないんですよ。」

「溜まっちゃいません?」
と別のタレントさんに聞かれると、

「この仕事はじめて、
あの、おふくろに、
ストレスためるんなら
金貯めろって言われた」



 この番組を、放送当時見ていた時は

あははは、
と、番組の観覧の人と同じように
笑った気がする。


 でも、26歳にもなって、
非正規雇用で、しかもその職が
コロナで消え

 いやその前になぜ、
働けなくなったかというと、


大学院時代に、
過労で二度も倒れた、程度には、
研究ではなく無駄なことに、
まさに文字通り、

全身全霊注いでしまったからなのだが、

そうなって、

一度は、働き始めたものの、

身体はもう元には戻らない、

周りの同級生のようにはいかない。

そして、結局今も、

非正規の仕事のままで、

そしてその唯一の仕事も
コロナでなくなった

という状況に置かれて


ふと、その言葉に、

 その通りだ、と思った。



26歳になると、

多くの友人たちが一人暮らし、
転職、結婚、出産などを
経験したりして、

私みたいに、

今も親元で、非正規の仕事、

という方が世間的には少ない。


親もさすがに、最近、

家を出ろ、
少なくとも家にお金をいれるなりしろ、

と言い出した。


言われても仕方のないことだが、

このコロナの時期に、

もう無職3年目の、

しかも心身の双方の意味での
体調万全とも言えない状態で

ちょっと働いて帰ってきたら
ぐったり横になってしまう、


暑くなればすぐに熱中症気味に、
ちょっとでも気候が変わると
すぐに体調崩す、
という私が

そう簡単に新しい仕事が見つかるのか…

不安はある。



 甘いと言われれば
それまでの話だし、
実際そういう部分は
大いにあるだろうと思う。



私は、中学から大学院まで私学で
出させてもらったのだから
親孝行こそすべきで、ましてや
このように親におんぶに抱っこ状態の
経済状況、病気もあるので医療費も
全て出してもらってるなんて
本当は私が情けない。

それはわかっている。


無職
(アルバイトはしているが、
生計を立てられていないので、
ここではフリーターという言葉は
用いない)の時間が伸びるほど、
当然、就職も厳しくなる。


体調の波が2年間万全とは
言えない中、なんとか、
アルバイトを掛け持ちしたり、
色々しながら

それでも少しは、
2年前の春に比べたら、体調も
とてもとてもよくなっている。
体力も少しついた。



そもそも、身体を壊したのも、

過度の睡眠不足と過労なわけなのだが

人間、やはり睡眠と休養は、
絶対だ。



 よく、

食事・運動・睡眠

というけれど、


圧倒的に1番大切なのは

睡眠だ。



 もちろん、適度な運動、
健康的な食事は重要だ。

いうまでもない。

 けれど、あえて、この三つを、
どういう順で大切か並べるなら、


圧倒的に睡眠が1番。

 


睡眠不足になってくると、
まず「疲れ」がとれなくなる。


 仮に1日中動かなかったとしても、
生きていれば身体はつかっている。
心臓も動いている。
 脳も動いている。

 その、
頭と身体の休養と整理の役割を
担うのが睡眠なのだから、

 睡眠不足になればなるほど、
疲労は蓄積する。


 頭の疲労が蓄積すると、
ストレスもたまるし、
注意散漫になるし、
思考できなくなってゆく。
過度の睡眠不足は、
正常な判断力を失う。
血が巡らなくなり、脳が
作動しなくなり倒れる。


 身体は、眠っている間に、
成長ホルモンを分泌して、
疲れを取り除いたり、
身体の傷んだ部分を修復したり、
脳内の情報を整理しているらしい。

 過度な睡眠不足が続くと、
食欲も沸かなくなるし、
身体に力も入らなくなる。


 それでも無理をし続けると、
そのまま、

ぷっつん

だ。

 文字通り、

 ぷっつんと、切れたように、

気づいたら救急車だ。

 場合によっては
そのまま死に至る。



 5年ほど、断続的に無理をし、
そして院生の時に、
他人のことで19ヶ月間、
心が壊れたまま、身体も
無理をし続けた結果に
倒れたのだ。


そして、新卒早々仕事辞めてから
なんとか体調が、体力が、
周りの同級生と同じようにならないか、2年間もがいてきた。


 そのようにして、
これまでの忙しさでうしなったものを
取り戻すようにゆっくりと生きて
2年経って、3年目になる時に
わかったことは


 「もう私は、
倒れる前の私には戻れないのだ」

ということ。


そして、

 「私は、
周りの壮健な友人達のようには
もうなることはないのだ。
この身体で、この体力で、
この、すぐ、ぐったりしてしまう身体で
薬を毎日二錠飲み続けて、

(私にはまだ縁遠い話だけど)
赤ちゃんが欲しくなったら、
まずは薬をどうするか、
お医者さんに相談しに行く、
この身体で生きなきゃいけないんだ」

ということ。


「新卒すぐに、ぷっつんと切れて
仕事辞めてしまったから、
職歴もなく休養に2年使ったから
この2年の間に何か(資格とか技能)を得たわけじゃないから、
2年前より不利になった」だった。

 親が、
これでも黙っていてくれている方で
追い出されずに
家においてもらえているのは
大変恵まれているが

やはり年齢も年齢、

周りの友人は社会人になって5年目だ、
院卒の同級生も3年目だという。

 結婚した友人も多いし、
子供を育てる友人もいる。


 一人暮らしする友人なんて
もっと多い。


 そりゃぁ親の気持ちになれば、
心配もあるし、いつまでこうしてるんだ

と言いたくなるよな、

と思う。

 それに、今の非正規の仕事だけでは、

自分の欲しいものもまともに買えない
くらいにしか稼げないので、

 26歳にもなって恥ずかしながら
医療費も親が出してくれているし、
家にはお金を入れられていない。


 だから、経済面や生活面で
何か言われても仕方ないなと、
なるべく飲み込む。

自分に、甘いな私、と思いながら、

 それでも、
親に言われずとも、


 この今の状況に焦っているのは、
当然わたし自身だ。



 はじめに書いたように、
転職活動の費用と、
自分の必要なお金を
(シャンプー類、基礎化粧品、
化粧品、洋服、靴、本、
文房具や勉強に必要なもの、
試験費用、交通費、交際費などの、
光熱費や家の食費、通院費と
薬代以外は、さすがに
自分のお金で賄っている)、
と思ってアルバイトをはじめた。


 そのアルバイトも、掛け持ちして、
結局、働きすぎて疲れ果てて
元も子もなくなり、
1つに絞ったら
結局コロナ等の影響もあってか、
仕事を失う。


 焦っている。

当然焦っている。

 言われなくても焦っている。


親は当然、仕事を辞めてきた時から
転職活動はどうするんだ、

いつ働くんだ、

アルバイトは、働いてないのと同じだ

同い年の皆は立派に働いているんだ、

と言っている。

もちろん、優しさも、含めて。

転職活動も何回かした。

今もしている。

結局、お金が足りなくなって、
しかも転職活動した時には
まだ、仕事を辞めてきて
1年も経っていなかったから、

「うーん、体調崩す可能性あるなら
雇えない」

「持病あるなら、ちょっと…」

と言われるのがこれまでだった。


それでも、親が急かすのもわかるし、

当然職歴があけばあくほど、

いわゆる会社員、になるには、
不利になるんだろうし、

そもそも、文系院卒で教員免許、

持っている時点で、

教育に関心があって
院進しているのだから

教育業界以外は
門前払いもいいところだ。

 でも、体調を崩していたわたしは、
正規職で、今この状態で、
夜勤務になるのはキツい、

薬を飲む時間があるから、
それはなるべく崩さない
仕事にしなくてはならない、

等々色々考えて、

しかも、好きなことや好きな分野、
自分の専門分野になればなるほど、

文字通り寝食忘れてのめり込むから

また、倒れてしまうのが怖くて、

ちょっと怖れていた。

そしてそのうち、
時間が経って、だんだんと、

働くこと自体が怖くなっていた。

 一方で、
そんなことを考えているとも知らない
親はやはり、日に日に、

いつまでグータラしているのだ、

となる。

 そして、親との衝突を避けようと、
1人の時間をつくればつくるほど、
悶々とするし、
かといって家にいて親と衝突すれば、
苦しい。

 色々と整理しているなかで、
小中学生のときから、

 既にわかっていたことが、
結局1番早急に必要なのだ、
とわかった。


 親と離れること



 まぁもう20代後半になるのに、
親元にいるわたしの方が悪いのだが、

正規職で働けていない、
働いていくと考えても不安が、
自分の専門を生かせる仕事で、
身体に無理のない仕事で…
そう考えるうちに、
どんどん踏み出せなくなって


転職活動は、
意外とお金がかかるもので
そのうち転職活動費用のための
アルバイトが忙しくなって、
転職活動ができない、

とか、元も子もなくなる。


 それでも結局、
親元にいれば、
そのままの意味で

 「飢え死に」することはない。

 今までのわたしは、

働くことへの不安と
働くためにがむしゃらになること、

親元を離れる利点(経済的自立)

を天秤にかけて前者をとってきた。



結果、
無職3年目になってどうだろう…

働けていないことによる自尊心の低下、
自己肯定感の低下、
親との衝突、
親からの無言のプレッシャー、
周りの友人との差、
今後への不安、

精神的な疲労が、
結局、肉体的疲労を増加させている。



ストレスが溜まって、溜まって、
家に帰るたび、

ぐったり。

 ちょっと天気が変われば、
気温が変わればもう身体もダメになる。

それを阻止しようと
定期的に運動してきたけれど、

多少体力がついても、

同い年の平均のようにはいかない。



 そして私は、

ニノさんのあの言葉を思い出した。


「ストレス溜めるなら

金貯めろ」



お金を貯めれば(経済的自立)
文字通り、自活できるようになる。

自活できる、自立できれば、

親元を離れられる。


 私の場合、医療費や自分の命を
考えて生きなきゃならないから、
完全な一人暮らしはできないし、
なかなか難しいけれど、

親元を離れられれば、

親との物理的距離、
心理的距離が遠くなる。



 遠くなれば必然的に、
口を出されなくなるし、
迷惑もかけないから何も言われないし
そもそも、一から十まで
言われることもない。


 そう、独り立ちした友人たちは、
自分自身の力で、経済力で、
生きる代わりに、

この自由を、きちんと手に入れている。


世の中、お金が1番重要じゃない、

とはいうけれど、

こと、精神的健康を目指すなら、

結局のところ、
お金はとても重要かつ有効で、

お金を稼ぐことができて、
自活ができる程度になって、
貯めることができるなら、

 代わりに、自由という、
とてつもなく大きなものを買える。

 責任を伴う自由だ、
なんて言ったって、

 結局のところ、

 この歳にもなれば、

 親元にいる不自由さの方が、

精神に、健康に悪い。


 もちろん、がむしゃらに、
死ぬほど働くことは、
私にはできないけれど、

 本当に、
自分自身でも悲しくなるほど、
体力もなければ、

いや、

体力だけが問題じゃない。


私は、努力では二十数年間
どんなに頑張っても乗り越えられない
もう特性として、苦手なことが多い。


その特性が、結局、労働において、
かなり制限をかけるし、
私自身が自覚しているから、
働くときの不安要素になって
踏み出せなくなっている。

たしかに体力だけじゃなくて、
いやむしろ、

働く、働き続ける、
という意味でいえば、

体力よりその特性と
どう共存して働くか

が問題で、
大きな不安にもなって、
定収を得られていない。


それでもやはり、
無理しない程度にではあるが、

特性を乗り越えるのは簡単ではないが、

苦手なことに挑戦する苦難と、

親元にずっといるストレスを、

天秤にかければ

目の前の苦労は前者でも

トータルでは後者の方が大きいはずだ。



この2年間、
失敗したら、
またもっと身体がわるくなったら、
この体力で持たなくて迷惑をかけたら、

いろんなことが心をがんじがらめに
縛って、身動きを取れなくしていた。

そうしている間にどんどん、
失敗を避ける生活になってきた。


失敗を避けるかわりに、
親と衝突するストレスに慣れていた。

でも、今こそ、

このストレスを自分で解き放つ努力が、
必要なのかもしれない。

そして結局、そのためには、


「金貯めろ」が必要なのだ。


ストレス溜めるなら金貯めろ


今日から、標語にして、
少しずつでも、
経済的自立を図れるよう
そこを第一目標に考えて、
そのために無理をせずに
どうすべきか動き出したい。




まぁ、コロナで仕事は無くなるし、
自粛期間は一切仕事が入らず
つまり給料も支払われなかったので
ついに3月までと4月に働いた給与で
3〜7月現在まで過ごし、
しかも仕事がなくなったので
6〜7月から転職活動と
新しいアルバイト探しを並行
したらついに残高3桁になるまで
消えてしまったのだが…

これは最後にお国のお偉い方よ、

たしかに皆に配るのは
とても大変だと思う。


でも、非正規雇用の私にとって
給付金、が必要なのは、
その仕事が消えた3月から、
働いた分の給料がきちんと
入る7月末までの5ヶ月間であって

配るのは大変だろうけれど
7月下旬になっても一向に給付金が
こないのはどうかと思うのだ。


そして、2年前、
体調不良で職を辞めた時、
新卒すぐ辞めて2ヶ月休んでやっと、
アルバイトをはじめて、
アルバイトを2ヶ月やってやっと少し
落ち着いたので、
仕事を失った分の何か
を国に手続きしにいく余裕は
一切なかった。
(何せ持病の方の医療費補助手続きも
同時並行していたし、それだって
手続き開始の4月から
終わりまで半年かかった。)

今、支援金給付が
9月までといわれているが、
国の給付金すらこない、
確定申告だって行けないまま
7月だのに、9月までに給付金が届き
それとは別に支援金手続きへ行けるのか
とてもじゃないけれど怪しい。

人数が多いから時間がかかるのは

わかるけれど、
アベノマスクだって届いたのは
6月直前くらい。

給付金だっていまだに一向に連絡ない。

こうなることは、
かんがえられたのではないだろうか。

と思いながら、
今日も、親に世話にならないと
薬もお水すらも飲めない生活を
続けている。

そして現在、やはり体力は戻らず
疲れ果てている身体を
なんとか叩き起こして週に1〜2度
5hほど労働すると、
あとの5〜6日は全日にわたって
再起不能になるのだ。


それでも、それだからこそ、
新しい仕事を必死に探していても
年齢も性別も学歴も職歴も、
空白も、
身体の状態も全てが引っかかって
未だに親に世話になっている。

情けないままなのだ。


ストレスが溜まる。


でも、なんとかして、

お金を貯めていかねばならないのだ。

もうすこし、心に強く刻むことにした。


ストレス溜めるなら金貯めろ。


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