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インレーの選択

 先日、歯を大切にすることの重要性に、
私たちはもっと目を向けなければならないとの記事を書いた。


 あのあと、再び虫歯治療のため、歯医者さんにいった。結果、欠損しているのでインレー(銀歯)の必要があり、2本とも入れなければならないか1本は詰め物にしてもう1本をインレーにするかだ、と医師にいわれて、問答無用でインレー必須、断る選択肢はない圧をくらった。

 確かに、矯正の最初の頃などはかなり神経質に歯を大事にしていたけれど、矯正が一通り終わってワイヤーが残っているのみになってからは、歯磨きに時間をかけたり、神経質にやらなくなってしまったし、朝やお昼に時間がなければ磨けずにマウスウォッシュなどだけで行くこともあったり、疲れて寝落ちしていて夜磨けずに真夜中や朝起きて、ハッとすることもあった。

 以前に、よくわかっていないままインレー必須と言われて、主治医が絶対セラミック推しの人なので、そのままセラミックを入れてしまってから、保険適用外だから10万円です、と言われて大人なのに母に10万円を持って歯医者さんにきてもらって支払ってから謝ったことがある。

 銀歯だと見栄え的にやはり悪いのと、3〜5年で劣化して入れ直さなければならないことが多いらしくて10年くらいはもつセラミックを入れることを推しているとのこと。

 前にセラミックを入れたのがいつか忘れたけれど20代中盤くらいだったはずだからきっと30代中盤、あと5年くらいで最初のインレーもまた10万円以上かけて詰め直すことになるんだろう。

 そして、今回また新たなインレー必須だと言われた。セラミックにするにしても銀歯にするにしても絶対に必要で治療しない選択肢は、つまり歯を失う選択肢以外にないとのことだ。


 歯を失うことの恐ろしさ、特にまだ20代30歳なのに歯を失うなどやはりよろしくないのできっとインレー以外の選択肢はないし、見栄え、主治医の言うように3〜5年で劣化して変え続けなければならない可能性を考えたら10年くらいはもつセラミックの選択肢が妥当だろう。


 問題はここからである。

①経済的問題
 矯正歯科は、母がやったら、と勧めてくれたものだし学生の時の話なので親が支払ってくれた、で終わらせるとして以前に入れたインレー代10万円と今回のインレー代6万円×2本くらいは、母に返さねばならない。22万円の借金をしていることになる。普通の歯科治療費やその他の医療費だって自分じゃ払えないくらいの給与と生活レベルなのに恐ろしすぎる

②これから死ぬまでの問題
齢29、女性の平均寿命が87.32歳なので、平均寿命まで生きたら残り60年ほど生きる計算になる。その間、最後の方は入れ歯だのなんだのになっても致し方ないと諦めがつくとしても、最低でも70歳くらいまでは詰め物で生きていくとしたらあと40年間(=セラミックで10年程度にしたとして4、5回)インレーを入れ直すことになる。22万円×4〜5回。それだけで結局また100万を超える。一生のうち一体歯にいくらかかるのかと想像するだけで早く死にたくなる。こんなにお金がかかるなら今死んだって構わない。


③インレーにしたら、自分の歯より虫歯の可能性が高くなる=医療費がさらに嵩む

 インレーにせざるを得ないからと、インレーにする。しかし、実のところ、自前の歯の方がインレーより強い、削っていない天然の歯と比較したら、削ってかぶせていておまけに金属だったりセラミックのものはやはり自前の歯より劣化が何倍も激しい。被せてその被せが劣化して、また付け替える必要性がある時、被せた下の自前の歯は、さらに劣化しているはずとなると、またさらに嵩む。(この辺りで呑気に、歯医者さんって保険外にしてるもの多すぎるよなあ、なんなんだよ早く保険適用にしてくれよと思う)

 セラミックではなく銀歯なら保険適用なのだけれど、私の歯に銀歯を被せた場合どのような感じになるのか、医師に聞いて想像をして、なるほど、相場高くなってもセラミックの方が後々の全てを考えると良いのか、と感じた。(ちなみに銀歯は、使用しているうち金属アレルギーを引き起こす可能性があるらしい。)それから、セラミックより銀歯の方が、金属なので、使用しているうち錆びて歯自体を抜かなければならなくなる可能性も高いとのこと。なんたることだ…下手すると神経を抜いて完全に差し歯になってしまったり歯抜け状態になるらしい、銀歯にして、5年くらいでかえていって2〜3回は変えても3回目くらいで錆びて全く歯がダメになってしまった場合、私は45歳くらいで歯抜けになる。インレーにした歯だけならまだしもその周りの歯も虫歯が進んでいた場合、さらなるインレー、もしくはさらなる歯抜けになる。


 下手したら40代くらいで総入れ歯になったら、もう健康にご飯を楽しむことも早々できないだろう。


 ああ、色々と歯のことを考えていたら余計にもう生きていない方が辛くない気がしてくる。別に辛い死にたいとかじゃなくて。本当にこんなにお金がかかって健康の問題が出てきて、下手したら歯がなくなって食事を満足にできなくなったらそれこそ生きる体力は消えるだろう。楽しみも減る。

ちなみに歯は、20本以下になるとものを十分に食べることを自由にできなくなるようだ。前回の記事でも記載したが29歳の平均の歯の本数は28本(親知らず抜くからね)。こう見ると20本まであまり猶予はない。

 歯だけは人生の最重要事項だということをなぜ義務教育で教えないのかと思うレベルだ。

 いや、もうそろそろ、医療費は何でも国民は無料にしてほしいくらいだ。それなのに岸田政権はむしろ、税金を増やすことにかけている。防衛費を減らせ。 


そもそも、このコロナ禍のマスク生活で、歯周病者は激増しているという。マスクをしていると口呼吸になりがちで、口呼吸だと唾液分泌量が増え口内の自浄作用や抗菌作用が失われるらしい。また、感染症にかかると虫歯リスクは上がるので、非感染者より感染経験のある人の方がより、歯周病の割合が高いとのこと。それも考えたら、このコロナ禍、マスクを外すかどうかは自己判断と言うまで3年間に渡りマスク生活だったのだから、少しくらい医療費補助を増やしてくれても良いものではないか。


 矯正歯科に150万程度、セラミックですでに1本入れていて10万円、ここから2本セラミックにしたら全部で180万…到底パッと親に返せるお金ではないし、むしろよくぞこんな娘のために出してくれたと思う。



 これから、歯にかかるお金、死ぬまでかかっていくだろうお金を想像したら、やっぱり絶望で、歯は、なぜ一度生え変わって乳歯から永久歯になってしまったらもう二度と生えてこないのに永久歯になるタイミングが未就学児童くらい、寿命を考えた時の最初の5年くらいで終わってしまうんだろうと思ったし、なぜこんなにも医療技術などは上がってきているのに、国の医療費はこんなままなんだと思う(まあ、まだアメリカとかと比較したら医療費日本は安い方だけどね。)

私が子供の時は高校も無償化されていなかったしそれでも多少かかってたのに今や高校生まで無償だ。子どもに優しいのはいいことだけれど、教育費用もも医療費も何もかも我が家は恩恵に受けられずに生きてきた世代だ。それにもかかわらず現在我が家の三兄弟は3人とも30歳前後。税金は高い、納税も高いし年金も払え、でも将来の資産は自分で作れ、子どもを産んだ時の手当は昔より増えたにしろ結局、親の時代の給与水準とはまるで違うのに物価も何もかも上がっていて生きていける状況じゃない。


 もう生きていること自体を悩むし、そうなると、こんな気持ちで生きていたいとか思ってないのに歯に何十万円何百万円なんかかけられるもんかと思ってしまう、


 ああ、さっき治療が終わって、とりあえず痛い歯は今はないと思ったけど、次回治療しますと先生が残した歯が、さっきまでは全然染みなかったのに何もなくても痛み出した。再来週の予約まで持つのだろうか…持たなかったらもっと早めに治療しなくてはならないのか…


えー、29歳のみんな、こんなに歯医者さんにお金かかってる?どうやって生活してるの?本当に。正直、こうやってインレーとか虫歯治療とかやって言ってたらさ、矯正してなくても年間15万とか20万とか歯医者さんだけでかからない?


#歯科治療

#インレー

#銀歯

#セラミック歯


 4月から、火曜日、木曜日、土曜日の週3に増やそうかな。

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