バトルオフィサーケンジロウ製作記(その2)
原型製作2日目…
まずはショットガンの雛形を作る。
抜きに問題はあるとしてもできるかぎり立体的に見せたい。
ギリギリのラインで製作。
次にヘルメットの制作に入る。
全体の重心のバランスを見るには胴体から頭へ。
というのが個人的には取りやすくなった。
と言っても、人形は顔が命。
ずっと顔から作っていたが、だんだんそれも慣れてきて…
制作前に時間をかけてキャラクターを理解してから制作に入ることで重心を中心とした造形に変えていった。
マクラウドさんの造形がヘルメットとしては現物と乖離していたのだが、そもそもあのザクのような出来具合は割と良いなあ…
と思いつつも。ここはできる限り中間点を取ることにしようと。
バイザーもつけるとなかなか良いバランスに。
そしていヘルメットの抜き口を確保するために首周りを太くした。
原型の腕をつけてみるとなかなかのだれた感じが出てきてとても良い…
革ジャンや革パンのぎゅうぎゅう感というか動きが制限される感じも出せると良いな、と。
それと、バイオレンス感というかどこか近寄りがたい男のような調子も出せると良い。
このまま腕の製作に入る。
腕もどことなく倦怠感のある感じに。
ショットガンにそっと手を乗せる感じにしてみた。
そもそも革ジャンの動きが制限された中で、わざわざ脇を上げるという仕草はいちいち疲れそうだ。
銃を抜く時以外に余計な動きはせん、というイメージで。
大体の造詣が終わったのでもと原型と比較。
概ね雰囲気は出せたのではなかろうか?
サイズもぴったり。
ここからさらに造形を進める。
なかなかにして良い雰囲気が出せたのでは?
このままもう一つの頭に突入!
こちらのメットは色々ぼんやりした設定から起こしたのだが、これはこれでなんかよくわからなくて良いな…
この辺から実写物を作るのがたしくなってきた。
考えてみたらバーストマシンガールの時も結構楽しかった。
あ、野生爆弾のくっきーさんの仕事も意外と楽しかったのよね。
こうして2日目はかなり進行して3日目へ…
3日目
ずは革ジャンをもう少し実際の革ジャンに近づけてみる。
下半身を作ったところでもう少しリアル感を増したほうが良いかな…
と思ったりもしたが、原型のレトロな感じも良い。
この辺の匙加減は本当に難しいが、マクラウドさんも喜んでいただいてるようでこのまま進めよう…
ここからは細かくディーティールを掘っていく。
ショットガン、ホルスター、レッグアーマー、ブーツ…
順にディティールを入れていく。
さらに上半身もディティールのインフレが始まる!(笑
エンブレムも掘り起こし。細かい革ジャンのディーティールも掘り込む。
やりすぎた?(笑
ついでにグローブも
こうしてディティール堀りが止まらなくなる…
いかがだろうか?
かなり良いものになったのではないか?と自画自賛(笑
ここからヘルメットのディティールアップへ。
フェイスガードはもう少し実際のものに近づけつつも創作物寄りにアレンジ。
なかなかな無表情ぶりが出たのではないか?
こうして、原型のほぼが終了!
ここからさらに磨きを上げて嵌着と湯口の制作に入る。
いよいよ金型が見えてきた!!
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