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薬師寺八幡様もすごいところなのです

さて、スピリチュアルブームというせいなのか代々木八幡様の記事が非常に多く興味を持たれているというのもありまして。
先にもちょっと触れた『薬師寺八幡様』もすごいところなんですよーというお話。
これも前に触れたのですが、現在実家が栃木の薬師寺の方でして。
薬師寺と言いますとあの奈良の薬師寺?
となりますが、まあざっくり言いますと東北を治めるために建てられたのが下野薬師寺ということになります。
一時はあの怪僧とも言われた道鏡もおられたという歴史ある土地でございます。
天皇、武家そしてまた天皇と時代と共に仏教から神道、神仏融合から神仏分離とさまざまなことが歴史上で起き、それと共に変貌していく姿はむしろこういう東国の、しかも由緒ある場所の方が趣があるのかもしれません。

薬師寺は火事にあったりなどもあるが時代の栄枯盛衰と共に変貌します。
足利尊氏により『安國寺』となったりまた薬師寺に戻ったりと…
時の政が天皇なのか武家なのか?
仏教か神道なのか?
で何度も変わっていきます。
平成30年に再度薬師寺に戻っております。

その敷地の中にあったと言われるのが『薬師寺八幡』。
ここでもまた我らのスーパーヒーロー源頼義と義家とゆかりの深い神社となります。
八幡太郎とも言われた義家公はそれこそ八幡様を練り歩く上では最重要人物ですね(笑
八幡太郎様の手植えと言われる御神木もございます。

さて、そんな話はさておいて(笑
非常に歴史のあるこの土地ですが、しばらくはわりとほっといて置かれていたのもありこのまま廃れていますのか…
と思いきや最近の運営がとても良いのかどんどんと綺麗で美しい四季ないと変貌しております。

また、皆さんの一番気になるところはご利益がどのようにあるか?
など(笑

早速神社境内を散歩してみます。


まずは鳥居から参道。

非常い長く、また並木も綺麗です。
子供の頃は桜の木が並木いっぱいに植えられてましたが現在は残念ながら桜はありません。
昔はこの桜並木いっぱいに露店が並ぶほどのお祭りがあったのですがかなり前になくなってしまい、ちょっと寂しい気分です。
それ以降多少廃れた感じになりましたが、現在の宮司さんのお力のもと見事に立派な神社へと復活しております。


まず手水舎。

我らがスーパーヒーロー八幡太郎様(だと思う…)が凛々しく描かれておりますなあ…
立派な手水舎。


そこに新たに登場したのが銭洗い夢福神!!
どうやらバクの化身のようですねえ…
なんというバイキ○マンというか愛らしいお姿…



早速登場するのは八幡様。
いろいろな呼び名があるようですね。

狛犬もアメコミに出てくるような凛々しい佇まい!
かっちょいい!!



その隣には八坂神社。
記憶には子供の頃にこのお社があったのかどうか…
ちょっと記憶に薄いです。

これまた八岐大蛇を退治したと言われる須佐之男命!
そして牛頭天王という凛々しい方々が鎮座しております。


ここです!
ここですよおー…
もう見えますね…
いっぱいツルがおります…

千勝神社!!


ここは鶴を1羽折るだけで千羽鶴にも通ずる願いが込められるという、本当にいいのか?
チート行為じゃないか?
と疑われるかもしれない…

しかしこれが本当にすごいんだよ(笑


もちろん、自分も鶴を折ります(笑

久々に鶴を折ると折り方がわからなくなり、動画を見ながら折るというハイテク技で乗り切るのもまた一興。
しっかりと念を込めて折りましょう!



次に菅原道真公を祀った天神様ですねえ…
なかなかにして強い神様のオンパレードが続きます。


そして、お稲荷様。
最初はちょっと怖くてここのお稲荷様をお参りしてなかったのですすが、確かに意を決してお参りした際にちょっとした出来事が起こり、数ヶ月間に渡り変わった出来事があったのですが…
多分気のせいです(笑

今はとても気持ちよくお参りさせていただいております。

まだまだ、色々と見どころがあるのですが、長くなるのでこれくらいにしつつ(笑
山道の入り口にある雷電様にもお参り。


そもそもこの地方は日光の連山で発生する雷がすごく、1日くると3日は雷に襲われる。
しかもそれが地面を破るほどのすごいやつなんだよ(笑
昔、実家の前の畑に雷が落ちてステレオアンプのコンデンサーが爆発したというくらい雷がすごい(笑
本当に夕方に来るから夕方再放送していたはいからさんが通るを数日見られないというにっくき雷(笑

そんなこととは関係ありませんが、こちらは天狗様のご利益がございます(笑


せっかくなので、このまま歴史探索。

先ほど話題に上がった薬師寺跡に移動。

2月頃は梅でいっぱいになります。



薬師寺跡の解説を見ながらここで謎のVRアプリで薬師寺を見回す(笑


こんなふうに当時の雰囲気に思いを馳せることのできる素敵なアプリ。
下野市も粋なことしてくれますなあ…



当時の薬師寺の外壁跡が発掘され再現されております。
柱あとはなかなかイカしてますが、外壁はほんの一部(笑
そこもまた栃木らしいんだよなあ…
いいですね。

さて、ここにはなんと鑑真和尚様ととてもゆかりのある土地なのでございます。


六角堂は去年工事をして今まで見ることのできなかった鑑真和尚を拝見できるとおいうのもなかなか乙でございます。




さて、そのまま今度は鑑真和上が建てたと言われる龍興寺へ。



ゴリゴリの真言宗でもちろん若き日の弘法大師様もいらっしゃいます。



ここでもひっそりと立つ見返り観音様。
こちらもパワースポットでございます。


最後に、快僧ともいわれた道鏡塚…
権力を我が物にしようという野望が暴かれ、下野の地にながされたという歴史があります。


ナニが大きかったなど色々言われているようですが(笑)勝てば官軍。
勝利した人たちにかなりの言われようだったのではないかと思います。
この地では素晴らしい政治を行ったようで皆様に愛されております。

そもそも、歴史というものは勝った方がいいように解釈して流布してしまう。
そういうことで負けた方がけちょんけちょんに言われてしまうので歴史の本当の姿とは如何なるものなのか。
全くわからずに時のものとなってしまいます。
我々は書物を全てとしか捉えることができないので道鏡様のさぞ無念であったろうかと思います。
もちろん、この土地は薬師寺としてありつつも源氏の栄枯盛衰、天皇統治などでなんでも寺の名前を変えなければならない…

そういう立ち位置的な不安定さが残ることで歴史が混沌としていたことが証明されているという面では非常に文化を知る面としては良い土地なのかもしれません。

下野市にはこれと言って観光が盛んではないがこの薬師寺。
新4号線沿いの道の駅から数分で来られるというのもあり、道の駅に寄ったついでにお参りするのもまた良いかと思います。
この下野市の道の駅…
なんと全国の道の駅でもトップクラスの売り上げだそうじゃ(笑
みんなで行こう!

最後に道鏡様から強い願い事をいただくボロンを残して下野薬師寺レポートを終わります。


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