ソフビパテを作って改造してみるのです
ソフビを改造する。
というのはいろいろと語方法はあるとはいえ、できる限りこの軟質の塩ビという素材の良さをなんとか残したいものです。
エポパテやポリパテなどを使うこともできますが、何か方法はないか…
と調べてみると、先人の方々の素晴らしい努力のもと『ソフビパテ』というものがあるらしいと。
如何なるものかと言いますと、軟質塩ビを接着するための接着剤にソフビの切れ端をぶち込んで溶かしてパテにする。
という代物です。
テトラヒドロフランにソフビを粉々にしたものを漬け込む。
そのことによってソフビのパテになるということなのです。
なるほど、昔プラモデルのランナーをアセトンに漬け込むと成型色のプラパテでできた。
という実験はだいぶ前にしたことがある。
もちろん、赤成型だったりするものは色素が抜けてしまうなどの問題を抱えていたが結構できるもんだんだなあ…と。
そこで以前からずっと思っていたレトロソフビももう少し形を整えたい、とかかっこいいポージングにしたい、などだどをやってみたいと思っていたので倉庫を漁って見本でいただいていた成形品を引っ張り出してこれを選びました。
イメージとして、この感じで延長できると良いなあ…と。
そもそも足が動くかどうかに関しては昔のグリップのプラモデルのように動かなくても良いかなあ…
と思っているのでソフビパテの状態を見ながらどうするか決めよう!
早速、腰の部分を延長します。
股関節をカットし、
バリを加工して接着します
さて、その間にソフビパテを製作する。
使用したものはアクリルサンデーの塩ビ接着剤。
他にももう1個注文してみたのでこれはまた到着したら作ってみようかと。
混ぜてみるとわかるのですが、結構ザラザラとした感覚。
接着剤が足りないのか?
なんともいえないのでこれも接着剤を購入してからまた試してみます。
おそらく、アセトンで溶くことによって滑らかになるとは思うのだがなにぶん匂いがやばいくらい臭いのでアセトンを混ぜて有害物質が出たらあかん…
と思いきや調べてみると、エンビ接着剤でテトラヒドロフランにアセトンを混ぜたものがあり、まあ問題ないかーと。
混ぜてみると確かにキメは細かくなるがおそらく揮発した時に相当な引けがあるだろうと。
それ以上にあ厚盛りした時に表面が先に乾いてしまい、内部のアセトンが揮発しない(プラがそうであった)ということもあり得る。
まあそういうことは実験なのでやってみましょう。
ちなみに、先にボンド接着をておきますが、この2種。
速乾性のものは最終的に柔らかすぎてエポキシの方が強力につくかもなあ…という感じです。
逆にエポキシは強力かも。
24時間乾燥させてヤスる。
アセトンで薄めたせいか若干の効果にやわらかさは出てるかもなー
アセトンを入れない方が乾燥は早いかも。
接着剤が柔らかくて、やはりエポキシ系の接着剤が良かったか、という感想です。
成型時に歪んだり材料が入りきらなかったりしている耳のツノを薄く削ってみました。
これは成型時に薄いとぐにゃぐにゃによれてしまうので、出来上がった時に加工するしか方法がないので、パテで埋められるとできる嬉しい手法だったりするかもです。
もう一度パテを塗って削る。
引けるのでそれの繰り返しですね。
もう一つ接着剤がきたらそちらも試してみます。