夢が「叶う」瞬間

 僕にとって、夢がかなう瞬間というのは案外あっけなかったりする。進学校を目指して勉強する当時受験生の兄にあこがれて、僕も進学校に行くんだ!と幼稚園の頃から思っていた。成長していざ受験生になると、僕は全然勉強しておらず推薦でどうにか…!と背水の陣で挑んだのだが、推薦受験の面接中に(あ、受かった)と思った。実際受かっていた。

 「宇宙飛行士になりたい」「総理大臣になりたい」なんて大きな夢はもったことがなくて、僕の夢は10年くらい先のプランというのかもしれない。

 小学校の頃心理の本を読んで面白そうだもっと知りたいと考えていたら、その夢は高2で叶った。大学見学に行きながら、(あ、絶対心理学やってるわ)と確信した。実際心理学部に入学した。

 他にも高校の頃、「いつか一人暮らしして自転車でいろんなところ走るんだ」と思った夢は、大学卒業後にかなった。院進学ではなく就職を選んだ瞬間、(あ、叶った)と思った。実際実家の東京を離れ山口や宮崎を自転車で走りまわっている。

そんなことを思い返して、noteで人生の答え合わせをしたのにはわけがある。

(あ、叶った)と今思ったからだ。

 きっかけは2つ。先週あるものを購入したことと、今日ある資格をとったことだ。まず前者だが、コーヒーが好きな僕はついにエスプレッソマシンを購入してしまった。だって好きになったきっかけはもともとカフェラテだし、お金もたまったし…!と奮発して購入。買ってからというもの、何度も何度も家でカフェラテを作りながらああでもないこうでもないと繰り返している。家でお店レベルのカフェラテを飲むことは高校からの念願でもある。

そして後者のある資格とは、「食品衛生責任者」。仕事上の都合で今日とってきたのだが、帰宅してその資格証をみながら思った。(あ、カフェ営業できんじゃん。)と。この資格がないと保健所から営業許可は決して下りない。

 ちょうど帰りながら、自分の淹れたいろんなコーヒーをみんなにふるまってみたいと思っていた。そんな僕の目の前には責任者の資格。まだそれしかないのに、僕は(叶った)と思った。

これは僕の夢の中でも大きな夢だ。まだまだできるかどうかわかんなくて、自信がなくて不安で、でも追いかけている夢だ。その夢にも、(あ、叶った)と腑に落ちる瞬間、自分の手に届くものだと気付ける瞬間がきた。

もうちょい先だろうけど、これはいつか開けてやろうと、夢がかなった瞬間だった。ということにするため、頑張る。

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