届かないラブレター5

拝啓 彼女(有村架純)様

冬が終わり、いよいよ新しい生活まで1ヶ月をきる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。手続きもろもろもこれまで以上にお互い忙しくなると思います。頑張っていきましょう。

さて、今日こんな届くわけもないラブレターを書いたのは理由があります。

それは、あなたは僕をどう思っているのか気になって仕方がないのです。

これまでの記事にもいろいろ書いてしまったのですが、僕はあなたのことが好きです。昨日も伝えたけど、まず一人の人間として、あなたはとても魅力的で尊敬しています。

僕は入学当初、あなたに勝手に憧れの気持ちをもっていました。素敵だと思っていました。そしてそれから長い時間をかけてあなた自身のことを知るにつれ、内面の魅力やあなたの考えにいたく共感し尊敬の念を抱きました。更に仲良くなるにつれ、あなたの危ない部分や不安定な部分も知り、どうにか力になりたいと思いました。

だから昨日の話では一つ嘘をつきました。あなたが悲しんでいたように、男、少なくとも僕はあなたの女性としての魅力といいますか、かわいいから近づこうとした、近づいた部分があったのに、それは伏せて話しました。ごめんなさい。

しかし昨日も伝えた通り、あなたという人間が好きなのはあなたが女性だからという理由だけではありません。僕が女性だったとしてもあなたのことを好きになっていたと思います。それくらいあなたのことが素敵な人間だと感じています。

でもだから、あなたの魅力をもっと知りたくて、あなたの優しさやかわいさに触れていたくて、友達ではなくもっと近い関係性になりたいと思ってしまいました。少なくともこれから離れてしまうのは寂しすぎる。もう少しでも、あなたの姿をみたいです。

さて、あなたは僕のことをどう思っているのでしょうか。あのコーヒーの時腕を組んできたのは、ただ寒いからだったのでしょうか。お互い曖昧にして楽しんでいた節も絶対ありますし、そういった一時の気持ちでもなんでも、聞いてみたいと思っています。

というかいつか、絶対聞いてやろうと思います。何年後かにまた何か落ち着いたら。

だから、そのためにも、これからもぜひ仲良くしてください。そしてこの答えは、いつになってもいいから教えてください。

敬具 僕(佐藤健)

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