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夜空の下で

朝目覚めるたびに死を感じる
首を傾げる
一日のはじまり
生を感じるものではないか

アポトーシス、プログラム細胞死
生きるために
細胞が構成している組織をより良い状態に保つために
細胞自体に組み込まれた細胞の自殺プログラム

「花びらが花から落ちる」

ギリシャ語由来とは、なんてオシャレな言い回し自殺プログラムというのにさ

でもそれなら心もより良い状態に保つために
心の自殺プログラムもあってもおかしくないのでは?
だから目覚める度に死を感じているのではないか

「聞いてる?さっきから上の空だけど。」
目の前に座る男が苛つきを隠さず尋ねてきた。「あ、聞いてない。」
笑顔で答えると、さらに男は顔を険しくさせる。「お前、そういうところだぞ。だから社会に馴染めないんだ。」
「ごめん、あなた、誰だっけ?」
お金を置いて席を立つ。
「おい」と背中に声が届いたけど、背中ではじきとばす。んー、邪魔しないで。あなたはアポトーシス。

帰り道に煙草を買い、途中にあった公園のブランコを軽く揺らしながら、煙草に火をつけた
久しぶりのニコチンにくらっとし、月が二重に見えた
重なっている部分がマジョルティ
ブレて一重の部分がマイノリティ
こんな日の夜は哲学もどきを考えたくなるのさ
独りごちり、煙をゆっくり吐き出す
クスッと笑う
なにそれ、カッコワルーキモチワルー

時々無性に淋しくて、しんどくて
どうでも良い男を捕まえてしまう
本当は誰でも良いわけじゃないのに

ねぇ、今何してる?
夜空を見上げる
不器用な生き方で泣きじゃくる私を
ただただずっと頭を撫でてくれた
あなたはもういない
今でも愛してる
なんて、ウソ
それは愛じゃなく執念で
愛していると思うことで
全てがどうでも良い世の中に
私を踏みとどませる

でもこの想いはネクローシス

このままじゃどんどんネクローシスに正常な細胞が侵略されていくぜ

あはは

今度は声を出して笑った

大丈夫 
きっと明日の朝には死にゆくプログラム
だから今日も猫のように丸くなり
アポトーシスもネクローシスも全部抱きしめて眠ってやる


【日記】
 気付いたらすっかり夏が終わってました。本当は賞を頂いた俳句の物語を上げたくかったのですが、ちっともすすまず、ちょこちょこ闇ばかり書いてました。あとすごい!と思った話を読んでしまい、このレベルをあげるの?と自己嫌悪もあり、投稿できませんでした。これも大分前から思いつくままダラダラ単語のように書いてて、たまったLINEをまとめて書いてたら、久々に投稿するか!と気になりました。書かないと書き方忘れますし💦本当はもう少し深くしたい話だったのですが、何年ぶりかにランニングして疲れたので、いらないとこ省くのみくらい。友人と熱くLINEで語ってたら、こちらが熱量不足笑 でも長く投稿しないとプレッシャーになるので、不完全であげとき、ハードル下げる作戦。休みがきちんととれるようになったから、没頭して書きたいですねー。

「夕立よ君の隣をもう少しだけ」
ベタなラブストーリーしか思いつきません…自分らしく書いてみる?と思うとハッピーエンドになりません笑 夏が終わってしまいましたが、こっち方面?とカケラが出てきたので書けたら良いなーと思います。闇のしょーもないのがもう一つ残ってるので、それと合わせて投稿できると良いなぁ。


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