論文試験の選択試験は免除を目指しなさい(弁理士試験)

最終合格者の内訳をみると論文試験の選択試験(以下、選択試験)の免除者が圧倒的に有利である結果が表れています。

まず、理系の修士を持っている場合は、論文試験が免除となる可能性が高いので特許庁のホームページでまず調べてください。免除資格があれば以下の記事は無視で大丈夫です。

論文試験は、弁理士試験の中でも最も突破が難しい短答試験を合格しないと受験できません。また、選択試験は短答試験とは関係無い科目となります。

選択試験を勉強する時間のせいで短答試験対策の時間が削られると結局、短答試験が合格できなくなり、選択試験が受験できなくなる結果となってしまいます。

そこで短答試験合格まで選択試験対策をしないという方針でいくと、短答試験が合格したら2年以内に必須の論文試験を合格しなければならないので、やはり短答合格後も選択試験の対策をする時間はあまり無いです。(社会人でなければ別ですが)

このため、選択試験の免除資格がない人で長期戦でもいいから確実に合格したい人は、選択試験の免除になる「応用情報技術者」の合格を短答試験対策と同時または短答試験の受験より先に目指す受験することをお勧めします。


「応用情報技術者」は、IT系の資格試験ですが、社会人としての一般常識的なものも試験範囲に含まれるため、社会人には常識で答えることができる問題もあり有利な点もあるかと思います。

また、年2回受験機会があるためモチベーションも維持しやすく、合格率も20%~30%で短答試験よりも高いです。このため、弁理士試験最終合格のための最初のマイルストーンとして設定すれば、短答試験よりも達成しやすい目標を設定でき、その点でもモチベーションの維持につなげることができます。

なお、資格の学校で合格までのパックで講座を販売している場合がありますが、選択試験についての講座はほとんどの場合

含まれていません。


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