MacBook Pro のバッテリー交換 その2

バッテリー交換してからタッチパッドの操作がメチャ軽くなったのがうれしい。
古いバッテリーはちょうどタッチパッドにあたる箇所が少し膨張していたためクリックがしづらくなっていた。特に右クリックはほぼ押せない状態だった。
それが復活してビックリするほどタッチが軽い。
これが本来なのだが慣れというものは恐ろしい。軽くなったはずのタッチパッドについ力を入れてしまうことしばしば。

何より膨張したバッテリーは発火の恐れもあるという。
おそろしや。
もう少し早く対処すべきだったな。

電池の中には電流を発生させるために必要な「電解質」なるものが存在する。
スマホやノートパソコンなどに使われているリチウムイオン電池には、電解質に液状のゲル状ポリマーなどが使用されており、経年劣化によって化学反応が起こりガスを発生 → 膨張となるらしい。

身のまわりには充電式電池を内蔵した製品がとっても多い。
最近買ったUSB扇風機ももちろんリチウムイオン電池内蔵。コンパクトながら最弱モードでも涼しく快適、デザインもシンプルでとっても気にっている。
日用品から電動アシスト自転車、EVやPHVなどのクルマまでリチウムイオン電池を搭載している。
特にクルマは脱炭素の流れが加速している世の中でEV化が進んでいる。

様々製品に欠かせない充電式電池だが、現在、次世代電池の本命と言われている「全固体電池」の開発、量産化が進んでいる。
固体電池とは文字通り電解質が液体から固体に置き換わったもの。

主なメリットは

・液漏れのリスクがない
・安全性に優れており発火のリスクが少ない
・高速充電(放電)が可能
・電池寿命が長い
・形状が自由にでき製品デザインの自由度があがる。
・小型・大容量化が可能 ... など

いい事ずくめのように思える全固体電池だが課題もある。
例えば、電池性能を最大限に引き出すには、中身の電解質と電極(+-)がしっかりと接していることが必要だけど液体に比べたら固体同士を密着させるのは難しい。
素材の選定など研究が続けられているとのこと。

近い将来、スマホの充電は年に1回程度に減ったらうれしいのだが。