夜を見つめて
私は夜が好き
夕方になると、通りすがる都会の人々の顔はぼやけてくる。そして夜になると辺りの顔は黒く塗られたようになり、私がこの世の中心のように思えてくる。ホッとする瞬間。
夜、一人。寂しい時もあるけれど、自分に向ける意識が外から戻ってきたようで、ホッとする。
暗闇の中で、生きる。
暗闇の印象は、あまり良くないけれど、暗闇は私を守ってくれるようである。
寝る前には、音楽を流しながら、小説を読む。あの人を思いながら。
頭の中は無限に、欲を出してくる。
だけど、暗闇はそんな自分を戒める。
明日も頑張れるように。
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