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憧れの大人への一歩

中間テストの採点が80%くらい終わった。
自動採点システムというのが去年から入ったけど自動ではもちろんなく、データとして読み込んだ生徒の解答用紙を問題ごとに全員分見ながら採点できたりするシステム。
いいけど、学校にいないと使えないから休日出勤になってしまった。

3年生の引退試合が既に始まっている部活もあるから、今日は学校外で活動中の部活があるだけで、校内には誰もいなかった。

時間を切り分けながら集中するポモドーロというタイマーみたいなのがあって、20分程度集中したら5分休憩を何セットか繰り返す。
YouTubeでそれを立ち上げて、採点を始めた。

1つの学年の知識問題だけで自動採点システムを使うと2時間もかからない。
ただ美術なので実技問題もあり、それは普通に採点するから1つの学年で4時間以上かかる。
とてもじゃないけどウィークデーの普通の授業後には気力も体力ももたないから、週末で頑張る。

外は風が強いけど空は晴天で、学校近くに森があるから、ポモドーロの波の音に加えて、ピョー、ヒョロヒョロと珍しい鳴き声の鳥のさえずりがはっきり聞こえる。
海も山もあり。環境、申し分ないかも…。

思うように捗ったので、7月の学年行事の仕事もできた。仕事量はかなりある。あと3つくらい、七月頭に大きい仕事を仕上げなくてはいけない。

でも当たり前だけど、集中すると時間が作れる。

つい最近、部活の生徒にコンクール参加を促すためにコンクールやコンペの情報サイトをみていたら、むしろ自分が出したいものがあった。
今まではそういう情報をみても「いや、無理だわ…」と思って出せなかったけど、自分が生徒に勧めているし尻込みするのもなんだかなーと思ったから、今まで描いたものから条件の合うものを、2つのコンクールとコンペに出してみた。

こんなにワクワクしたのは久しぶりだった。
諦めてたけど、また地道に描いて出してみようかな。デジタル作品のコンペも増えてきて出しやすくなってきた。

いつも自由でいたいと思う割には、自由じゃない自分に甘んじていたけど、こうやって外に活動する場があってもいいんじゃないか。
物理的には学校勤務でいろんな制限はあるけど、気持ちだけは自由にワクワクしていたい。

自分が子どものときには、そういう大人に憧れてたのを思い出した。
自由にしてくれるのは、ワクワクさせてくれるのは周囲ではなく、自分の心なのかなと思う。

絵とデザインは、私を自由にしていけるツールだと思うから、まだまだ諦めきれない。









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