日向坂46新メンバーオーディションについて思うこと

日向坂46の新メンバーオーディションが開催されることが決定しました。
すでにTwitterにいろいろ書いてしまったのですが、改めて自分の気持ちを整理して書きたいと思います。

※この記事はあくまで個人の見解です。決してこれが正しいとも人に押し付けようとも思っていないので、あくまで一つの考えであることをご理解ください。

新メンバーを入れる理由

まずこの発表に対してどう思ったかと思うと、このタイミング!?というびっくりはありましたが、オーディションを行うこと自体には「まあそうだよね」といった気持ちでした。

日向坂は今月末に悲願の東京ドーム公演を控えています。自分としては今はそこに全力で向かう時期で、新メンバーオーディションは東京ドームが終わってからだろうと思っていました。
しかしあえて東京ドームを前にしたこのタイミングで新メンバー募集を開始したのは、“日向坂はまだまだ止まらないぞ!”という意思表示のようにも感じました。

今回新メンバーを募集する意図としては以下の3つが考えられると思います。

① グループに新しい風を吹き込む

現在の日向坂メンバーで最年少のひなのは現在高校2年生の17歳です。
4月からは成人年齢が18歳に引き下げられるため、ひなのの誕生日である4月12日にはなんとメンバー全員が成人になってしまいます。
さらに4月からは高校生メンバーがひなのだけになってしまいます。

今の日向坂メンバーは洗練されたライブパフォーマンスやバラエティも器用にこなす点が魅力となっています。これはひらがなけやき時代からの様々な経験によるもので、これからもますます円熟味を増して更なる魅力が出てくるはずです。

しかしその一方でかつての初々しさや必死さというものは失われているように感じます。時の流れによって当然起こることであり、もうあの頃に戻ることは絶対にありません。
しかし新たなメンバーを入れることによってこれを取り戻すことができるのがグループアイドルの良さでもあります。
自分も元々ひらがなけやきのがむしゃらさや一生懸命さに惹かれておひさまになったので、この魅力を取り戻すことは新たなファンを獲得することにも繋がるはずです。

また、前回の坂道合同オーディションの時はまだひらがなけやきで人気や知名度もそこまで高くはありませんでしたが、現在の日向坂はすっかり大人気グループとなりました。
今回のオーディションに応募する人の中には乃木坂の久保ちゃんのように日向坂のライブや握手会に何度も訪れるほどの大ファンも絶対にいるはずです。
今のメンバーは乃木坂や欅坂に憧れて入ったメンバーはいるものの、日向坂に憧れて入ったというメンバーはいないため、そのような“元おひさま”がメンバーになることも今までにない新しい風になると思っています。

② メンバーの卒業を見越した増員

正直東京ドーム公演が終わった後の日向坂は全然イメージが湧かず、このままだと目標を失って燃え尽き症候群になってしまうのではないかと不安に思っている部分がありました。
それは必ずしも悪いことではないですし、卒業を考えるメンバーもきっといるはずです。

長年グループで目指してきた目標を叶えたのですから、このタイミングでの卒業は100%前向きなものになると思います。
もしその時が来たら笑顔で送り出したいです。

もちろん全員残ってくれたらそれは嬉しいですが、このタイミングでのオーディションは少なからずそういうメンバーもいるということを表しているのではないかと思っています。

③ グループに競争性を生み出す

ずっと一緒のメンバーでやっていると、これからだんだんとマンネリも出てくるだろうなというのは感じています。
そういう空気がやがてぬるま湯と言われるようになり、卒業の理由にもなってきたりします。
日向坂は全員選抜なので余計にその側面はあると思います。
恐らく新メンバーが入ったら日向坂にも櫻エイトのようなシステムが導入されるものと思います。
もちろん自分も全員選抜が崩れることに抵抗はありますが、新たな刺激が加わることは確かです。

ただ、現状乃木坂の選抜や櫻坂の櫻エイトは結構固定化されており、競争性というよりは単純にメンバーを分断してるだけのようにも感じています。
もし日向坂に新たなシステムを入れるならちゃんとメンバー全員に順番にチャンスが回ってくるシステムにしてほしいです。
新たなモチベーションが生むことで結果として今のメンバーが長くグループに残ることにも繋がると思います。

メンバーが変わらないことによるマンネリは冠番組の日向坂で会いましょうにおいても言えることで、実際にここ最近は過去の企画の焼き増しのような回もだんだん増えてきています。メンバーのスキルも上がって面白いは面白いのですが、どうしても新鮮さには欠けてきます。
同じ企画でも人が変われば新しく見えたりしますし、まだ素人同然の初々しいメンバーからは時として思いもよらないハプニングが起きたりもします。
オードリーは元々人見知りなところもあって新しいメンバーに心を開いてくれるのか心配もありますが、そこは先輩メンバーがこじ開けてくれると信じています。

日向坂に求める人物像

自分が今就活生なのでこんなタイトルをつけてしまいましたが、日向坂らしさとは何かを改めて考えてみた結果、これなのかな〜と思った点をピックアップしていきたいと思います。

① グループ愛・メンバー愛が強い人

日向坂のメンバーはみんなメンバーのことを全力で愛しており、そしてそんな日向坂というグループがみんな大好きです。普段のテレビやラジオ、雑誌、写真集、ドキュメンタリーなど、どれを見てもそれが表れています。
一人一人みんなが主役、誰かが倒れたらみんなで支えてあげる、それが日向坂のグループ像です。

人気グループのメンバーになれるから、芸能界に憧れがあるから、自分を変えたいから、など応募する理由は人それぞれあるでしょうが、「日向坂が好き」という気持ちは絶対に持っていてほしいなと思います。

② 何事にも一生懸命・人への感謝を忘れない人

これも日向坂の大きな魅力だと思います。先程今の日向坂はがむしゃらさや必死さが失われていると書きましたが、それは時の流れと経験によって起こるもので避けられないものです。
しかし結成時から一貫して変わらないのは、どんな仕事にも常に一生懸命真摯に取り組むという姿勢です。
そして、人への感謝を忘れず、いつでも礼儀正しいところも日向坂のずっと変わらない良さです。

そのような姿勢がファンだけでなく関わった全ての関係者に伝わり、業界でも高い評価を得ている理由になっています。
今の日向坂が各所で引っ張りだこなのも、「また日向坂と仕事がしたい」と思わせる力が彼女たちにあるからです。
そのような先輩が築き上げてきた信頼をこれから入る後輩が台無しにしてしまわないことを願っています。

③ 自分だけの個性を持っている人

日向坂のメンバーはみんな個性豊かです。
これはひなあいでもよく表れていて、愛萌さんのぶりっこやまなふぃのツッコミ、ひなのの大喜利センスなど、メンバーそれぞれが持つ個性によって新たな流れや笑い、企画が生まれています。

私は他のメンバーに比べて勉強もできないし、運動もできないし...というメンバーもいますが、そのようなメンバーでも個性を発揮して活躍できているのは、オードリーやひなあいのスタッフさんがメンバーの個性を引き出すのが抜群に上手だからだと思っています。

歌が上手い、絵が上手い、運動ができる、などのわかりやすい特技を持っていることだけが個性ではありません。もちろんそのような特技を持っている人は凄いですが、必ずしもそのような特技を持っている必要はないと思っています。

ひなあいで自分の個性に気づき、それをさらに磨いて自分で出せるようになっているのが今の日向坂メンバーです。
見出しには“個性を持っている人”と書いてしまいましたが、そもそもひとつも個性がない人というのはいないはずなので、先輩メンバーのように自分の個性を強みにし活かしていける人にぜひ入ってもらいたいですね。

というわけで自分の今の思いをつらつらと書きのべてきました。

ひとつ言いたいのは、自分はこのオーディションに対してはそこまで悲観的な気持ちではありません。
もちろんいろいろと不安な部分もありますが、これからもグループが続いていく中で必ずやってくる出来事だとは思っていましたし、この出来事がグループの未来を決めると思っています。

新メンバーの加入が日向坂にとってプラスに働き、さらに上り坂を駆け上がってくれることを願っています。

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