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初心にもどること、大事よね

実の所、どこが初心なのか良くわからないのだけれど。
ただ、ひとつの「初心」の在り方として、私の場合は、ジュリア・キャメロンの『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』がある。
なかなか難解な内容で、1回読んだだけじゃ全く分からないことだらけだった。

でも、もう一冊のジュリア キャメロン「ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2)」と、ナタリー・ゴールドバーグの『書けるひとになる! ――魂の文章術』を加えた計3冊を繰り返し読み続ける、そこがスタート、初心だったって感じ。どれも、一度に沢山は読めない本なので、じっくり時間をかけて少しずつ読み進めて、更に何巡も読んでる。

創造の井戸を満たしておくには、積極的にイメージを追いかけること。アートは物事の細部に注意をこらすことによって生み出される。よく、アートは苦しみから生まれるといわれるが、それは、苦しみが細部(たとえば、失った恋人の痛々しいほど美しい首の曲線)に注目するよう強いるからだ。もちろん、アートには、広範な手法や壮大な枠組み、偉大なプランといったものも欠かせない。けれども、私たちの心に居残りつづけるのは、細部に対する注意なのだ。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。
ジュリア・キャメロン

メモとハイライトのサイトも使って、時々、3冊のエッセンス部分だけを読んだりもする。
ジュリアの本もナタリーの本も、何度読んでも、その度に驚かされるのだから、凄いと思う。

ハイライトをつけておきながら「何のことか良く分からない」なんていうのは、3冊に共通している。でも、これ凄く重要なことを言ってる、っていうのは分かる。でも、理解する、までいかないのがもどかしい。
けれども、何度も何度も読んでいるうちに、体験する事柄のほうからの逆引き状態がでてくる。「あ! これがナタリーの言ってたあれか!」「ジュリアの言ってたのは、こういうことだったのね!」。ヒラメキに似た感じで、そういう本の内容の甦りがあって、それで、なんとか理解する。

だから、何度でも読む。

なんとなく息詰まるような感じが続いていたけど、創作をするにあたって起こってくる様々な場面が記されている本だから、不思議な解決策を与えてくれる。

散歩は、アーティストにとって、感覚を磨くとてもよい機会になる。物事をじっくり観察できるからだ。自分の目で見ることは、創造の井戸を満たし、洞察力を磨く訓練になるのだ。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。
ジュリア・キャメロン

やっぱり、散歩だな。もう、嫌ってほど分かってるんだけど。分かっててやらないってのは、分かってないってことなんだけど。
でも、ジュリアの言葉を思いだすことが、何よりも「散歩行こう」って気にさせてくれるよね。


AIイラストはPixAIで生成。

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