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パステルアートとパステル画の違い

パステルアートを描いてます」というと、「家にもパステル画が飾ってあるんですよ」とか「クレヨンとは違うんですか?」と聞かれたりします。パステルという画材は大昔からあったと思うのですが、パステルアートという分野はごく最近に出来たものなので、ごっちゃになっても仕方が無いと思うんですね。

水彩でも油絵でも「絵を描く」という工程において、まず軽く下書きをした上で、そこに色を重ねていきながら絵を作り上げるのが、一般的だと思います。ところがパステルアートというのは、ほとんどの場合が下書き一切なしで、いきなりパステルを塗るところから始まります。もちろん頭の中にイメージはありますよ~

たとえばこの椿の花。

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パステルアートだとこんな描き方をします。

同じものをパステル画として描こうとすると、いったん軽く下書きをして、指ではなくパステルで直接描いていくと思うんですね。そうするとこういったふんわりした絵ではなく、リアルなくっきりしたお花になるはずです。
比較できる素敵なパステル画を無料素材で見つけたので掲載します。
幻想的でリアルな作品ですよね!お花のひとつひとつが、丁寧に描かれています。

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大きな違いとしては見た感じの色の塗り方が、あっさりしてるのがパステルアート、コッテリしてるのがパステル画。
テンプレートなどを使って簡単に描けるのはパステルアート、下書きと直書きで描くことが多いので画力が必要なのがパステル画。(もちろんパステル画であっても、綿棒を使って塗ったり、粉にしたパステルを指で塗ることもありますよ。)

パステルアートが人気なのは、簡単に描けるので絵心がない人でもかわいく描けて満足できることと、描く時間がリラックスできて癒やしの時間になるからですね。それから絵の具のようにパレットや筆、筆洗いなどのたくさんの道具を出したり仕舞ったりする必要がないですし、ほとんど1時間程度で出来上がるのですぐ片付けられるから、部屋が狭かったり、ものぐさな人でも取り組みやすいです。

またこれは私の感覚ですが、広い場所に飾るなら「パステル画」、手にとって眺めるなら「パステルアート」が良いかなって思います。ふんわりしたパステルアートはちょっとパワーが小さくなるので、広い場所だと目立たなくなってしまいます。でも机の上などに飾って時々手にとって見るなら、優しい波動のパステルアートは心が穏やかになるんですね。

パステルアートとパステル画の違い、ご理解いただけたでしょうか?
パステルを使った絵を習ってみたい時、飾ってみたい時に、この2つの違いを理解した上で、あなたの生活に取り入れてみてくださいね☆

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