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パステルを指で塗るかコットンで塗るかでどんな違いが出るの?

パステルアートといえば、ハードパステルを削って粉にして、それを紙にこすりつけながら描くというものなのですが、パステルの粉を指で塗るか、コットンで塗るかで、ちょっとした表現の差が出てきます。

まず画用紙に指で塗った場合(左)とコットンで塗った場合(右)けっこうしっかり塗ってみました。コットンはこれ以上は濃くなりません。

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こっちはダイソーのツルツルのハガキに同じように塗ってみました。どちらも薄めの色になりますが、やはりコットンで塗ったほうが薄くなります。

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指で塗ると厚塗りが出来るんですよね。指で塗った場合、粉はどんどん紙の目の中に入り込んでいきますが、コットンで塗った場合は、余分な粉はコットンで取れてしまうため、一定以上の色はつきにくいです。その代わりしっかり擦り込むことになるので、色が落ちにくくなります。

今度は黄色を塗ってからさらに上から緑を塗って、消しゴムで丸く消してみます。
上の紙が画用紙、下の紙はツルツルのハガキ。左が指で塗ったもので、右がコットンで塗ったものです。

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つるつるの紙にコットンで塗ったもの(2段め右)は、消した時に黄色の色が取れて白くなってしまってますね。

こういった色を塗り重ねながらの混色は指でもコットンでもできますが、消しゴムで消して下の色を見せたい時には指で塗った方が鮮やかな色になりますね。先日ご紹介した「マーガレットの花束」のモチーフも、お花が真っ白になるように、この描き方を利用して描いてます。

あと今回の見本を描いてて思ったのが、コットンを使うと塗ってる間に粉塵が出やすいです。指で塗る時はそんなに気になりませんが、コットンで擦り込む際に紙との摩擦で細かい粉が出ることがあるようです。描きながらちょっとケホッとなりましたので、皆さんも注意しましょうね。

こんな感じで比較してみましたが、何かの参考になれば幸いです☆

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