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パステルアートの3つの協会を私なりに比較してみた

パステルアートの資格を取ろうと思った時、検索するとまずこの3つのパステルアート協会(日本パステルシャインアート協会日本パステルホープアート協会日本福祉パステルアート協会)が出てくると思います。だけど、それぞれのホームページを見比べていると、頭がこんがらがって来ませんか?私は全部の協会に関わってるわけではありませんが、9年間パステルアートを経験してきた体験から、あなたの目的別にこの3つの協会の違いなどをまとめてみようと思います。
※記事を書いた当時の情報になります。最新情報は各協会にお問い合わせください。


ワークショップを開催できる資格を取得したい場合

資格にもいくつか段階があって、一番簡単な資格を取ると、各協会のモチーフを自宅などで教えられるようになります。

日本パステルシャインアート協会の場合、各地のインストラクターから受けられる講座としてベーシックインストラクター講座というものがあります。10枚のモチーフを習うことが出来ます。受講料は70000円(税抜)テキスト・認定料込み。

日本パステルホープアート協会の場合は、準インストラクター養成講座を各地のインストラクターから受けられます。基本24枚の絵を習うことができます。受講料は50000円(税抜)+登録料20000円(税抜)+テキスト代1000円(税抜)です。(2023年に改定された金額です。なお2024年から学ぶ人には年会費が課せられる予定のようです。)

日本福祉パステルアート協会の場合は、基本協会を通しての通信講座となりますが、各地のインストラクターを通して一緒に動画を見ながら学ぶこともできます。2プランあって3作品習う2級インストラクター会員は39800円(税抜)5作品習う1級インストラクター会員が49800円(税抜)となります。キャンペーン時に申し込むと道具もついてくるようです。

インストラクターを養成する上級のインストラクターになりたい場合

「ただモチーフを教えるだけでなく、自分でもインストラクターを養成したい」という場合、さらに上の講座を受けると、インストラクター養成講座を自分で開催できるようになります。

まず日本パステルシャインアート協会ではマスターインストラクター講座がそれに当たります。ベーシックインストラクター講座を受講した人は+70000円で受けることができます。ベーシックインストラクター講座を受けずにいきなりマスターインストラクター講座から受講することもでき、その場合の受講料は138000円(税抜)となります。

日本パステルホープアート協会では、準インストラクター講座受講後に条件をクリアして、登録料(20000円・税抜)を納めれば正インストラクターになることができます。条件とは1DAY講座(10000円・税抜)を受講またはワークショップを3回以上行うこと、もしくは準インストラクター講座のお手伝いなどをして、教えてもらったインストラクターから推薦を受けることで申請することができるようになります。

日本福祉パステルアート協会では、1級インストラクター会員になった後にアンバサダー会員に登録することで、インストラクターを養成する上級のインストラクターになれます。ただこちらの協会では「一緒に協会の動画を見て描くこと」だけがインストラクターの活動となるため、個人の技量が不足していても問題がなく、安心してインストラクター養成の活動が出来るという利点があります。登録料は月額制で980円のプランと2980円のプランの2つがあります。

通信講座で資格が取れるのか?

今のご時世、対面での受講はなかなか難しいものがありますし、場所によっては近くに教えてくれるインストラクターがいない場合もあり、そうなると通信講座で資格が取れると助かりますよね。

日本パステルシャインアート協会には通信講座がAコース(50000円・税抜)とCコース(90000円・税抜)の2つがあります。(Bコースはないのかとツッコみたくなりますが・・・)Cコースを受けることでインストラクター資格がとれます。AコースからCコースへのステップアップも可能です。

日本福祉パステルアート協会はもともと通信講座主体の団体なので、通信講座で受けるには一番安心感があるかもしれませんね。
残念なことに日本パステルホープアート協会は通信講座がないため、オンラインで対応してくれるインストラクターを探す必要があります。
(私事ではありますが、協会から許可をいただいて2020年冬より通信講座をスタートいたしました。)

補足として(私の所感)

私は日本パステルホープアート協会の資格を初めに取得し、ごく最近になって日本パステルシャインアート協会の資格も取得しました。その経験から補足すると、まず日本パステルホープアート協会の準インストラクター講座は基本24枚のモチーフを3日間で学ぶのですが、実はこれ、かなりハードです。ネットでも「早すぎる」「覚えられない」などと不満が書かれてるのを見かけたことがあります。ですので3日間コースで受講するなら覚悟して受ける必要があります。

その代わり24枚で受講料55000円+登録料22000円+テキスト1100円ですから、1枚換算すると3254円となり、10枚習える日本パステルシャインアート協会が1枚当たり7700円、まず5枚を習う日本福祉パステルアートは1枚当たり10956円となります。(税込み価格で計算しています。日本福祉パステルアートは合格後に33作品分の動画がみられるようです)

受講時に安く、たくさん習うなら、日本パステルホープアート協会の講座を3日間ではなく、都合に合わせて少しずつ習わせてもらえるインストラクターさんを見つけると、安心してゆっくり資格が取れるのではと思います。

通信講座で習うなら動画もついてくる日本福祉パステルアート協会が安心ですね。日本パステルシャインアート協会は上級講座のマスターインストラクター講座まで受けると、他の協会にはない色彩の意味やアートによる心理療法などもカリキュラムに入っているのが目を引きます。ただこれは本部へ行かないと受けられないのかなと思うと、ちょっと残念ではありますが。

あとはそれぞれの画風というか、モチーフが好きかどうかというのも選ぶ時の基準になりますね。あっさりした感じのを描きたいか(シャイン)、重ね塗りを多用する難しそうなのをやってみたいか(ホープ)、テンプレートで簡単に描けるのが良いか(福祉)。この辺は絵の実物を見せて説明することが出来ると分かりやすいんですけどね~

「パステルシャインアート モチーフ」「和みアート モチーフ」「福祉パステルアート モチーフ」と検索窓に入れて、画像検索しながら比べてみてください。なんとなく違いが見えてくるのではないかと思います。

以上が私なりの3つのパステルアート協会の比較ですが、いかがでしたでしょうか?あくまでも「私なり」の比較ですので、詳しいことは各インストラクターさんに確かめてくださいね。この記事があなたのお役に立てれば幸いです☆


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