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ナイチンゲール。

9月に入ると体調が良く、残暑続く中ハツラツと過ごすことができた。調子のいい時は.このままずっといい時が続くような気になる。
家でも無意味に足踏みをし.せっかくだから歩数を稼ごうと早足(早踏み?)などしたりして。
でもちゃんと好調期は(割とあっさり)過ぎていき、口内炎→胃痛→口唇炎→倦怠感。明るかった心もどんよりと曇り…季節の変わり目だしな.などと思っている頃に追い討ちの訃報あり。
娘ちゃんがお世話になっている施設の看護師さんとの永遠のお別れ。

出会いは施設利用前、(同系列の)放課後デイで…もうかれこれ20年も前のこと。いつも利用者みんなを想い小さな事にも気付き.愛情いっぱいに包んでくれた。
2月、施設でコ口ナが広まり.娘も私も感染してしまった時には、わざわざ自宅まで食料を届けてくださった。必要か否かを確認もせず(聞いたら絶対遠慮するからね;)駆けつけて玄関先に置いてくれて。
知的最重度の娘とその世話をする私が、心配で仕方がなかったのでしょう。
通所施設をおやすみしている利用者の為に職員が個人的に行動するなんて事は一般的にはナシだと思うけど(平等でないので)
人を助ける為に動くことが彼女の本能だったのかな.と思う。
何もかもがついこの間の事です。今までの.色んな光景や交わした会話が蘇ってきて.苦しい。

告別式で最後のお別れをした。身内以外でこんなに辛いお別れをしたのは初めて(まだみんな元気なので)。
見習いたいことばかりの尊敬する人。自分が辛い時でも人の為に尽くせる人。私にはとてもとても。
でも、そんな人になれたらな…

お花を添えたあと.彼女の肩をそっとさすってお別れをしました。一生忘れません。




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