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トレードワンポイントアドバイス

チャート分析は丁寧にすべし

チャートを分析するのが苦手、という人はこの記事をよく読んでみてください。

長年トレードをやっていて思い返すと、チャートから売買判断がちゃんとできていなかった頃って、分析が雑だったよな、と思います。

チャートにはたくさんのヒントが隠れていて、丁寧にみていくと反発するポイントが見えてきます。初心者の頃は、まだ知識が足りないのでわからないことは見えないですがわかることもあるはずです。

わかることだけでも丁寧にみていけば、いくつかは反発根拠が見つかるのですが、どうしてもそこに意識が集中できないのが初心者です。

反発ポイントを先にいくつか割り出しておいて、価格がそのうちの1つに到達したら、そこで反発し方向が変わるのか、抜けてしまい次の反発ポイント候補まで進むのかを観察します。

初めのうちは、「チャート分析は、今書いたことだけやれば良い」と理解し、意識すれば成果はだいぶ変わってきます。

そこに意識を集中し、丁寧にチャートにラインを入れたり、移動平均線との重なりを見ていけば、初心者でもエントリーポイントが見えてきます。

丁寧に、というのはいろんな意味がありますが、例えばラインを引くのであれば雑に引くのではなく正確に引きます。

長期足で雑に引いたラインを根拠に短期足でトレードを行うと、誤差が大きく役に立ちません。方向感を見るだけでなく、エントリー決済に使うのであれば、できるだけ正確に描く努力が必要です。

(私は建築設計を生業としているため、CADで図面を描く感覚で正確なラインを描きます。)

もう1つ大事なこと

多くの人は、この反発ポイントを点や線で捉えがちです。


「この移動平均線にタッチしたら反転するのではないか?」

「この水平線やトレンドラインに来たら転換するのではないか?」

このように考えてしまいます。

しかし現実にはそのようなことは時々しか起こらないです。

ちょっとした行き過ぎでラインを超えたり、反対に届かなかったりということは普通に起こります。

当たり前と言えば当たり前ですよね。
いくら世界中のトレーダーがチャートを見てテクニカルの分析をしているといっても、毎度毎度ピンポイントで反発するなんてあり得ない訳です。

トレード講座の受講生に伝えているのは、ラインには幅を持たせるように、ということです。

例えば水平線であれば、その価格帯でひげをつけたり、実体が形作られている複数の節目がすっぽり収まる、できるだけ幅の薄い、横に長〜い四角形を描いて、線ではなく帯を抵抗帯として意識するようにしてもらっています。

例えばこのような小さな工夫で騙しを防げたり、しっかり待つことができるようになります。

トレードで利益を積み上げるには、テクニカルの知識だけでなく、このような取引自体のテクニックをしっかり学び、スキルアップしていく必要があるのです。

オンライントレード講座 主催 
木幡

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