【シャドバエボルヴ】下に送ったカードの覚え方

こんにちは。通りすがりです。
普段は細々とシャドバエボルヴを遊んでいます。
今回は、シャドバエボルヴでエルフを使っている方に重要なスキルである「下に送ったカードの記憶法」をテーマにnoteを書こうと思います。
初めてエボルヴのnoteを書くのですが、初回からニッチ過ぎるテーマで、どうなんだろうと自分でも思っています。

そもそも、私がnoteを書くのはこれが初めてなのですが、書くにあたって、あるきっかけがありました。
知り合いのカードショップの店員さんから「通りさんnote書いてよ~」と言われたのです。
TCGのnoteというのは、凄く実績を残している人が書くものという感じで自分と縁遠く感じていたのですが、その一言がきっかけになりました。
嬉しく感じて、「よし!note書くぞ!!!」と意気込んだのですが、何もテーマが思い浮かびませんでした。
レシピに関しては、自信のあるものがまだ出来た感じがしていないですし、プレイ内容もまだ上手く言語化出来そうにありませんでした。
困り果てて、パソコンを開いたままボーッとしたいた時、ふと思いついたのがこのテーマでした。
正直、今回の環境になってから、下に送ったカードを正確に覚える事をサボっていました。
キングエレファントを下に送っちゃったな~程度の事は覚えていても、それ以外はだいぶ雑でした。
理由は試合が早く終わってしまうからです。
しかし、千葉GPが終わった現在、急速にコントロールデッキが増えてきています。
マーウィンビショがその一例です。
そうなると、この「下に送ったカードを覚える」というテクニックがあると助かる場面が増えてきます。
そこで、今回のテーマにしてみました。

正直この内容はエルフ使いしか意味のない内容になっていますし(たぶん)、既存のエルフ使いはそれぞれ自分のやり方を確立していると思うので、本当に需要0な気もします。
ただ、noteを書く練習というつもりで書いてみます。
歴戦のエルフ使いの方は「ふ~んお前はそうやってるのね」と思っていただいて、それ以外の方は「エルフ使いってこんなことやってるんだ~」と流し読みして頂ければと思います。
読み辛いところも多々あるかもしれませんが、よろしければ最後まで読んでみて下さい。

そもそもなぜ記憶すべきか

エボルヴは、40~50枚のデッキで戦います。
今でこそ、簒奪ロイが現れた影響で「デッキ切れ」という概念が一般的になってきましたが、それ以前はほとんどのデッキが、デッキを40枚フルで使うことがありませんでした。
エルフを除いては……
エルフは、「収穫祭」という最強のアミュレットを軸に、永遠とリソースを増やし続けるデッキです。
特に、前環境の白銀エルフなどが顕著でした。
「メイ」などの盤面を作りながら相手の盤面を破壊するカードと、「収穫祭」などのリソースを供給し続けるカードによって、エルフは支えられています。
ドローし続けるという意味だと、ウィッチもそうじゃないか?と思う方もいるでしょう。
確かにウィッチもデッキが枯れる寸前までドローするタイプがあるのですが、「マーリン」という最強のレジェンドが必ず入っているので、途中でシャッフルされます。
したがって、最初のマリガンを覚える必要がありません(一時期のギガキマウィッチは下に送ったカードを覚える必要がありましたが)。
しかし、エルフには「マーリン」のような便利なシャッフルカードがあまり存在しません。
今回の千葉GPベスト8のエルフの方の構築に「スターリーエルフ」が入っていましたよね。
私にとって、あのカードは「なんか強そうだけど、置くタイミングないよね~」という印象でした。
結局、限定構築の時にアミュビショと合わせて使った以来、ずっとストレージに眠っていました。
しかしながら、今回「デッキがシャッフルできる」という理由で採用されていました。
「なるほど」と驚きと納得の両方を感じました。
私も似たような理由で以前「ガーベラベアー」を入れていた事がありました。
「コスト」という概念と「マリガン」という概念があるエボルヴにおいて、シャッフルが隠れた機能を果たしています。
1弾環境の時、初手にローズクイーンが3枚来て、マリガンをしても、しなくても負け確という試合があったのですが、それ以来だいぶトラウマになっています。
しかしながら、多くのエルフデッキでは、デッキをシャッフルする能力をもつカードが入れづらい現状があります。
したがって、「下に送ったカードを覚える」というプレイヤースキルが必要になってきます。

エルフで下に送ったカードを覚える理由は、もう一つあります。
それは、「デッキの上を見て、下に送る」という能力のカードが多数存在しているからです。
「リリィ、スピネ、ディダム、森の音楽隊、シンコウウィンディetc……」これらのカードによって、「順番が分かる枚数」がデッキの中で増えていきます。
その結果、超ロングゲームになると、デッキの残り10枚の内容と順番が全て分かるという状態に高確率でなります。
今期は、特に「スピネ」の採用率が上がっています。
また、「フィーナ」を採用している場合はより多くのカードが下に送られていきます。
コントロールデッキと対峙している時、次に引くカード、次の次に引くカード、それらが分かっているのといないのとでは雲泥の差が生まれます。
実際に、私もかなり前の環境で、ディスカドラと13ターン以上続く超ロングゲームをやっていた時、次のトップが「白銀の矢」であることが分かっていたので、勝てたという試合をしたことがあります。
「ハンドにないけれど確実なリーサル手段」という最高に強くて、最高にかっこいいプレイが出来てしまうのがエルフの面白いところの一つでもあります。

長々と書いてしまいましたが、このような理由から、ロングゲームになることが予想される試合では、下に送ったカードを覚えておくメリットが発生します。
勿論、そこまでデッキを掘り切る前に試合が終わる事が多いです。
しかし、デッキの残り15枚のうち下の10枚が分かれば、残り5枚は順番が分からなくとも何が残っているのか分かってしまいます。
直接的に役立とうが、役に立たなかろうが、覚えておくことに損は無いと思います。

本題:覚え方

ここからが本題です。
覚え方と偉そうに書きましたが、少しだけ覚えやすくなるやり方の一例として読んで頂ければ幸いです。
まず、重要なポイントが二つあります。
①「何で」「何枚」をカウントする
②送り方に意図を持つ

この2点が覚えやすくなるポイントです。
まず、①の「「何で」「何枚」をカウントする」から解説していきます。

「何で」「何枚」をカウントする

ロングゲームになってくると、「あれ?そういえば下に送ったカード何だったっけ?」と思う事があります。
そうした時に、なんとか思い出そうとするのですが、ズレが発生します。
人間の脳みそは記憶が曖昧になるように、わざと作られているらしいです。
そんな我々人間が、ズレなく覚える方法の一つとして、枚数をカウントしておくというものがあります。
「マリガンで4枚、リリィで2枚、スピネで3枚」という様に「何で何枚送ったか」を下に送る時に意識するようにします。
頭の片隅に、今は合計〇〇枚だなという情報を置いておきます。
忘れっぽい人は、ターンの終了時に毎回枚数を思い出すように癖付けておくと良いと思います。
何故、「何を送ったか?」よりも「何枚送ったか?」の方を大事にするかと言うと、下に送ったカードが分からなくなる場合の多くは、「カードの順番を忘れていた」ということよりも「カードを下に送った事自体を忘れていた」事の方が多いからです。
その理由は後述する②に関連してきます。

また、枚数さえ間違えていなければ、何を送ったのか忘れても、あとからカバーする事が出来ます。
例えば「デッキは残り11枚。10枚下に送った。その内9枚は分かる。」という状態になったとしましょう。
そうなれば、手札と墓地を確認すれば、まだ記憶にないカードが2枚まで絞れます。
そこまでいけば、全てが分からなくとも、大きなメリットになるでしょう。
問題なのは、自分の記憶を信じてプレイしたのに、実際はズレていた場合です。
枚数という比較的覚えやすいモノを確定させることで、何を送ったかも思い出しやすくなります。

送り方に意図を持つ

下に送る時、適当にカードを送っていませんか?
今までロイヤル使っていたけど、今回初めてエルフを使ってみる!というような方がよく陥りがちな状態です。
実際問題、あまり意味をなさない事もあるのですが、大きな意味を持つ場合もあります。
私の覚え方としては、枚数を記憶して、内容を思い出す、ということをします。
その内容を思い出すときに重要な手がかりになるのが、「その時どういう意図で下に送ったのか?」という事になります。
また、その意図によってカードを思い出しやすいだけでなく、勝敗を分けることにもなります。
例えば、「象、カシオペア、根源、ティア」という初手だったとしましょう。
当然マリガンの一手ですね。
そうなった時、どういう順番で並べるでしょうか?
どう並べるべきかは一様に言えないのでここでは割愛しますが、重要なのはそこに「意図」を持つことです。
「象はリーサルに関わるから一番上にくるように置こう」といった、意図があるのと、ないのとでは覚えやすさが変わってきます。
人間は、何の意味もない文字や数字の羅列を覚えるのは得意ではありません。
しかし、覚え辛い歴史の年号も、ひとたび分かり易いゴロ合わせを見つけてしまえば、スッと覚えられてしまいます。
10桁の数字を暗記するのはムリでも、2時間の映画の内容を喋るのは出来てしまいます。
この違いは、「意味があるか・ないか」「流れがあるか・ないか」という部分が大きく関わってきています。
「あの時、自分は〇〇だと考えて、AとBをあの順番で並べた」という事が思い出せれば、おのずとカードの内容も分かってきます。

まとめ

下に送ったカードを覚える事には大きなメリットがあります。
しかし、ただ闇雲に、「象・ティア・調べ・導き・エンシェント・ティア・収穫…….」と呪文のように覚えようとしても絶対に出来ません。
ここで大事なことは、2つ。
①「何で」「何枚」送ったかカウント
②送り方に意図を持つ
以上の二つが下に送ったカードを覚える(「思い出す」と表現した方が正しいかも)方法です。

このやり方は、自分なりに試行錯誤した結果になります。
私の調べた限り、記憶法のほとんどが、「回数」と「意味付け」になります。
長い英単語も毎日見ていれば覚えられます。
しかし、その1試合しか意味をなさない状況において、「回数」というアプローチは出来ません。
したがって、意味付けをするというアプローチに行きつきました。
有名な記憶法で、家から会社までの道のりに、記憶したいモノを並べるという方法があります。
「郵便局の角にA、交番の前にB、信号の前にC」という風に覚えたいモノをそれぞれ配置していくのです。
玄関から冷蔵庫までというバージョンや、朝から夜までというバージョンがありますが、全て同じことです。
大事なのは、ポイントを決めて、矛盾の生じない流れを作ること。
これが楽な記憶法として大切になります。
あとは付随して覚えたいものが付いてきます。

しかし、「郵便局の前にキングエレファントがいて、交番の前に異形がいて、信号の前にエズディア」などと考えていると、覚えづらいですし、何よりシュール過ぎる街の映像が頭に残ってプレイ所ではありません。
そこで、「マリガンの時に4枚で、リリィで2枚で、スピネで2枚で」という風に、「何で」「何枚」を思い出せるようにします。
あとは、その4枚を思い出すのには、「あの時〇〇と考えてあの順番にしたな」という自分の意図を思い出せばよいだけです。
記憶力の良い方であれば、この工程はいらないかもしれません。
私は、ポイントポイントで区切られた枚数の中身は覚えていられるタイプなので、並べ方を思い出すようにしています。
人によっては、それだと上手く思い出せないという方もいると思うので、工程を増やしたり、逆に減らしたり、各々でアレンジしてみて下さい。

私が今回書いた内容の肝は、「区切って」「意味を付ける」ということです。
そう聞くと簡単に感じませんか?
是非、試してみて下さい。

追記

ながながと覚え方について書きましたが、正直、物凄く役に立つ内容かというと微妙だと思います。
送ったカードを全て暗記出来るけれどプレイがメチャクチャな人と、送ったカードは覚えられないけれどプレイは完璧な人であれば、必ず後者の方が勝率が高いからです。
ただ、プレイは練習が必要で、非常に繊細なものです。
しかし、送ったカードを覚えるのはただ覚えるだけのことで、かつ確実なものです。
無理のない範囲で、やってみてください。

また、全ての試合でこれをやるのは馬鹿げています。
大きな大会で一日に10戦近く戦うのに、今の内容を毎回やっていたら体力が削られて、プレミをしてしまうことになりかねません。
自分のデッキと相手のデッキと相談して、ほぼ100%デッキの半分もめくらなそうな場合も割り切ってしまっていいと思います。

省エネ記憶法も存在しているので、ここに書いておきます。
特に、童話エルフを使っていた時にやっていたのですが、BBだけ覚えておくのです。
BBが下から何枚目にあるのかだけ覚えているだけで、大きなメリットがあります。
いまだと、キングエレファントなどがそれにあたると思います。
勝敗に関わる、重要なカードだけを記憶するのも一つの手だと思います。

兎にも角にも、重要なのは、取入れられるタイミングで、適切に取り入れるということです。
必死に下のカードを覚えようとした結果プレミをしたのでは本も子もありません。
まずは、盤面に集中するのが一番大切です。
その上で、テクニックの一つとして、エルフ使いだからこそできる、プレイングをやってみませんか?
私はエルフが大好きです。
カードのビジュアルも好きですが、何より頭を一番使っている感覚になるのがエルフでした。
一見どうしようもないように見える盤面から、メイとエンシェントエルフを上手く使って全処理した時や、次のターンのリーサルを計算に計算を重ねて用意出来た時など、他では味わえない快感があります。
とてつもなく難しく、とてつもなく楽しい、そんなエルフに、また一つ、難しくて楽しいテクニックを取り入れてみては如何でしょうか?

以上が今回のnoteの内容になります。
今回はお試しで、ニッチな話をしてみました。
「なんだ、当たり前じゃん」と思う方から、「へーそういうのあるんだ!」という方まで、色んな反応があるかと思います。
少しでも、面白いと思って下さっていると嬉しいです。

次回は、デッキやらプレイングやらをテーマに書けたらな、と思います。
拙い文章だったかと思いますが、ここまで読んで頂いてありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?