【ラスパーlog #13】受検される方々へ2
FP1級実技面接で問われているのは、かなり短い時間内で発揮される、次の2つの力です。
15分間で設例を読み解く力
12分間に面接官から発せられる質問(10数問)に応答する力
試験本番で出会うのは、全く新しい未見の設例です。
勉強段階で見慣れたものとは、やはり勝手が違います。
設例を読んで、「だいたいわかる」「これなら戦えそう」「わからないものが多いが、こことここは答えられそう」・・・
そんな見立てができるかどうかが、まず重要です。
「まったくわからない」設例に当たったら、冒頭と最後の質問への回答を確実に固めることと、何か答えられる論点を1つだけでもいいから見つけること。
あとは “出たとこ勝負”。
自分を信じましょう。
まずは1回目の面接の設例読み15分間に、全神経を集中させること。
それが試験当日の最優先のミッションです。
2回目の面接は緊張が解けて、かなり楽になれるはずです。
*
待機室と面接控室で待つ時間は、TAC本の解説などを読んでも、なかなか頭に入ってこないかもしれません。
それならば、このギリギリの本番直前で、やはり選ぶべきは、インンプットよりもアウトプットです。
試験直前に口頭練習してきたことを、黙って脳内で反復し続けましょう。
本番の「1問1答」に備えた、脳内アイドリング。
緊張と不安が募るこの場で、いつもの状態に帰するために。
本番では、面接官の先生からたくさんのヒントと助け舟が出ます。
必ず思い当たり、答えられる論点があるはずです。
焦らず、黙らず、とにかく声に出す。
ここまで来れた自分自身を信じて、人生においても稀有の体験となるはずの1日を、どうか楽しんできて下さい。
吉報をお待ちしております。
ラスパー
※ 「1回目の設例読み」の助走段階におけるメンタルの整え方については、以下の特別記事に詳しく書きました。
「FP1級実技 当日リアルレポート&面接ノウハウ集」
記事目次
(1)試験当日の流れ リアルレポート
【会場受付】 集合場所 / 集合時間 / 番号札
【待機室】ガイダンス / スマホ / 整列移動
【面接控室】順番確定 / プラカード / 設例閲覧
【面接室】ノック / 氏名を名乗る /終了後
(2)勝負はすでに面接の前から始まっている
面接控室から面接室へ 最も緊張する場面での3つの対策
トップバッターになってしまう確率は20%以上
勝負どころの設例読み 直前期にできる「切り替え」練習
成否を握る1回目の面接への入り方
(3)実技面接の気になる「モヤモヤ」にファイナルアンサー!
試験当日の服装はスーツ一択であるべきこれだけの理由
わからない問題の「持ち帰り」はOK?
面接官の先生のタイプと「圧迫面接」について
(4)設例読み・面接応答 ノウハウ集
ここに注意するだけで、設例読みの質は上がる
難解な設例に当たってしまったら?
応答の「瞬発力」を鍛える
面接官の先生から「本当ですか?」と問われたら
回答不能の質問に対処する“奥の手”
(結語)ラスパーより受検生の皆さまへ
FP1級実技面接はまさに「情報戰」です。
どうぞ後悔のないように、現在知り得る情報は全て携えた上で、試験会場に赴かれますように。
皆様のご健闘を心よりお祈り申し上げます。
※ 金財公式サイトに今回の設例が公表されるのは、試験期間終了後の5〜10日後。最近は割合早めにアップされていますが、今回は祝日と土日があるので、不透明です。休み前の2月22日(金)のアップを期待したいですね。
合格発表は、3月15日(金)です。
合格発表後に、noteへの面接体験記のご投稿を心よりお待ち申し上げております。
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