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涼宮ハルヒ(という作品)の衝撃

以前記事にまとめた気がするのだが、見当たらないのでここでしっかり記そうと思う。

ハルヒのアニメは私が学生時代に公開されていた模様。(wikiを見る限り)
で、当時よくカラオケをともにしていた友人が、主題歌を歌っていたし
なんならミクル伝説も歌ってたはずなんだが
ここが既に記憶がおかしい。
というのもミクル伝説はWikiを信じるなら、2期?なので既に社会人に入っているのだ。
社会人になってからも数回会っていたような気もするしそうでない気もする。(放送当時は話をシャッフル放送していたらしいし、真実はわからん)

それはさておき、ハルヒはニコ動や当時のアニオタ界隈(学校が専門学校だったのでオタクばかりだった)の影響で存在は知っていたが
絵やOPの乳揺れ表現があざとくて苦手で観ていなかった。

オタクに対しての同族嫌悪というやつか、とにもかくにも学生当時はオタクコンテンツとは距離を置いていた(斜に構えていた)

今は御覧の通りがっつりオタクになっておりますテヘペロ

ハルヒをしっかり見てみたのはたぶん2016または2017。
私が単身赴任中で、帰宅もできず土日やることなかった時にたぶん
一気見したんだとは思う。

けもフレ1期と似たような入りだったのだが、とりあえず数話観てみたら
気づいたら最後まで観ていた。
放映当時話題になったエンディングのダンス等には実はあまり惹かれなかったのだが、とにもかくにもストーリーとその独特な構成(主人公キョン視点でやる気なくしゃべる)と設定(ハルヒが渦中なのに本人だけ実は蚊帳の外)で
完全に虜に。

すぐ原作小説セットを駿河屋で全巻取り寄せたはずなんだが
これももう過去過ぎて購入履歴から消えてた(当時はめっちゃ安かった駿河屋)
正直本では途中で読むのやめちゃったけど、アニメのほうはかなり見返していました。
で、その後はPSPの「約束」にハマり、その他のハルヒゲームも集めることに。

関連書籍もこつこつと収集を始め、月刊ハルヒ関連や画集も今でも読み返すぐらいに好き。
ちなみにゲームではWiiの中で一番好きと公言しているぐらい
「ハルヒの並列」は名作で推したい。
アニメフルボイスでハルヒ世界、ゲームオリジナルストーリーを体験できる
楽しい作品でした。
一方で、PS2のRPGを作るやつとWiiの踊るだけのやつは個人的には合いませんでした。

話をアニメに戻しますが、
結局好きなのは(あの岡田斗司夫も断言しているけど)
最初の6話=涼宮ハルヒの憂鬱が至高だとは思う。
ただ、その後の話も退屈することはなく(エンドレスエイトは流石に…だけども)一気見できる魅力は十二分にあります。
憂鬱が別格として、野球やコンピ研とのゲーム対決、学際の自主映画本編等、単発の話がかなり楽しめる。
ただ、自主映画を撮るための途中のストーリーで、構成上ハルヒの悪い部分をかなり強調しており、そこは流石にウッとなることも。

まぁそれも含めて周囲が巻き込まれている、決して手出しができないという様を表しているし、一見ただの高校生日常のようで裏では三すくみの勢力争いもあったりと視点を変えるだけでめちゃくちゃホラー(シリアス)だったりもするのでそれぞれの立場で数回観るのも凄くお勧めです。

で、エンドレスエイトも含めたフラストレーションを劇場版でガッツリ解消させるのは見事というしかないし、劇場版は本当に映画館で観たかったなぁと思う一作。
(どうもググると去年末にリバイバル上映してたみたい)

劇場版は本当に、ズルイwと言いたくなるほど、
恐怖、切なさ、可愛さ、愛しさ等を織り交ぜててエンターテイメントとして見事。
上映時間がかなりの長さなのがネックではあるものの、
キョンの絶望を表すにはその長さもスパイスになっていること間違いなし。

劇場版まで視聴したユーザーは、長門派にならざるを得ないような気もするし私もがっつり長門派です。
ただ画面上に画として描かれない部分でのハルヒの乙女さというのはTVアニメシリーズから作中通して一貫としてあり、
憂鬱は完全に恋心乙女心のこじらせにすぎないし、キョンのミクルに対しての視線や発言にジェラシーがあったり、キョンが寝てるときにミクルがかけたカーディガンの上から自身のカーディガンを上からかけなおしていたり、怪我した際の見えてない部分の狼狽や、病院での目が覚めるまでの付き添い等
上げたらきりがないほど、ハルヒ→キョンの熱烈ラブアニメではあると思う。
原作は最新刊まであるものの(家族が結局ハマって読んでいるので)私が未読なので、アニメ後の彼らの関係性や実際の心理・真意は知る由もないが、
少なくともアニメ、劇場版を通すと上記認識となった。

エヴァの後の世間に影響を与えたアニメとして話題になるだけはあるなとパワーのある作品でした。
エヴァもエヴァで、かなり後になってから全話視聴してます(DVDBOX購入)

話を戻すと絵が苦手と冒頭で言っているが今はもう慣れているので無問題です。

そうそう、英語版で観ることが実は多いのですが、
英語版侮れないですよ。
劇中のGodKnowsなどもしっかり英語で歌われているし、
各キャラクターの声質やしゃべり方も寄せていて、他の英語版よりクォリティは頭一つ高いです。
ポケモンとかって、英語版はそもそもサトシたちの名前すら違うため、
違和感バリバリなのですが、
ハルヒはちゃんとキャラ名も一致してます。

ハルヒのゲームの話ももう少しすると、PS3、PSPの追想は実はクリアできてないのですが、劇場版や文化祭等アニメとがっつりリンクしているのでお勧めです。

ここまで結構なべた褒めですが、不満点はあるか?と問われると
世間と同じくエンドレスエイトかな。
他の単発の話を組み込んでくれるほうが嬉しい。
エンドレスエイトは勿論毎回絵も描きなおしているし、声も当てなおしているから全話違うっちゃ違うけど、そういうことじゃなくてシンプルにもっと違う話が観たかった次第。

続編は色々な事情でできそうにないし、したとしても今更時代的にも合わなそう(ハルヒのキャラが炎上しそうw)
また、本当に劇場版がキレイに終わっているので
これ以上は蛇足だよなとも。

とにもかくにも私の中の数少ない何度も観返す作品の一つです。

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