Mixgameの勉強方法

WSOPにて木原さんがPPCで好成績を残し、Mixgame熱が高まりそうな感じです。

その中で、木原さんに対して

「ミックスゲームの勉強ってどうやればいいの?」

というような質問がありました。

そもそもの質問内容に凄くモヤモヤしてしまったので、パパっと個人的な回答とMixgame(FL(リミット))の勉強方法について書きだします。


Q,Mixgameの勉強ってどうやればいいの?

A,NLHEの勉強の仕方と一緒です。

NLHEにはPokersnowieやGTOwizard、Piosolverといったツールがたくさんあります。

しかし昔はそんなツールはありませんでした。

ではどうやって勉強するのかというと

・プレイしていて疑問に思ったことを書き出し、実際に計算する
・PokerstarsのCOOP系のHのリプレイを見ながら、自分と違うプレーが出てきたところを検証する
・誰かと一緒にプレイし、プレイ内容を議論する
・ハンドレビューをする(してもらう)

以上が主な勉強法です。

具体的に一つ一つ説明します。

・プレイしていて疑問に思ったことを書き出し、座学する

まずはわからなくてもいいので、自分が気になったゲームをプレイしましょう。

個人的なおすすめはポーカースターズでプレー出来るゲームです。
木原さんが出てたPPCではBadugiを除いた全てのゲームが採用されています。

FLHE
FLO8
Stud
Razz
Stud8
FL2-7TD
・Badugi
(各ゲーム名には木原さんのブログにある「各ゲーム紹介記事のURL」が埋め込まれています。
ブログにはこれらのゲームの攻略情報などもちょいちょい掲載されているので掘り起こしてみる価値はかなりあります。
ブログ→https://kihara-poker.hatenablog.com/

以上がポーカースターズでプレーできるFL(ベット額が決まっている)ゲームの一覧です。

ルールに関してはポーカースターズの遊び方に説明があるので、公式ホームページから確認するのが一番わかりやすそうです。(URLを張ると規約違反になる可能性があるので載せていません。)

また、Mixgame専業プロの負野さん(オーノ塾塾長)のルール解説動画及び戦略記事もオススメです。
再生リストをまとめておいたので暇なときにでも見てあげてください。
再生リスト→https://www.youtube.com/playlist?list=PLLfoZ0lyojEJ2fi76_1KMicSyFOWgdnjH

ルールを一通り理解出来たら、実際にプレイし、疑問に思ったことを全て書き出し、一つ一つ座学をしましょう。

・PokerstarsのCOOP系のHのリプレイを見ながら、自分と違うプレーが出てきたところを座学する

PokerstarsのCOOP系トーナメントは、ほぼ全てのトーナメントをリプレイで見ることができます。
Eventsタブ→Replaysタブ→Tournament Seriesと進むことによって出てきます。

ここでポイントが2つ。

1,Event Filterで自分が見たいgameだけをチェックする。
たくさんのトーナメントがあるなかで、トーナメント名を見ても何のゲームなのかがわかりません。
なので、filterをかけて自分の見たいゲームが出るように設定しましょう。

2,トーナメント名の後ろにxx-Hと書かれているものだけを見る。
これはすごく大事です。
各トーナメントにはL,M,Hと3種類のトーナメントが同時開催されます。

LやMは参加費が安く、FTに残っているプレイヤーには参考にしてはいけないレベルのプレイヤーが数多くいるのですが、
Hは木原さんと肩を並べる最上級プレイヤーだけがFTにいるといっても過言ではありません。

正直LやMは参考にならないので、Hだけを見てください。

プレイを見ているときに、気になった部分をメモに残し、座学をしましょう。

・誰かと一緒にプレイし、プレイ内容を議論する
・ハンドレビューをする(してもらう)

この二つはとても効果の出るものですが、注意点があります。

それは議論する人、ハンドレビューをする人が上手いかどうかです。

公に言うと炎上するかもしれませんが、アミューズメントで知らない人に教えてもらっても、それが正しいかどうかなんてわからないですよね。そういうことです。

なので、本当に信用できる人と一緒に議論したりハンドレビューをしてもらいましょう。

また、Mixgameが強くなるために大事なのは「自分でゲームの本質を見抜き、考え、修正していくこと」です。
なので、初めに紹介した2つで勉強できるようになることがMixgameを強くなるために大事な座学方法になります。


座学の仕方

座学をしましょうと書いてきましたが、実際にどのように座学をするのか?を説明します。

1,Propokertoolsを使う
2,エクセルで計算する
3,実際にプレーしてみる

この3つが主な座学方法になります。

先に一つ大事なことを伝えます。
FLで大事な要素の一つはポットオッズです。
FLはベットサイズが決まっているので、計算すると答えが出ることが多々あります。
自分の持っているハンドやレンジが、相手と比べてどれぐらいのエクイティがあるかを知り、ポットオッズを計算し、自分のアクションを決めることが大原則です。

1,Propokertoolsを使う

Propokertoolsとは、NLHEだけでなくFLO8やStud系の勝率計算ができるサイトです。

http://www.propokertools.com/simulations

使い方は、自分が計算したいゲームを選び、ボードやハンドを入力していくだけです。

使い方を説明すると長くなるので、そのうち動画等にしたいと思います。

Propokertoolsを使って勉強するのに向いているのは「FLO8,Stud,Razz,Stud8」のプリフロップ、ポストフロップです。

2,エクセルで計算する

これはエクセルでなく電卓でもいいのですが、複雑な計算になるとエクセルのほうが便利です。

エクセルを使って勉強するのに向いているのは「Razzのスチール率,FL2-7TD,Badugiのドローの勝率計算」等です。

3,実際にプレイしてみる。

座学をしたら、またプレイしましょう。
プレイをしていたら、座学のおかげでわかったこと、うまくいったこと、うまくいかないこと、疑問に思ったことなどがまた出てくるかと思います。

これらを自分の中で整理し、うまくいったことは身に着け、出来なかったことや疑問はメモを取り、また1や2の座学をしていきましょう。

成長のポイント

Mixgameで成長するためのポイントはいくつかあります。

「楽しくチャレンジしながら、たくさん失敗して、失敗も楽しむ」
Mixgameを強くなるうえで大事なのは、わからないことや恐いと感じることにチャレンジして、失敗も楽しむマインドです。
やったことがない人にとっては、FLって地味な感じがあるかもしれませんが、地味に打っていると勝てません。

こんなハンドでオープンしても大丈夫かなぁ?と思ったらオープンしてみることが大事ですし、これコールしてもいいのかなぁ?と思ったらコールしてみる。
してみた結果いけそうかいけなさそうかみたいな感覚をどれだけ養えるかはMixgameで成長するためにはとても大事なポイントです。


最後に

座学について書いたので、なんかつまらなく感じてしまう部分が多いかもしれません。

ですが、Mixgame自体はとても楽しいゲームばかりです。
そもそもPoker自体が楽しむゲームです。

そして楽しめなければ強くもなれません。

座学して強くなることも大事ですが、まずは気楽にMixgameを触って、勝ち負け気にせず楽しんでください。楽しんだうえでもっと強くなりたいと思ったらたくさん座学してください。

わからないことばかりかもしれませんが、みんなわかってないこともたくさんあります。少し勉強するだけで勝てるようにもなります。

そしていつか記事をみているあなたと一緒にMixgameが打てたらいいなと思います。

備考 プリフロップレンジについて


※プリフロップレンジを教えてほしいという気持ちは十分わかります。私も教えてほしいです。
ですが、残念ながら正解がほぼありません。
Stud系のゲームは場に出ているカードによってだとか、自分がどこのポジションにいるか、アンティはいくらなのか等でオープンするかコールするかフォールドするかが変わってきます。

なので途中でも書きましたが、プリフロップレンジを知りたいのであれば、たくさんプレーして自分の中で土台を作ることが一番早いかもしれません。

とはいえなんとなく基準があるゲームもあります。

Omaha8→A+ローカードがあるハンド
FL2-7TD→1枚ドローで8か7が作れるハンドもしくは2枚ドローで7が作れるハンド
Razz→8以下のカードが3枚

これはあくまでも基準です。そして正直言うと少しルースかなと感じます。
ですが、これくらいを基準にプレーしていくと、そこそこ楽しく遊べるかつ、成長するためには良いぐらいのレンジかと思います。あとはプレーしながら自分の中で磨き上げていってください。


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