ロストバレットの作り方
お久しぶりです、ぱせりです。
今回は12月分のポケカ言語化企画として、ロストバレットの作り方を洗い出してみようと思います。
これまで「どのような思考でロストバレットを作成してきたか」や、基本となる構築について言語化していこうと思います。
とは言っても、来月にはレギュレーション変更もありカードプールもガラッと変わってしまいますので、こんな感じか~くらいにお気軽に読んでみてください!
そもそもの話:何を目的にデッキを作るか
なぜ今「自分で」デッキを作るのか
突然ですが、あなたはどうやってデッキを作りますか?
手っ取り早く作るなら、色々なYoutuberが紹介しているデッキや、シティリーグで結果を残したデッキを丸々真似すれば完成されたデッキはできるでしょう。
ただ、それだと満足できない方々がいるのも事実。
そんな方々の胸の内は様々です。
例えば、シティリーグなど大型の大会で流行っているデッキは性に合わないという人もいれば、今は表舞台で活躍していないけれども思い入れのあるデッキでずっと戦いたい人など様々いると思います。
そうなった場合、どうするか。
そう、「自分で」デッキを作るしかないのです。
「自分の培ってきた経験や膨大にあるデータを分析し、今この瞬間自分の考えた最大限に勝てるデッキを作成する。」
この作業を行ってやっと「自分の」デッキを作り上げられるのです。
何を目的にデッキを作るか
「何を目的に」、これが決まっていないとデッキを作るのは難しいでしょう
例えば、ロストデッキを作るにしても人によって考えは様々で、
環境で勝ちたい
バレットを使いたい
推しを輝かせたい
のように、多くの考えがあると思います。
そして、これらの考えから導かれるデッキはどれも違うものになります。
先ほどの例なら、
環境で勝ちたい → ロストギラティナ
バレットを使いたい → ロストバレット
推しを輝かせたい → ロスト+推しポケモン
このように、目的が違うとできるデッキも違ってきます。
なので、まず基本として「何を目的に」デッキを作るのかは考えてからデッキを作りましょう。
ここからは、僕が今まで使ってきた(勝つための)ロストバレットの作り方について言語化していきます。
その0:デッキの作り方
ロストバレットってどんなデッキ?
そもそもロストバレットとはどんなデッキでしょうか?
言葉で説明するなら「ロストギミックを入れた、たねポケモンを主体にした環境メタデッキ」です。
ここで重要なのは2点。
「たねポケモンが主体であること」と、「環境メタデッキであること」です。
まずは、「たねポケモンが主体であること」です。
ロストは、ウッウ・ヤミラミというすごく強い非エクのたねアタッカーを擁しており、これらだけで戦っても充分に強いです。また、ロストにはミラージュゲートというとてもおかしいカードがあるため、ミラージュゲートが打てる場面では大抵のたねポケモンは出たターンに技を使うことができます。
このように、普通は進化させて準備することで強い技が使える進化ポケモンやルール持ちのポケモンを使わずに戦っていくのがロストバレットです。
つぎに、「環境メタデッキであること」です。
言い換えれば「どう頑張ってもTier1のデッキにはなれない」ということでもあります。環境で流行っているデッキに対して、できるだけ後出しじゃんけんをしていくデッキであるため、他に流行っているデッキが多ければ多く、環境が固まってくる程、ロストバレットが輝ける環境になると言えるでしょう。
この2点を踏まえてロストバレットを作っていくと、形になりやすいかもしれません。
その1:アタッカーを決めよう!
デッキの方向性を決める
アタッカーを決める上でまず重要になるのは、環境で何が流行っているかです。
ロストバレットはメタデッキなので、今巷で何が流行っているかを知ることで勝つために必要なカードが見えてくるはずです。
それに伴って重要になるのがかがやく枠のポケモンに何を採用するかです。
ロストバレットでは、主にかがやくゲッコウガとかがやくリザードンのいずれかが採用されています。
それぞれの特徴として
かがやくゲッコウガ
→特性によるドロー、技によるベンチ狙撃かがやくリザードン
→サイド1の火力枠
となっています。これらを採用するメリットとして
かがやくゲッコウガ
→特性によるドロー、HPの低いポケモン2体の処理かがやくリザードン
→サイド1ポケモンが250出せる、デッキ内の省エネ化
が挙げられます。
これらを踏まえて、アタッカーとかがやく枠のポケモンを選んで決めてみましょう。
アタッカー候補の最低条件
ロストバレットはミラージュゲートを採用できる都合上、数多くのポケモンをアタッカーとして採用できます。
その中でも、満たすとよいポイントがいくつかあり、
アタッカーが技を使うための要求エネがすべて同じ色のエネルギーでないこと
技の要求エネルギーに無色エネルギーがあること
と考えています。
この条件を満たせるポケモンであれば、進化ポケモンでも最低限デッキにすることは可能となります
環境でやれるデッキを作りたいと思うのであれば、流行っているポケモンに対して弱点を付けるポケモンやワンパンできるポケモン(できれば非エク)を探すといいと思います。
(僕はいつも公式のカードリストをたねポケモンでフィルタかけて流し見しながら新しいアタッカーを探しています。)
その2:テンプレに当てはめてみよう!
既存のレシピを参考にする
アタッカー+かがやく枠が決まったら、次はデッキを作成していきます。
おおまかなデッキとしての形はかがやくポケモンによって決まっているため、まずはそこを抑えてみましょう
かがやく枠による違い
ロストバレットを作る際には固定となるカードがあります。
これらのカードはどんなロストバレットを作るにも必須となるため、これ以外の枠に何を入れるかを考えましょう。
まずはかがやくゲッコウガを採用するデッキから。
かがやくゲッコウガを採用する際には、エネルギーが2ドローになるため比較的エネルギーのカードが多く採用されます。今の環境でも10枚ほど採用されている印象です。
また、エネルギーの枚数が多いため必然的にミラージュゲートの採用もしやすくなります。
エネルギーを多く採用できるため、様々な色のエネルギーを入れることができ、1つのデッキに複数のタイプのアタッカーや技の要求エネが2色であるドラゴンタイプのポケモンを採用しやすくなります。
次にかがやくリザードンを採用するデッキです。
こちらのデッキは、かがやくゲッコウガと違い無理にエネルギーを多く入れる理由が無く、エネルギーだった枠を入れ替えを行うために使うことができます。
また、その分早くロストが貯まるので、いち早く10枚貯めてヤミラミでロストマインを使うことを目指すデッキもあります。
このデッキは、かがやくゲッコウを採用してデッキ仁比べ、ドローできる枚数が少なく、アクロマを撃てないことが頻発するため、ポケギアを~4枚採用するケースが多いです。
テンプレに当てはめる
以上の違いを踏まえた私のテンプレが以下の2つです。
(両者ともにフェアリーエネルギーが自由枠の枚数。また、かがやくゲッコウガ型は、雷エネがアタッカーのエネルギー想定)
私の場合はこのテンプレートに当てはめながらデッキを考えています。もちろん、個人によって変わりますがおおよそはこんな感じだと思います。
また、直近のシティリーグでの入賞デッキから各カードの配分を考えるのもいいと思います。
この中でも確実に入るのは
キュワワー×4
アクロマ×4
いれかえカート×4
ヒスイのヘビーボール×1
です。これ以外のカードはどうしても削らなければいけないときは最悪無くても何とかなります。
基本的に、自由枠にはアタッカーとなるポケモンや環境を見たメタカード(デヴォリューションなど)を採用するといいでしょう。
自由枠への詰め方(個人の感想)
基本的に、エネルギーは(そのエネルギーを使うアタッカーの数)+0~1枚で作成するようにしています。
また、環境の一部にしか使わないカードのみを1枚採用に抑え、それ以外は最低でも2枚採用するようにしています。
ただし、まだまだ試作段階なので、入れたいカードを入れてみて考えるのもいいと思います。
強いデッキは最初から強いとは限りません。
ここまでを行い、デッキをいったん完成させましょう
その3:実際に回して入れ替えよう!
本当のスタートライン
ここまでで60枚のデッキが作成できたと思いますが、ここからがいちばん長い期間を要する箇所です。
とりあえず、何戦か対戦してみた後にあまり使わなさそうなカードや多すぎるカードを減らし、もっと欲しいと思うカードを入れてみましょう。
思い悩んだ際には周りに意見を求めるのもいいかもしれません。かがやく枠から変えてみたり、テンプレを用いないで再度デッキを組むのもいいかもしれません。
ここでのゴールは「自分が満足した時」なので、書けることはこれくらいでしょう。
環境を見ながら、常に自分のデッキと対話し続けてください!
おわりに
気が付けば怒涛の2023年も終わり、新たな年が始まりそうです。
僕自身もかなり多くのことがあった2023年ですが、来年もまだロスとは使えるので、その喜びを噛みしめながら遊んでいきたいと思います。
結びに、この駄文が新たにロストバレットを作成する方にとって少しでも役に立てると幸いです。
来月は、新環境のロストバレットでも考えてみたいと思います。
それではまた次回。
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