どっちでも良いな
って思いながら、片方が選択された時
若干「あぁ…」って思う事が多々ある。
どっちでも良くなかった。
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幼稚園、小学校、中学校、高校、大学
これが私の学校遍歴。
幼稚園→明るいけど目立つのだけは嫌だった。真面目。
小学校→明るいし、ちょっと目立つのが嬉しかった。真面目。
中学校→色々あったし(本当に小さい色々)目立つのがそんなに好きじゃなかった。真面目。
高校→高1は担任が気難しい人で抑圧されながら過ごす。
高2の修学旅行帰り、いわゆる一軍の子から急激にイジりの的にされる。クラス内での立ち振る舞い方が変わる。
高3、文化祭のクラスリーダーみたいなのになって演劇を仕切る。舞台監督兼演出兼大道具兼小道具兼役者兼前説をやる。
総じて真面目。
大学→2年まで冬の時代を過ごし、3年で楽しく成りかけるもコロナ禍になりそのまま卒業。
真面目。
そんな感じだった。
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高校2年生の修学旅行の帰りの飛行機。
クラスの一軍(バスケやってた男の子)に急激にイジられ始める。
きっかけも理由も何も覚えてないけど、ただとにかくイジられてた。
周りの子達も
『あ、コイツこういう感じでイジって良いんだ。ただのネガティブじゃないんだ。』
となったのか追随するようにイジってきた。
それがきっかけで、高校生活は穏やかなものから賑やかなものへ変わっていった。
1番衝撃的だったのは3年生でのクラス替え初日。
隣になった女バスの子に
「あ、君がふじしー?〇〇から部活の時によく話聞いてる!!」
と言われた事。
衝撃的というか怖かった。
何でネガティブ根暗な自分の話が真逆の所にある女バスでされてんだよ。
精一杯の笑顔で
「悪い話じゃなければ良いや!」
と返すのがやっとだった。
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元々自分はネガティブな性格だし、幼稚園の頃は人前に立つのも、話すのも本当に全部ダメで
年中のお遊戯会も緊張し過ぎて戻しちゃって早退した記憶がある。
というか、目立つのも嫌だった上に、大勢の人数の中にいるのがずっと怖かった。
少しは慣れてきた年長のお遊戯会では浦島太郎をやるってなって
ダブルキャストでメイン処に皆が立候補してく中、自分はその他大勢の魚(鯛)役を選んだ。
幼稚園という環境に慣れても、目立ちたくは無かったから。
で、いざ練習が始まる。
幼稚園の劇は音に合わせて踊り、流れてくるセリフに合わせて動くものだった為、喋ることは無く端っこで真面目に踊ってた。すると、
「藤島くん、踊りちゃんとできるんだから1つ中に入りなさい」と言われた。
目立つのは嫌だ…けど褒められるのは嬉しい。
当時の先生の策略にまんまとハマった。
気がついたら魚のセンターにいた。
まあ褒められてるから良いやと思って踊りを終えたら、そのまま鯛のソロの時間があった。
浦島太郎、亀、乙姫といった主要キャラはダブルキャストなのに。鯛のソロ。
舞台の端から端まで音に合わせて動き身振り手振りをする鯛のソロ。
そのパートで終わりと思いきや
亀の喧嘩まで止める鯛のソロ。
乙姫に浦島太郎が来ると伝える鯛のソロ。
蓋を開けてみたら、1番動いてるのは鯛だった。
今でも納得いってない。
目立ちたくないからその他大勢と聞いていた魚選んだのに勝手に鯛になったと思ったら、鯛だけめちゃくちゃ動くし。
あの時の自分を褒めてあげたい。
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今でも全然、平気なフリして緊張してる時がある。
そういう時は心の中で鯛のソロを思い出して、1人でそっと笑うと緊張がほぐれる。
今となっては感謝している。鯛のソロ。
読みにくい文章、最後までお付き合いいただきありがとうございます。🙇🏻♀️🙇🏻♀️🙇🏻♀️