愛する人と満ちたりた人生の事

今日は一年で一番大切な日。昨年の今日、わたしは出産した。それまで、9月12日は何でもない日だったのだけど、今年からはとんでもなく最高に大切な日になった。

ひかりさんを盛大に祝う準備をする。今日は声かけてあるけど、みんな覚えてるかどうか、誰が来るかはわからない。だけど、いつもより豪華に、ちらし寿司、手巻きずしの具、茄子の揚げびたし、鶏のむね肉のサラダ、手作りの豆腐と鶏ミンチの餃子、スープ…こんなに一体だれが食べるの?!っていうぐらい作っている。

作ってる途中に、メッセージが入る。「ケーキが焼けたらそっちに向かうね!」と京都から。「今日はつみれで鶏鍋だよ!ケーキも焼いてるよ!」と同じ路地の子から。「いま買い物しているけど、なに買って行こうか?」と母親から。「頼まれたもの(保育園で必要なもの)手に入れました!」と、三軒隣の子。先週末には兵庫県から友達が果物を届けてくれた。「ひかりちゃん1歳、はじーちゃんお母さん1歳おめでとう!」と、いつも応援してくれている人からのすてきなメッセージ。

今日このあと一体どうなっちゃうんだろう?!テーブルも器もきっと足りない。だけどどうにかなるし、みんな一緒に動いて考えてくれる。きっとテーブルに乗りきらないほどの料理と、部屋に入りきらない人でぎゅうぎゅうだ。こんなにすてきなことあっていいのかな。

わたしはしあわせだ。ひかりさんこの状況をどう思っているかわからないけど、正直うらやましい。わたしたちは元気にやっている。なんとかやっている、どころか、めちゃくちゃ愛されているし、満ち足りている。毎日「ああ、幸せだなあ」と実感する。足りないものに目を向けることは以前よりも減った。やっぱり必要ないものは必要ないし、大切なものと、そうでないものの区別がつくようになった。産まれた以上やることは決まっているので楽っちゃ楽だ。

どんどん新しいメンバーも増えて、春にはまた一人増えるのだけど、そのことはまた後日。新メンバーになりたい方も募集する予定です。なんと同じ路地があくかも知れない。気になったらメッセージを!誰か引っ越してこない?

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