無題

Ahoj!

久しぶりの投稿となりました。とはいうものの約一ヶ月間何もしなかったというわけではもちろんありません。率直にいうと新しいことに慣れていくことは簡単なことではなく、ここ最近は自分と真剣に向き合うような出来事が続いていたために、ノートを更新する心の余裕もありませんでした。

最近私にあったことで共有したい話があるので、少し長くなるかもしれませんが今日はその話をできるだけそのまま書いていきます。

実は授業が始まって2週間くらい経った折に、"Human Rights"という授業を一度ドロップ(授業を取り消すこと)していました。

理由は2つありました。1つは時間的に余裕を持ちたいと思ったことです。毎日のリーディング課題をこなしていくことに意識が集中し過ぎて、他のことをあまり考える余裕ができなくなってしまいました。ドロップすれば、日本に帰った後の卒論のことを考えたり、現地のいろんな場所にも行くことができると思ったからです。

2つ目は精神的余裕です。Human Rightsの授業は最初の授業からとてもスピードが早く、どんどんトピックが移り変わり、なおかつ参加している生徒たちのレベルも他の授業と比べて一番高く、正直辛い思いを感じてしまって、ついていくことができないと感じてしまいました。

以上が理由で、2週間授業を受けた後、担当職員に科目をドロップする旨を伝えました。

しかし、ここで予想外のことが起こりました。私がドロップしてから2回目のHuman Rights授業が終わった後のことです。授業を取っているフラットメートから、「教授があなたと電話で話したがっている」と連絡がありました。

なぜかをあまり理解できぬまま携帯が鳴りました。教授からです。以下が会話の内容です。

教授「私はなぜあなたがこの授業をドロップしたのかを知りたくて連絡しました。」
私「日本での卒論について考える時間が欲しかったのと、この授業を取っている目的が自分でわからなくなってしまったからです。」
教授「あなたの卒論のテーマは何ですか」
私「「ニューメディアや映画による性的マイノリティの表象」についてです。」
教授「それだったらこの授業は必ず役に立ちます。次の授業待ってますよ。」
私「し、、しかし、、」
教授「あなたに取っては新しいことでまだ慣れてないことが多いのも理解してます。次の授業からあなたに対して特別な注意を払いますし、あなたもわからないことがあったら必ず聞いてください。シラバスをもう一度読んで次の授業に望み、授業が終わったら最終的に本当にこの授業をドロップするのかを教えてください。」

私が通っている日本ではドロップしたい授業があったら、パソコンでワンクリックすればドロップすることができます。その後、その授業の教授から連絡がきたりすることなどあり得ません。

電話が切れた後、なぜそこまでして私のドロップを気にかけてくれたのかと考えてしまいました。私が数少ない留学生であったことが大きな理由としてあると思います。

大学に行くと、気にかけてくれたクラスメートが「Human Rightsドロップしたって聞いたけど何かあったの?困ったことがあったらなんでも相談してね。」と言ってくれました。

私が教授と電話して、次の授業から行くことを話したら、彼は「それはよかった。シルビア(教授の名前)は本当にナイスな人だから安心して、彼女に相談するといいよ」と言ってくれました。

結論から言うと、私はHuman Rightsの授業を再び履修することに決めました。この留学の目的は、何にも物怖じしない強い心を身につけるのだと思い出したこと、そして、留学だからと言って一人で頑張るものではないということを実感できたからです。それを再確認させてくれた教授やクラスメートには感謝しかありません。普通のことかもしれませんが、厳しい授業でも、わからないことを怖がらずに聞くような小さなことから始めていきたいと思いました。

あったことをできるだけそのまま伝えたかったので、今回の投稿はわかりにくかったかもしれません。また次回から普通の投稿をして行くと思うのでよろしくお願いします。

今日はこの辺で、チャウ!


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