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新生児からできる!睡眠環境の整え方

子育て中によくあるご相談の一つといえば…

「寝かしつけに時間がかかる!」
「子どもが寝ないんです!」
「どうしたら夜通し寝てくれるんでしょう!」

などなど・・・睡眠に関するお悩みは多いのではないのでしょうか。

「うちの子、睡眠不足なんじゃない⁉」と心配になると同時に、やはりこれによって起こるお母さんの寝不足が最大の悩みの一つにあるのではないかと思います。

兄と双子を育てている我が家には、「朝起きるのが早すぎる」という悩みがありました。

朝4時頃(ひどい時は3時台!?)に起きて目がばっちり覚めてしまい、ひと遊び・ふた遊び(時には早朝公園遊び)してから幼稚園へ行く…という日々でした。

これらの子どもの睡眠のお悩みは、睡眠環境を整えるだけでもグン!と改善されることもあります。

実際に我が家には効果テキメンでした‼︎

新生児からできる睡眠環境の整え方の一つを今回はお伝えしようと思います。

質の良い睡眠で生きる力の土台を育てよう

生まれたばかりの赤ちゃんは、1日の大半を寝て過ごします。

寝ている間に脳が成長していくわけですが、3歳までに脳の約80%、12歳でほぼ100%完成すると言われています。

この脳が急激に発育する時期に「考える力」「記憶力」「運動機能」など…生きるために必要な能力の基礎が育まれます。

その他にも、情緒を安定させたり、循環器系を強化させたり、生きる意欲や活力を湧き立たせたり…質の良い睡眠をたっぷりとることで、幸せに生きるための土台が作られます。

質の良い睡眠を取るためには、睡眠に関わる環境を整えることが大切です。

それでは、どのポイントに気をつけて環境を整えたらいいのかを実際にご紹介しましょう。

まずは朝日を浴びよう!

朝起きたらカーテンを開けて、遅くとも10時までの間に、15分間の日光浴をしましょう。

買い物ついでに15分間のお散歩をするのがオススメです。

もちろん、窓辺にいるだけでもいいですよ。

睡眠に必要なホルモンである"メラトニン"は勝手に合成されるわけではありません。

朝起きてから太陽の光を15分ほど浴びる事で合成される、"セロトニン"の分泌があってはじめて"メラトニン"が合成、分泌されます。

"メラトニン"の分泌は最後3ヶ月ごろから始まります。

生後3ヶ月ごろから「やっと最近夜まとまって寝てくれる様になったかも」と感じる方が多いのはこのためですね。

母乳から"メラトニン"を受け取る事もできますが、その量はとても少ないです。

さらに新生児期は、まだ体内時計も整っていないので、昼夜問わず寝起きを繰り返しますが、"メラトニン"が分泌される前の新生児期から毎日朝日を浴びる事で、少しずつ体内時計の確率がされていきます。

寝る時は朝まで真っ暗が理想

これが特に早朝起きしてしまう我が家に効果を感じました!

遮光カーテンを閉め、照明を全部消して真っ暗な状態で朝まで眠ることが理想とされています。

遮光カーテンは、意外と隙間から外の明かりが漏れていることがあり、そのわずかな光も起きてしまう原因となってしまいます。

夜中の授乳やおむつ替えなど、赤ちゃんのお世話にわずかな明かりが必要な時には、蛍光灯の常夜灯では明るすぎるので、暖色系で足元をうっすら照らす程度の明かりを付けておくのが良いでしょう。

はじめは暗い!と思うかもしれませんが、なんと不思議なことに目が慣れてくるものです笑。

夜中に赤ちゃんの目が覚めた時に、寝付いた時の状況と変わっていると不安に感じ、夜泣きにつながってしまうため、このライトは一晩中付けておくのが良いでしょう。

2歳~3歳頃から、想像力が豊かになり、暗闇を怖いと感じることもあるかもしれません。

そんな時には日中のうちに真っ暗なお部屋で遊んだり、「このライトがあるから大丈夫だよ」と赤ちゃんの時から使っているライトを照らし続けたり、絵本を使って、夜や暗いのは怖くないよという事を伝えていきましょう。

作・絵/ザ・キャビンカンパニー
2014.12月 偕成社
作・絵/むらかみひとみ
2005.10月 エムオン・エンタテインメント


一日中寝たり起きたりを繰り返す新生児期は、日中は生活音のある明るい部屋で過ごし、昼夜の区別がつき始める3か月頃からは、お昼寝も夜の睡眠と同じように暗くするのが良いです。

安心できる音でぐっすり♪

ママのおなかの中にいた時にはママの心音や、血流音がずっと流れている状況だったので、無音の方が逆に不安になる・・・という子どもが多いです。

低月齢であればあるほどこの傾向が強く、より効果的です。

ホワイトイズと言われる、テレビやラジオの砂嵐の「サーッ」という音や、換気扇の「ゴーッ」という音、波の音や小川のせせらぎなど自然音を小さな音で流しているとリラックス効果があり、安心して眠れるようになります。

「ホワイトノイズ」と検索すると専用機械もあり、大人もぐっすり安眠効果が得られますよ。

我が家はこちらの画像のものを実際に愛用しました。
ホワイトノイズ他、オルゴールも豊富で何より見た目の可愛から家族みんなのお気に入りでした。

子どもの真上や真下ではなく、布団から2m程度離れた場所において、これも足元ライトの時と同じように、一晩中つけっぱなしにすることで、眠りが浅くなった時にも「さっきと同じ」という安心感から再び眠りにつくことができるようになります。

また、「シィー、シィー」という音は世界共通の魔法の寝かしつけ音。

胎内音ととてもよく似ているので、寝かしつけや夜泣きをした時に口に出してみると、落ち着いて眠りについてくれます。

少し寒いが眠りやすい⁉

お部屋の最適温度は約20℃前後、大人にとっては肌寒いなぁと感じ、夏でも布団をかぶる必要があるくらいですね。

お子さんの様子や、家の環境などでも変わってくるので、以下のポイントをチェックしてみましょう。

☑子どもが夜中に起きてしまったときに、背中や頭に汗をかいているときは暑すぎる
☑子どもの手足の指まで冷えていたら寒すぎる
☑子どもが怖い夢を見て起きちゃう時には暑すぎる可能性がある

これらをチェックしてお部屋の温度を微調整してみましょう。

また、エアコンの風は直接当たらないように調整が必要です。

出産準備で寝具選びをするときに、敷布団、掛布団、まくらなど全部セットになったものを購入される方も多いと思います。(我が家もそうでした!)


しかし、なんとびっくり。
掛け布団(ブランケットやガーゼケットは2歳ごろまで必要ないんです!!!

寝相が悪くて、寝てる間にゴロゴロよく動くなぁ〜と思ったことはありませんか?

我が家の長男も、ベビーベッドの真ん中に寝かせてるのに、気づくとよく端っこに転がって行ってしまっていました。

赤ちゃんの睡眠は、大人と違って半分ほどレム睡眠(浅い睡眠)の状態です。

これは、身体は休んでいるけど、脳は活発に動いている状態です。

一回の睡眠時間が短く、少しの物音でも起きてしまうのは、このためなんですね。

さらに、赤ちゃんは身体の使い方を勉強中!うまく動きや力加減をコントロールできなくて余計に動きが大きくなるため、余計に寝相が悪くなります。

大人の様にノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠が交互に約90分くらいのサイクルで訪れる様になるには3〜6歳頃にかけてと言われています。

このことを知っておくだけでも、寝相が悪い事や、頻繁に起きてしまう事への理解がしやすくなりますよね。

とにかく赤ちゃんは寝ている間も良く動くという事です。

お布団やガーゼケットなどをかけていて、蹴り上げた拍子に顔にかかって窒息してしまう可能性もあります。


特に、寝返りを始めた頃からは、かけ布団の代わりにおくるみや、スリーパーを利用しましょう。

ガーゼタイプやイブルタイプは通年通して利用できますし、フリースや毛布生地は冬の時期に大活躍です。

出産祝いにもぴったりですよね!

子どもは基本暑がりという事を覚えておきましょう

特に、寒い冬は風邪をひかないか心配になってしまいますが、特に体温調整が苦手な1歳未満の赤ちゃんは、厚着をしてしまうと、熱がこもって以上に体温が上昇してしまったり、寝汗を沢山かいて冬にもあせもなどのトラブルが起きてしまいます。

では、寝るときはどのような服装が良いのでしょう。

素材は通気性・吸湿性に優れ、夏は涼しく、冬は保温性もある綿100%が好ましいでしょう。

デリケートなお肌の子は、オーガニックコットンを選ぶのも良いと思います。

寝返りを打つようになったら、動きやすいように上下別れたパジャマを用意しましょう。

スリーパーを利用すれば、はだけることもないので、お腹が冷えるのでは…という心配も大丈夫ですよ!

最後に

さて、これまで新生児からできる基本的な睡眠環境の整え方というのをご紹介いました。

早速取り入れられそう!というものからやってみてくださいね。

また、これからご出産予定の方にも出産準備のご参考になればと思います!


質の良い睡眠を心がけて、親子ともに心身ともに健やかに幸せな日々を過ごせますように。


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