"陰"の祓いと"陽"の祓い〜2020年5月28日 はふりめく〜
講 話:一般社団法人 白川学館代表理事 七沢賢治
要約編集:Parole編集部 文責 大野靖志
Q.
祝詞を唱える時に喉をすぼめるようなことはあまりよろしくない、とお聞きしたのだが、どういう唱え方であればよいのか、あるいは、よくないのか?
祝詞を唱える時のポイントなどあれば、ご教示いただきたい。
A.
宇宙万物の生成の原理として、昔から陰陽の法則というものがあるが、祓いということに関しても「陰」と「陽」の世界がある。しかし「陰」の祓いということでいえば、あまりよろしくない、と言えるかと思う。
たとえば山岳信仰には富士講をはじめ、たくさんの宗派があるが、いずれも山に登って修行をおこなうものである。一歩足を踏み外したら落ちて命を落としてしまいかねないような険しい山道を通っての修行は、当然、それ相応の危険を伴うため、非常に警戒しておこなわなければならない。
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