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数理が”真理”に近づくための学びを〜2020年6月16日 はふりめく〜

講  話:一般社団法人 白川学館代表理事 七沢賢治
要約編集:Parole編集部 文責 大野靖志

注意書き (1)

Q.
子どもの頃から科学に興味があったのだが、白川を学ぶようになってから科学の不完全な部分、発展途上の部分を感じるようになり、以前に比べて興味がなくなったように感じている。しかしその一方で、クラインの壺を数式で表すなどの試みもなされており、改めて数学の重要性も感じている。そこで今日は、白川を学ぶ中で、自分が発展途上と感じている科学と、これから重要になってくる数学とどう向き合い、またどのように取り組んでいったらよいのかということについて、先生の見解をいただけたらと思う。

A.
数学について話をする時にはいつも、数学、あるいは数式を「美しい」と表現されていた、岡 潔(おか きよし)先生のことを例に挙げるのだが。先生もおっしゃるように、やはり宇宙の始まりには、その法則を記述するシンプルで美しい数式があったのだと思う。そして一番進んだ科学として、数学があるのだと。

そこで、我々も数学というものを基本にして科学の発達を見ていこうということで、白川では言霊の中に数霊を見る方法など、デジタル・ナレッジにおける数のもつ普遍性、宇宙の絶対法則というところに重きを置いて、研究をおこなっている。

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