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感情の鬱滞を吹き送るために〜2020年5月22日 はふりめく〜

講  話:一般社団法人 白川学館代表理事 七沢賢治
要約編集:Parole編集部 文責 大野靖志

注意書き (1)

Q.
ここ数日、連日にわたって「感情」の問題について色々なお話をいただいていたと思う。その中で今の日本の状況を見ていると、多くの人たちが不安や恐怖といった感情に支配されていて、正常な知性が働かなくなっているということを、ものすごく感じている。そのような時代にあって、やはり感情の解消というのは急務であろうかと思う。そこで今日は装置で感情を祓うということの意義について、お話をお伺いしたい。

A.
我々は感情の鬱滞を解除するための装置をつくろうということで、これまでに、たとえば神魔人獣という4つの情動の分類にはっきりと分かれるような装置であったり、情緒マンダラといったものをつくりながら、これまで感情に対する様々な実験をおこなってきた。しかしながら感情というのは、一つのところに止まらず、常に色々なところに動いてループしていくという性質があるため、いざ装置化するとなると実際にはなかなか難しい部分もあったのだ。

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