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あのパルミジャーノ根岸によるスピリットモンスターランク付け

このnoteは【遊戯王】スピリット全部救う part1【クソカード集中治療室】をご視聴後に閲覧することを推奨します。
動画URL:https://www.nicovideo.jp/watch/sm43871613?ref=nicoiphone_other


皆さん、動画のご視聴ありがとうございました、投稿者のパルミジャーノ根岸です。

動画裏話を書く余裕がなくなってしばらく更新していなかったnoteですが、2年目のパルミちゃんはやる気マンマン、がんばるぜ


スピリット事前評価と基準について


これがスピリット評価リストだ!(2024/6/3時点)

動画でも触れましたが評価基準は
・そのカードの使い道があるか
・現代においてその使い道が強いか
以上の2点で評価してます。左側の方が比較的優秀とみているのですが大きな差はないです。

正直な話、全部ちゃんと使用した上での評価では無いです。
というのも、使用してみるということ自体が難しく…
そもそもどう使用するかもパッと分からないレベルのカードが多いので、ちゃんとした評価は今後の治療によって変動していくと思います。

以下それぞれのランク分けのおおまかな基準です。
Sランク:Aランクの中でも環境レベルのもの。
Aランク:そのカード独自の強力な使い道が存在している。
Bランク:使い道が明確になっていて、現代でもある程度役に立てる。
Cランク:扱い方は割と明確であるが、力不足感がいなめない、
Dランク:現代での扱い方が不明確、単純な力不足。
Eランク:まともに扱うことすら難易度が高い。

以下にモンスターごとの所感を少しづつ埋めていきます。
(6/23 Dランクモンスターについて記載しました。)

Sランクモンスター所感


このカードが手札にあることこそ幸せと言います

MD最新のスピリットにして、最強のスピリット幸魂。
効果は皆さんご存じの通り、手札から見せてスピリットを召喚する。最強

リリースされたときに墓地のスピリットを回収するという何気にやばい効果もついており、これら両方の効果は自身も対象。

ランク4を出すことが重要なテーマでは増Gをすりぬけてレベル4を出せるという点で評価され出張採用が現在進行形でなされています。

スピリットを救うために生まれたと思いきや結局出張でこいつだけ使われてるだけやんけ!そんな印象を持っている人もなかにはいるかもしれませんが
このカードは正真正銘スピリットのために登場した完璧なカードです。

まず実質的な召喚権の追加、見せるだけでいいので手札に保持し続けることで永続的な二重召喚とすることができますし、スピリットであることを生かして様々なサーチで引き込むことができます。

簡単に召喚権を残してスピリットを出す事ができるため、召喚権を重要とするテーマとスピリットの共存に可能性が生まれました。

さらに上級スピリットモンスターもこのカードの登場により覚醒。召喚と墓地回収効果を幸魂自身に使用することで、毎ターン召喚権を使用せずにアドバンス召喚の生贄を用意することができます。

スピリットの強みである使いまわし、それをうまくいかせなかった上級スピリットも幸魂がいるだけで毎ターン使用するという祈願が叶うのです。

さらに光属性レベル4ということで、レベル6の闇と完全体カオスアンヘルが出せます。

まさに不可能を可能にするカード、これがいなければスピリットデッキという概念自体揺らぎっぱなしだったでしょう。文句なしの頂点です。

2.荒魂

スピリットである意味は、荒魂に帰着する。

スピリットをサーチすることができるそれだけのモンスター。
それだけでS相当が妥当でしょう。

何を隠そう幸魂のおかげでこの地位にたどり着いています。というかほとんどのスピリットは幸魂のおかげで1ランク上にいったようなものなんですけど、こいつは多分他とは格が違う進化を遂げています。

コチラも皆さんご存じの通り幸魂と一緒に出張されランク4を特殊召喚1回で展開することができる長所を生かし暴れまくっています。幸魂が出たからそういうことができるのであって、本当はこいつがヤバいわけではないのですが、やばいカードをサーチできるカードもやばいんです。

出張ではただランク4生成キットでしかありませんが、スピリットデッキでは適材適所を見極める監督のような立場にいます。

優秀なスピリットは一枚で状況を変化させる能力を持っていますが、相手のデッキによっては腐ったりしがちです。
そんなカードを大量に採用すると事故頻発、負け量産第一工場です。

そこで荒魂というインフラを取り入れることを考えましょう。
スピリットは基本一枚ずつの採用とし、荒魂を全力投入。
相手のデッキを見てから荒魂を投げることで適格なアドバンテージの獲得につなげられます。

これまではそんなことをしても召喚権が足りずどうもならない!ってなってたんですが、幸魂が出たのでそんなことどうでもよくなりました。

荒魂のみ→幸魂サーチしてランク4展開
荒魂+幸魂→お好きなスピリットサーチして幸魂で召喚
荒魂+スピリットなにか→幸魂サーチして展開、次のターンに幸魂が残る。

幸魂+スピリットという手札ではその手札にあるモンスターしか出す事ができませんが、荒魂であればここまで幅が広がります。
幸魂様様ではありますが、荒魂もスピリットにとって超重要なのです。
なによりこのカードがいるからスピリットという属性を持つ意味が大きくなっているのですから。殿堂入り。

余談ですがターン1がないので、幸魂荒魂荒魂みたいな手札だと2枚サーチからランク4出す大上振れかまします。なきさけべ!!!

Aランクモンスター所感

1.天岩戸

顔に見えるのよくよく考えたらすごいよね

このカードに泣かされた人は多いことでしょう。
スピリット以外のモンスター効果の発動を封じる効果を持っています。

ですが、スピリットには定時退社効果があるのでなにかで工夫しないと相手ターンでの妨害には使えません。

ですがこのカードを場に残す手段というのが実は大量にあります。
・効果の発動ができない制約状態になる。
・発動した効果を無効にするカードを使用する。
・そのターン中だけ効果を無効にするカードを使用する。
・召喚条件を無視して特殊召喚する。
・このターンに召喚・リバースしたという情報を消す。
・(相手ターンに召喚・リバースする)

場に残しさえすれば1900打点以上を効果に頼らず展開したり、魔法罠での対応を行わない限り倒されません。
また、定時退社は召喚、リバースしたそのターン中にしか発動しないので、一度残せばずっと居座ります。
悪夢かよ

実際このカードはMDで制限指定にされるほどのカードではあります。
じゃあSじゃないのはなぜか

このカードは強いには強いのですが、このカードを置きつつ何かをする、ということがそこまで得意ではないです。
幸魂が追加された今でもあんまり変わらない。

このカードを突破されたら終わりという盤面ではさすがに環境では力不足なのですが、こいつを盤面に維持させること、こいつ以外になにか妨害を立てること、そもそもこいつを持ってくること。全てを満たそうとすると結構骨が折れるんですよね。

得意ではないというだけでやれはするのですが、そこまでしようとすると
同様の制圧効果を持つパキケファロの方が使いやすいという結論にいたることもしばしば。
スピリットには効果無効が効きませんが、こいつと同時にスピリットを使うというのもあまり…

いうならば不器用大富豪、そんな感じなのでA最上位としています。

3.和魂

表情が見づらいんよ

魂シリーズの一角、他はSランクですが、こいつはそこまででもないかな…
でもA上位に置けるぐらい優秀なんです。

効果は召喚したターンにスピリットをもう一度召喚できるというものと
墓地へ送られたときに場にスピリットがいれば1ドローするというもの。
(なんとドローはターン1なし)

それ、幸魂で良くね?と思わず言いたくなった皆さん。
半分正解です。大抵の場合幸魂でいいです。

ですがこのカードは幸魂とは異なる召喚の追加、重複させられます。
幸魂程柔軟には動けませんが、ランク4を作りたければ素引きの幸魂と同等の動きができますし、上級スピリットの展開につなげたら1ドローできるのもGood、4枚目の幸魂としての活躍が見込めます。

既に幸魂を持っているときに荒魂を出した時のサーチ先としても優秀ですし、手札コストとして切っても墓地効果が使えるのでなにかと腐ることが少ないです。

痒いところに手が届くカードというより、なにかと持っていた方がいい折り畳み傘みたいな立ち位置のカードです。
無理やり入れるほどじゃない。


3.刀皇-都牟羽沓薙

遊戯王で一番かっこいいカードです。全人類そう思ってる

最強のスピリットモンスターです。
書くことが無限にある。

まずスピリット共通効果以外の部分をおさらいすると
・最上級モンスターだけど、通常召喚したモンスター1体の生贄で出せる。
・出た時に相手に相手の盤面のカードを好きなだけ墓地に送らせ、その枚数分お互いにドローする。
・エンドフェイズに手札とEXデッキにあるカード以外を全てデッキに戻す。

あの禁止カード、ファイバーポッドをこえるリセット効果を持つ最高に豪快なモンスターですが、世間の評価は割と控え目。
おそらくエンド時に盤面をがら空きにすると、相手が自由に動けてしまうからでしょう。

実際その点がこのカードにおける最大の欠点であり、これが発端となりクソカードと感じている人もいるのか、私の動画で患者を募集した際もこのカードの名前が出てきたことを覚えています。

ですが、工夫次第でいくらでも化けさせることができるのがこのカードです。
・相手の手札、盤面にカードが少ない状況で出す。
・自分の場に効果を受けないモンスターを用意する。
・相手のターンに出す。
・次の相手ターン中まで残存する妨害効果を使用する。
・大量の手札誘発を抱えておく
あくまで一例ですがこんな感じ。

当たり前ですが、こういったリセット効果はいまよりも状況が良くなるというタイミングで出すから強いので、そうでないときは出さなくていいです。

そんな状況によっては腐るカードデッキに入れていいの?と思うかもしれませんが、イゾルデのサーチ対象である戦士族であるため、そこの枠にあてておけばそこまで問題にはならないでしょう。

先ほど挙げた例の中でも相手ターン中に出すというのは事前準備が必要でありはするものの特に強力で、効果さえ通ってしまえば相手がどんなに強力な盤面を作ったところでエンド時には消え去ります。相手ターンに出すのであればイゾルデの制約も気にならないし、イゾルデとイゾルデの効果で出したモンスターがそのまま生贄として成立します。

つまり戦士族×2と相手ターンに召喚ができるようになる魔法罠が揃えばこのコンボが成立し、相手の頑張りを虚無にできます。
イゾルデリナルドの展開で燃え竹光でも発動させておけば返しのターンのバトルフェイズ前の展開はつぶせますし、より通しやすくなるでしょう。

要求値は高いですが、メインフェイズ1とバトルフェイズをスキップする効果と合わせれば、相手になにもさせないでがら空きの場を明け渡してもらうこともできます。

あとは腐っても3000打点、無限抱擁などで止められると定時退社しなくなるので割と頼りになる。

墓地にいったカードの再利用としても時には活用ができるというのも忘れないようにした方がいいですね。

あんまり書きすぎると止まらないのでここまで。このカード主体の動画とか作ってもいいかもですね。
デメリットが目立つカードではありますが、1枚での状況変化量は遊戯王の中でも最大と言えるのではないでしょうか、くれぐれも雑に使わないように。

4.木花咲弥

オリカみたいなこと書いてある。かわいい

スピリット界の常備薬、サクヤさんです。
基本的に召喚しかできないスピリットの中で異質も異質
特殊召喚モンスターです。

スピリットが場にいれば出せるという緩すぎる効果
墓地のサクヤを除外するとスピリット一体に残業をさせることができる効果

スピリットの問題点になりがちだった展開力と定時退社問題に対して1枚で解決の糸口を見出せてしまうのです。

まあスピリットは使いまわしてなんぼ、というタイプも多いですし、ただ盤面にカードを増やしたところでなにか凄いことができるかというとそうではないのですが、これ一枚でスピリットデッキでできることが大幅に増えているのは言うまでもないでしょう。

特にリンク展開やランク3展開に使用することが多いです。
素引きしてしまったSRタケトンボーグと幸魂、サクヤが手札にある状況で強引にランク3、因幡之白兎と合わせてランク3なんてこともできます。
それ以外は無難にリンク召喚につなげておけばヨシ。

なにかと無茶ができるようになるカードですね。デッキの方針に応じて採用しましょう。

5.偉大天狗

この貫禄…ただものではない…

幸魂によって出世したモンスターランキング第一位
グレート・テングさんです。

効果は単純、ダメージを与えたら次の相手バトルフェイズは消え去ります。

バトルフェイズスキップ及び、バトルフェイズを行えなくする効果は現状両手で数えられる程度しか存在しません。
その中で永続的にスキップができるカード、使いまわしに長けているカードはこの偉大天狗と地縛神チャクチャルアぐらいでしょう。

イゾルデから簡単にアクセスできる燃え竹光でメインフェイズ1をスキップできれば、バトルフェイズがスキップされる分メインフェイズ2にも入ることができず、ドローするぐらいしかやれることがなくなります。

つまりこのカードは実質的な特殊勝利ともいえる状況を作り出すことができるのです。

しかし、上級スピリットを使いまわすには毎ターン生贄を確保することが必要不可欠で、そのうえでダメージを通す必要があります。

ですが幸魂さえいればその問題は解決。ダメージを通すのも燃え竹光の発動の際に併用する妖刀竹光を使えば直接攻撃付与ができるので余裕です。

要求値は決して低いわけではありませんが、あまりにも強引に勝利へと持っていくことができる点はランクBで収まっていい器ではないでしょう。

まあ先行一ターン目からスキップをするなんていうとんでも行動はできませんがね…
あとはサーチが難しいのが難点でしょうか。荒魂以外にも良いサーチがあったらSまで届く可能性すらあったかもですね。

6.大和神

大和要素どこだよ

これまた異端な特殊召喚モンスターです。
サクヤほどポンっと出せるカードではありませんが、盤面0でも出せたりします。

その召喚条件は墓地のスピリットを除外すること。
定時退社するスピリットは墓地に生きづらいというのが昔の鉄則かもしれませんが、今は幸魂からめてランク4とか立てたりするので普通に墓地にスピリットがたまります。

そしてレベル6の闇属性。幸魂と合わせると完全体アンヘルが出ます。
スピリット主体のデッキでアンヘルでちゃうのすごすぎ。

そもそも打点が2200もあるうえ、おまけのようについた魔法罠除去効果もバカになりません。

極めつけは戦士族であるため、イゾルデのサーチ先にも素材にもなれます。
イゾルデとスピリットはずっ友にもほどがあるぐらい重要な関係性を持っているのでこの点はあまりにも重要です。

あるいは幸魂がないときの上級スピリットの生贄役にもなります。

かなり器用に立ち回れるモンスターではありますが、事前準備が思ったより面倒な点は否めないので三枚は採用しなくてもいいかもって枠ですが、今のスピリットにはとにかくマッチしているので是非とも使ってほしい。

7.阿修羅

修(す)

全体攻撃ができるスピリット、攻撃力も低くありません。

単体で全体攻撃効果を使える下級モンスターは
他にジュラック・モノロフぐらいしか存在しないという実は個性がしっかりしたモンスターなのです。
EXから出せるモンスターは割といますが、汎用的なものはほとんどいないです。

スピリットにしては珍しく種族と属性の噛み合いが良いので、多くのサポートを受けることができる点も素晴らしいです。

デカブツから殴り始め、そこでオネストを投げることで雑に大ダメージを与えることが可能。というかサイコブレイドとかで2000UPさせるだけでも盤面の壊滅から大打撃となるダメージを与えることもできるでしょう。

相手の場にモンスターがならんでなければいけないという点はありますが、現代遊戯王では的を用意する手段も増えてきました。

つまり、競合相手はそこまで増えず。自分に合った戦術を実現するのに便利なカードは増えたという初期スピリットの中でもかなり幸運なカードなのです。

イゾルデ採用のスピリットデッキではとりあえずサイコブレイドとこいつをピンで入れておいて、突然の死を演出することも可能。
レベル4なので幸魂がいればランク4にはなれますから腐ることもそこまで多くない。

実は過去の世界大会で優勝のきっかけにもなったことがあったとか。
知れば知るほど強いね君は…

しいて言えばスピリットである必要性は本当にないカードではあります。
使いまわしたいわけでもないし、特殊召喚できるにこしたことはない。
まあ荒魂でサーチできるだけありがたいと思っておこうか。

Bランクモンスター所感

1.砂塵の悪霊

元ネタ is 何?

スピリットで唯一?元ネタが不明確なカード。
私は砂かけババアだと本気で思ってる。

こちらも幸魂によって出世を遂げたカードではあるのですが、時代の逆風もかなり受けているカードです。

効果は自分以外ブラックホールと同じ。サンダーボルトが複数積める今の環境だとやや見劣りするほか、破壊耐性持ちもかなり増えてきました。

破壊耐性持ちの打点はだいたい2000後半あたりあるのでこいつだけでの突破は厳しいものがあります。

しかし破壊耐性持ちが少ないデッキ相手であれば毎ターン投げまくることで相手のリソースを枯らすこともできるでしょう。こちらも燃え竹光を使ってバトル前の展開を押さえておけば効果的ですね。

一応偉い点としてアンデット族なのでアンデッドワールドのアドバンス禁止効果をすり抜けられます。そんな状況になったことはないですが、わりかしなくはない状況かと。

2.キュウドウ魂_ HAN-SHI

こいつだけ登場が遅い

急に現れた謎のペンデュラムスピリットモンスターシリーズの一角

Pスピリットモンスターには以下の共通点があります。
・スケールに置くと、P召喚時に手札に戻る
・特殊召喚ができない基礎疾患がない。
・攻撃力2400/守備力1000なので帝スタッツ
・レベル5
・召喚成功時に縦列に関する効果が使える。

あまりにも情報量が多い。それでいて特段強かったり弱かったりするわけでもない、それがPスピリットモンスターです。

HAN-SHIくんはその中でも上級帝スタッツをサーチする効果を持っています。だからなんだよって気持ちにもなるのですが…サーチは偉大、なにかできたりするでしょう。

特殊召喚ができる戦士族、高スケールになれるという点でスピリットとしてはだいぶ上澄みになるので評価で言うとBにはなります。
現にヴァリアンツではPスケールとしてPスピリットが採用されてたり…

他のやつらもだいたい同じような理由で同じような評価をしています。
スモウとってるやつだけヴァリアンツに採用できないので低いです。

3.ケンドウ魂 KAI-DEN

なんか野球感がすごいんだよな

Pスピリットはあまり話すことがありません。なぜならスケールと召喚時効果ぐらいしか違いがなく、スケールに関してはBランクは全員9とほとんど差がないためです。

こいつは召喚時にPゾーンのカードと同じ列の相手カードを全て墓地に送る効果を持っています。
破壊って書いてないのがすこぶる偉いですが、相手依存です。

おとなしくヴァリアンツで上スケールとして使用するのが吉

4.河伯

ひげいっぱい生えてるカードはつよいぜ

比較的新しいスピリット、あくまで比較的です。
召喚時に相手モンスターを対象に取り、スピリット化させ、エンド時にそいつも帰宅させる恐ろしいカードです。

といってもスピリット化という部分はあんまり関係ないです。
八咫烏の骸が少し強くなるぐらい。

バウンスがメインなので、グランモールやカグヤに近いモンスターとして運用するカードになります。

グランモールと異なり、攻撃するモンスター以外をバウンスでき、カグヤと異なり送り付け戦術と併用しなくても問題なく使用できます。バウンスが遅いという欠点こそあれど、純粋に強力な効果ではあるのでなかなかやれる子。

昔懐かし転移スピリットに入れ、河伯をメイン2に転移させる場合
・河伯でバウンスする1枚
・河伯が殴る1枚
・河伯と入れ替わる1枚
合計3枚の除去が可能です。河伯は手札に戻るので転移1枚だけの損失で済む

あとは水属性水属というサポートを受けやすい種族属性の組み合わせであることも多少プラスに働いてくると思います。

5.カラテ魂 KURO-OBI

その見た目で戦士族は無理がある。

Pスピリットは話すことがない(2回目)
魔法罠カードに限定されるものの、Pゾーン両方にカードがあれば両端を除去できるのがケンドウに比べた強みですね。

モンスターも墓地に送れるケンドウの方が流石に強そうですが、P召喚がはやっているタイミングなどではこちらの方がいい場合もあるかも。
あとはスネークアイなどの貼り付け効果と相性がよかったりしそうですが、そもそもこいつを召喚するタイミングとかあんまないですから…

6.金華猫

実はスピリット唯一のレベル1

かつて名を知らしめた程の実力者、金華猫さんです。
レベル1を蘇生する効果を持っているため、単純にX召喚しろっていうことですね。
ランク1展開の代名詞レベルだったためか遊戯王wikiではランク1デッキの名称が【金華猫】になっています。

蘇生したカードの効果はそのまま使えるのがGood
単純なランク1作成にとどまらないのは凄くいいところです。
ですがこのカードを使ってランク1を作ったらもうこいつは手札に戻らないわけで、スピリットである意味は薄いです。

今時ランク1なんて他のカードでも簡単に作れますし、ランク1自体があまり使われていないのが現状。全盛期程の強さはないでしょう。でもLLとかには割と採用できなくはなかったりとちゃんと使い道はあります。

余談ですがこいつは中国の妖怪です。

7.因幡の白兎

もう君は退院だよ、おめでとう。

おまたせしました。因幡之白兎です。

私の動画を見てくださっている方々であれば、この位置にいることは何も不自然に思わなかったかもしれませんが、そうでない方もいるかもしれません。ちょっとしっかり解説書いておきます。

効果は直接攻撃しかできず、モンスターがいても直接攻撃になるというもの。攻撃力700と、毎ターン使いまわそうにも10ターン以上かけなければライフ8000なんて削り切れません。

毎ターン直接攻撃が可能という個性も、スカイオニヒトクイエイというライバルにかなり劣っています。

ですがスピリット同様に使いまわしが得意な竹光カードで、装備モンスターが直接攻撃した時に相手モンスターを全破壊できる真刀竹光の登場により3ターン連続で相手を破壊しつくすかなり優秀なコンボが開拓できました。

メイン2での効果使用が必須であるため、バトルフェイズ中には一時的除外が入ってしまうスカイオニヒトクイエイにはまねできない芸当です。

砂塵の悪霊とやや役割が被っている面もあるかもしれませんが、こちらは回数制限ありかつバトルフェイズのみだけど準備が楽。悪霊は生贄の用意が必要なものの、幸魂があれば回数の制限などもなく、メインフェイズ中に破壊が行えます。

意外と様々な面でそれぞれの長所短所はみえてくるので適材適所を考えて使うとよいと思います。

地味に偉いのは数少ないレベル3スピリットであり、サクヤさんとランク3になれる点。なんでスピリットってレベル4ばっかなんでしょうね。

8.八俣大蛇

左上のおくちあんぐり具合好き

最上級スピリットが1つ、山田さんです。なぜか守備が高い。

上級スピリットの効果時点で、半ば禁止カード級の効果をしていたので
最上級はその上を行きます。

山田さんは戦闘ダメージを与えると手札が五枚になるように補充するというポケカみたいな効果をしています。かみつおろち

幸魂が出たとは言え、生贄2枚が必要な分いまだに出すのが難しい。
と思いきや、クシャトリラバースの登場により、生贄が不要になりました。

それでもロマンの域を出ないとは思いますが、こんなにもわかりやすい利用方法があるので患者レベルからは軽く抜けていると考えています。

使ってみるとわかるのですが、最大5枚ドローできるこのカードでも、毎回そんなドローできるとは限らないです。スピリットやクシャトリラに寄せたデッキだとモンスターが手札に余っちゃうんですよね。

無駄に高い守備力とかそういう点も含め、ポテンシャル全てを使い切るのが難しいカードです。

9.火之迦具土

イラストが古い海外の絵本

刀皇が出るまでスピリット最大のレベルを持っていたカードです。
なぜかこいつも守備力が高い。

八俣大蛇と同様にこいつもバカみたいな効果してます。
相手の次のドロー前に全ハンデス。おばか

昨今は墓地リソースとして強いカードも出ましたし、1枚からでも動けたりするのでこの効果を通したから勝ちが決定するわけではないですが、立て直す方が難しいのは間違いないでしょう。

こいつはレベル7じゃないのでクシャトリラバースには非対応です。対応してたら禁止になってたかも…? そうでもないか…

というわけでズルができないからちゃんと生贄を用意する必要があるのですが、その生贄と召喚権があればリンク召喚とか色々できるわけで、わざわざ全ハンデスしなくても勝利できることはしばしばあります。

何より忘れちゃいけないのは、ただハンデスができても、相手の盤面をしっかり返せなきゃ殴り返されること。除去にリソースを使うとこいつに召喚権や生贄が残らなかったりするでしょうね。

じゃあ使い道ないか?と言われると全くそんなことはなく、墓地利用はそこまでしないけど、手札消費をかなり抑えられる相手などに対しては一枚でゲームを終わらせることもできるでしょうし。
相手の主要モンスターを除去できたけど決定づけるほどの打点がないときに相手の逆転の目をできるだけ減らしたりという使い方はできます。

個人的には1枚だけ採用して、荒魂から持ってくる候補にしておくのは割とありってレベルですね。その分事故対応用のカードも欲しいところ。

あとは偉大天狗によるフェイズスキップ戦術がある種ライバルになってしまうかもしれません。どちらもコンボや効果さえ通れば勝ちがものすごく近づくというようなものなので、そこは考慮してデッキ組むといいでしょう。

Cランクモンスター所感

今後記載予定です

Dランクモンスター所感

1.リチュア・エミリア

なぜかスピリットになっちゃったシリーズNo.1

リチュアでありながらスピリット!
超異質な存在ですが、あともう一枚います。なぜ

正直言ってリチュアは専門外、今回の評価ではかなり扱いに迷いました。
よくよく考えるとカテゴリに所属しているというだけでサポート受けられたりとメリットはあるので、その点は純粋にプラスだとは思います。

その効果は罠カードの効果をターン中に無効にするというもの
発動条件に別のリチュアを要求しますが、現代で強化も受けたリチュアであれば召喚権を残して展開もある程度できるでしょう。運用難易度はそこまで高くなさそうです。

ですが、罠をそのターンだけ無効にするという効果を使うぐらいなら破壊とかをした方が確実(場合にもよりますが)
Cの連中に比べたら弱いですが、Dの連中の中ではマシな部類という形でこの位置です。


2.軍荼利

イラストはスピリットの中でもかなり好き

シンクロモンスター限定かつ特殊召喚ができないグランモール。
それが、軍荼利です。

今は特別シンクロモンスターが強い時代では無いですし、当日制限だったグランモールはもう野に放たれたうえで使われてません。
単純な除去を行うためのモンスター採用をしなくとも、リンクでなんとかできたりしますからね。

ステータスも低く、守備200の恩恵は受けられますが
特殊召喚不可なので爆発とかには非対応です。

とはいえ炎属性炎族は今熱いですからなんとかなる気がしています。


3.雷帝神

レベル4にして攻撃力2000、ただし戦闘ダメージは半減それがスサノオ

要するにこいつも相手モンスターの除去に使えよというお達しなのでしょう。

しかし今どき攻撃力2000未満のモンスターが単純な形で場に残ることは少ないですし、そもそもデメリットを持たないレベル4通常モンスターでも攻撃力2000は出せます。

通常モンスターに負けてる時点で、デメリットを生かしたような用法を求められます。守備はほぼ行かせないでしょうし。なかなか難儀ですね。

4.伊弉波

イザナミ だ

墓地のスピリットを手札を犠牲にして回収出来るスピリット、それが
イザナミ だ

まあお察しの通り荒魂のほぼ下位互換です。
コストも要るわ、墓地からだわ、ディスアドの権化か

そもそもスピリットはその性質上そんなに墓地にいきません。幸魂と荒魂はよく墓地にいきますけどね。
まあそいつらは3枚採用が基本ですから荒魂のサーチで事足ります。

荒魂の4枚目としての採用を考えようにも
単体初動として使える荒魂とは天と地の差すぎますから力不足です。

もう種族属性まで見てなにかするレベルじゃないときつそうですね。

5.不死之炎鳥

遠くから見れば神々しい

炎鳥(トリ)
ダメージ分だけライフ回復という単純なカード。

効果を生かすためには攻撃力を高めることが考えられますが
スピリットの帰宅効果とまるで噛み合わないです。

全く同じ効果を持っているモンスターはそこまでいないので、競合は考えなくていい…と思いきや、Link2のセベクの魔導士のリンク先にいると同様の効果を持つことができます。

つまり召喚権を使ったところで帰宅するこいつを使うより、適当なモンスターに同じ効果を付与してやった方が100倍いいわけです。

ですがこんなカードにも担当医がいるっぽいんですよね、詳しい研究内容はまだみていませんが、私の方でも研究を進めたらなにかにたどり着くかもしれません。

6.夜叉

バッサリいくぞって感じの顔

相手の魔法罠一枚をバウンスできる夜叉君

その性能は登場当時ではそこまで悪くなかったとか、実際攻撃力がうりのスサノオくんに比べ100低いだけって考えたらまあ優秀ですよね。

ですが今回のランク付けではスサノオ君より低いです。
その理由は、個性が薄いから

現代の遊戯王に夜叉が通じるかと言われたらそうではないですから、なにかしら夜叉が輝けるような場所を用意するっていうのが治療なわけなのに
この夜叉くんは相手のカードをバウンスするという工夫を凝らしづらい個性しかないのです。

自分の魔法罠回収できたらAランクに置く未来すらあったのに、惜しいったらありゃしない。

これどうやって治療すればいいんだろ…

7.氷結界の神精霊

つよそうな顔、つよそうな名前、よわい

スピリットにして氷結界、唯一の存在です。
リチュア勢と同様にしっかり所属カテゴリのカードを要求してきます。
氷結界のカードを要求するんだから強くあってほしいですね。

そんな期待をとんでもない勢いで裏切るのがこのカードです。
効果は氷結界がいれば自分ではなく相手のモンスターを定時退社させるというもの。

お察しの方もいると思いますが、ほとんど河伯でいいです。
あの河童と違って盤面に残ることこそできますが、攻撃力1600ごときが残るぐらいなら使いまわせた方がいいです。

氷結界は詳しくないのですが、このカードの研究のため軽く効果だけ見ました。こいつと相性が良いと確信できるカードは一切存在せず…

氷結界とスピリット、両方の恩恵を受けられるという分なにかしら可能性があるかもしれませんが、今のところ何も思いつきません。
Dに置いていますが、ほぼEと大差がないそんなカードです。

9.リチュア・ナタリア

刺さる人には刺さりそうな癖属性持ってますね

なぜリチュアはスピリットが2枚もいるんでしょうか
リチュア担当医にまわしたい

イザナミさんに少し近い効果で、墓地のリチュアをデッキトップに戻します。
リチュアは儀式テーマであるため、必要カードの収集には長けており、1ターンかかってしまうような再利用効果はお呼びではないでしょう。

デッキトップと言えば真実の名を使った神を呼び出すコンボがありますが、何かデッキトップ固定効果持ちの治療全てをそれで終えてしまうのも何か違う気がしてるんですよね。

まあ、、結果真実の名とのコンボを動画で紹介することになったらそういうことだと思ってください…
まあ神を出すことにちゃんとした理由を見出さない限りそういった動画にはならないと思いますが。


Eランクモンスター所感

1.羅刹

弱いと書くだけなのにこれだけの文字数?

効果は↓こんなの
1. 召喚、リバース時に羅刹以外のスピリットを手札から見せる
2. 相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象とする
3. その攻撃表示モンスターを手札に戻す
非情に面倒かつやや限定的な効果であるにもかかわらず
この効果を発動"する"ターンは  "モンスターの特殊召喚ができません”

そもそも特殊召喚ができないスピリット主体のデッキならあまり気にしなくていいのでは?と思うかもしれませんが
このカードを召喚した時点で、召喚権は0、特殊召喚も不可。モンスターを用いた展開はもう絶望的です。

守備力の高いステータスから、リバース時に効果を使うことを想定されているかもしれませんが、ペンギンソルジャーであれば2枚までバウンスできますし制約もつきません。

そもそも同じスピリットに河伯という制約もつかなければ発動条件も、限定的な対象指定もなく相手をバウンスできるカードがいます。(河伯の場合、バウンスがエンドフェイズではあるが)

どこまでもマイナス方面に突っ走っているということからEランクが妥当。
ただ、効果自体はメリットを感じられるのでEでは最上位です。

2.磨破羅魏


名前ようわからん

召喚、リバースすると、次のドローフェイズ前にデッキトップを確認して一番下に送れるようになるカードです。
…それだけ

単純に考えて次のターンのドロー枚数を2枚にできるスロワースワローのような効果にまるで勝てている点がなく、デッキトップを確認した後すぐにドローが行われるため、真実の名のようなデッキトップを当てるカードとも組み合わせられません。
一応毎ターン使えますが、こんなカードを出して毎ターンなんて悠長なことを言っていられるでしょうか、次のドローフェイズまで生き残れるかすら疑問です。

ただ、ドローフェイズ前に処理を挟むことができるのはかなり珍しく、それならではの個性が見いだせれば使い道にはなると思います。
アイデア自体はすでにあるのですが、現実的かつ実用的なレベルに落とし込むところまでいけるかは微妙。

3.霊魂鳥 - 伝鳩

帰宅部 部長

スピリットを手札に戻す。
なぜそんなことをする必要があるのだろうか
スピリットは手札に帰る。
そんなこと当たり前なのに。

おそらく儀式の霊魂鳥による召喚条件を無視して特殊召喚した、帰宅しないスピリットを手札に戻す。という役割が公式想定かと思われます。
(動画にもそんな感じのコメントありましたね)

ですが、儀式霊魂鳥は基本的に帰宅しない方が強い天岩戸を出しますし
別のモンスターを出すにしても、わざわざ場から手札に戻すのに召喚権を使うのはばかげています。

使いまわしたかったスピリットが《無限泡影》で無効になり戻らなくなった!なんて時に扱おうにも、召喚権が残っていないことが普通ですし
《A・ジェネクスバードマン》や《BFー精鋭のゼピュロス》を使う方が明らかに楽で強いです。

もちろんこのカードもスピリット故に使いませますが、上記のようなレアケースに何度も遭遇してたまるか。

余談ですが、彼の効果は起動効果なので相手ターンはただの帰宅効果持ちです。それなのに守備の方が高い。
9期にこんな虚無が生まれているとは…

4.竜宮之姫

光、魔法使い..???

現存するスピリットの中でもっとも重症なのはこのカードだと感じています。
効果は相手の表側表示モンスターの表示形式を変えるだけ。
効果としては貧弱もいいところですが、このカードの驚くべき点はその攻守にあります。

ATK 0 / DEF 100
…なんで?

裏守備で置いて相手の攻撃のけん制にするという使い方ができそうではありますが、どう考えても戦闘破壊されるこの能力値ではスピリットの基本である使いまわしは当然不可。

自分ターン中に召喚し、相手の弱い守備力を攻めようにもこのカード自体の攻撃力が0なのでなにもできず、返しのターンでまた表示形式をすっと戻されるだけ。

サンドバッグとして相手に送り付けるのであればこのカードである必要性は皆無。リバースモンスターの起動役にしようにも、相手の表側表示しか選べないので無理。
これ入れるなら《地割れ》でも入れたほうがよほどいいです。


今後の動画投稿について

月に1~2本のペースでも1年程度かかる計算になる本シリーズ
スピリット以外の患者にも手を出したくはなってしまうでしょうし、
そもそも治療案が思いつかず数カ月…なんてこともあるでしょう。

スピリット全部救う、というタイトルにしてる以上
超重症患者だろうと、しっかりと向き合う必要があると思いますが
投稿ペースの維持などを優先し、諦めるときはきっぱりとあきらめることにはなると思います。

ただしその場合はなぜ治療が無理なのか、を説明するような動画を作成することになると思います。
そういった事態になるのが一番悲しいので、最終的には素材運用などまで視野に入れて考えることになりそうです。

また、スピリットはその共通効果から、同じような運用法や同じようなデッキ構成にたどり着くこともしばしばあるでしょう。特に竹光との相性は以前別の動画でも語りましたが、本シリーズでもたびたびでてきます。

あくまで私の目的はスピリット全員に使い道を見出すこと、そのためにはデッキの多様性などは二の次ではあるべきですが、
動画投稿者という立場も考え、できる限り様々な治療法を模索すべきでもあると考えています。

こういった点は皆さんの声を参考に少しづつ調整していこうと思いますので、なにか思うことがあればお気軽にコメントしていただければと思います。


あまり裏事情を語りすぎるのもよくないのでこの辺で…

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