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【自殺対策強化月間につきまして】


自殺対策強化月間の3月です。
駅構内など、公的な場所でこの文字が見かけられますよ^^
今日は自殺について考えます。


自殺対策強化月間

厚生労働省が設定している、自殺に関する知識やそれを防止する意識づくりを広める期間です。
3月と9月の年2回、このような普及啓発の機会を設けているようですね。

厚生労働省



生きたいから死にたい
でも言えない

ワタシは現在、はたらく人のカウンセリングをしていますが「死にたい」「消えたい」という相談を度々いただきます。
その都度感じるのは、相談者の「生きたい」という願い。
生きたくて生きたくて仕方ないのだけど、目の前の問題がどうにもならなくて先が見えないというパワーを感じます。

自分の命を投げ出すことがタブーである
…と、いう理(ことわり)をわかっているからこそ、死んではいけないと思うし、死にたい気持ちを人に言ってはいけないと考えているのではないかと思います。


「死にたい」意思表示に困ったら

「死にたい」なんて誰かに言われたら、誰でも驚きますよね。
ただ、その言葉を言えたのは、相手のことを「この人なら話せるかも」と、思えたからでもあります。

もし、自分が誰かにそう言われたら、焦らず本人の気持ちに耳を傾けてみてください。
慌てず、本人が言いたいことを聞いてみます。
すると、本人の想いがほろほろと語られるようになると思います。
それがとても大切。まずは聞けるだけで大成功。
ゲートキーパーの力はこの部分に発揮されるんだろうなと思っています。

次にやることは、相談をもらった自分も一人で抱えないこと。
周囲の人や専門職と相談しながら対処を考える、本人を医療機関受診にいざなうなど、一人で何もかも解決しようとしないことが大切ですね。


地域の活動で得られる未来

自殺の取り組みとして、最後に地域の話題を取り上げてみます。
20年弱も自殺率トップだった秋田県が地域の取り組みを強化し、現状を変えたというお話です。

死のうと考えた経験を持つ人が相談員となり、相談者の想いを受け止める試みのようですね。
一人ひとり丁寧に対応するため、時間もかかりますし人手も必要ですが、このようなこまやかな取り組みが状況の改善に寄与したのだと感じました。

国の指針も去ることながら、身近な地域で支えることも欠かせないものですね。

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